山崎 万里子

JTBさんの人的資本経営の実践論かと思いきや、社員旅行、報奨旅行、合宿などのサービスでみえてきた各社従業員インサイトに着想を得た、HRサービスというJTBの新規事業でした。読むと納得の既存事業との繋がりですが、やろうと言い出した人も決断した経営者もイノベーター気質満載ですね。 旅行業界厳しかった時期も長い、そこからの着想と思うと知の結晶。

地球上の人類が°日本の°アパレルブランドUNIQLOに求めるニーズ（シンプルであること、機能的であること、高品質であること）を捉え、ウォンツに適う分かりやすい日常着で開発し、手が届く価格で提供していること。 戦う場所は日常着に絞り、戦わない場所もきめている。 戦略とマーケティングの教科書のような会社だけど、ターゲットが地球上の人類であることがド級。そしてやりつつある。やり抜く力もド級。 よく練られた戦、戦う力。

スペースXの本社はてっきりヒューストンの近くかと思っていました。 打ち上げ拠点、法人税含めテキサスの方がスペースXにベターなのは明らか。 テキサス＝イーロンマスク色がますます強まりますが、移転のトリガーとしているCA州の子供の性自認に関する法律のどこに反論しているのか、続報を知りたい。

インバウンド需要でも日本に来たら、の一つとしてオニツカショップは観光客で混んでいます。 その辺りの購買情報も見てみたいですね。

3500人中1000人の削減ならば不採算部門の整理やバックオフィスの効率化を超えて、事業構造、収益構造にメスいれてかえるということ。 カスタマーサービス、組み立て、などあらゆる部門の省人化を図りつつ、そこにあるサービスレベル、製品クオリティは、価値は維持するためにテクノロジーを活用する、でしょうか。ビジネスとして極めて真っ当だが、社会、社員への影響は大きい。

不動産収入には元手がいるが、新ニーサのよう少ない元手で始められる非課税積立を生かし、増えたところで一括拠出型にも投資し、ロングスパ給与労働所得と不労所得の二刀流でいく。 お金の勉強を早くから始めている今の若い人、特にいまの子どもたちが成長したのちはスタンダードになりそうです。

リモートワークに気温上昇、以前のウールのドレススーツそのものの復調は難しいでしょう。 しかし代わりに新たなカテゴリが登場しました。 化繊のジャケット、セットアップ。インナーはドレスシャツやタイドアップでなく、ポロシャツ、Tシャツ。 仕事柄襟のついた上着をきてきちんと感は出したい、TPOはわきまえつつ、カジュアルに。 縮小と捉えるか新たなドレスコード、カテゴリーの台頭という方が相応しい。

斗々屋さんのコンセプトだけ聞くと意識高く所得も高い余裕がある層向けのニッチな商売に思えてしまうが、やりたいことは量り売り、無駄べらし、ゴミ減らし、地域とのつながり。いわゆる街の魚屋さんお肉屋さん果物屋さん。断言してくださることで、距離が縮まりファンがふえそうな。

リモートから出社回帰の話かと思いきや、州を越えた引越しを前提とした出社回帰でした。 引越し準備金や有休休暇の追加付与があるようですが、コールセンターでリモートワークを選択する方の多くが、子育て、家族の世話など家族を優先して自分はフレキシブルな働き方を意思的に選択しているような。 アメリカでは合法的とはいえ、日本だと当日アナウンス、回答期限72時間は道義的にできない。 法律以外の文化の違いもある。 ハレーションやむなしで熟慮の上の意思決定とは思うので続報を待ちたい。

全く問題ない。派手なネイルにアクセサリーじゃらじゃらのスタッフに丁寧な応対、掛け算でむしろ萌え。 スーパーもマクドナルドも働いている人の多様性の象徴のような場所。若いひとからおばあちゃままで、自分らしいファッションで、椅子を使ったりむりなく楽しく働いていくのが人口減局面のサステナブルな働き方。

人材としての市場価値が、経歴、実績、専門性、属性の希少性、ユニークネスで決まるとしたら母親であることは条件付きでハンデでなく、プレミアムになる可能性の方が高い。 条件付きというのは母親になる前の実績、トラックレコード、できればコントローラーの経験を積むこと。 ハイパフォーマンスであれば母であることが人材としてユニークネスとなり、そうでない場合、労働時間、急な休みなどウィークポイントが目立ち、評価が伸び悩む可能性もある。 産む前に一仕事しておく、が健やかに女性がキャリアを積むキーだと思う。