小林 義崇

FIREが流行り始めた頃にピンと来なかったのは、既に脱サラしてやりたい仕事を始めていたからかもしれません。早期退職どころか、生涯現役を望んでいました。 今の仕事が嫌で早期退職をしたいなら、億貯めるよりも転職・独立の方がハードルは相当低いと今でも思っています。 FIREのルーツとなったとされる本では、FIREではなく「4つのFI」とのキーワードが使われていました。経済的理解、経済的調和、経済的自立、経済的相互依存を意味します。 自分の人生とお金を調和させ、社会にもより良い影響を及ぼそうとする考えで、とても共感しました。

金融政策と株価の関係は理解しておくと良いですね。利下げは株価上昇につながりやすい。 長期投資をしている最中はそれほど心配しなくても良いですが、売り時を考える時にはヒントになります。

息子が3人いるため、制度拡充は純粋にありがたいです。ただ、果たしてこのまま続くのかやや不安が。児童手当のルール改正があると教育費準備の前提が崩れるので、安定的な制度運用を望みます。

僭越ながらコメントさせていただきました。 税制を考えるとやはり持ち家は優遇されています。 買うときの特例、売るときの特例を知ると、どういったスペックの家を買うか迷ったときにヒントになります。 これから買うなら省エネ基準の高さがポイントになるでしょう。将来売るときに、買い手側が税制優遇を受けられる可能性が高いので、売りやすくなるはずです。あとは築年数や床面積も気をつけたいところ。

投資マネーが流れ込み、テーマパーク化する都心…という実情を昨年バルセロナを取材して知りました。東京も近いものがあると思います。 バルセロナでは家賃高騰が著しく、地元住民が郊外に移る動きが顕著です。 バルセロナ前市長はAirbnbに規制をかけ、住民が住む権利を保護しようと試みましたが、効果は限定的。地元住民の暮らしに不可欠な商店や病院などが、観光客向けのレストランやバーになるなど、生活環境の悪化の流れは止まりそうにりません。

一億円あっても足りない人もいれば、一千万円で十分という人もいます。物価も年金も税負担や社会保険料も変わりゆくものなので、数字自体にはあまり意味がありません。 まずは収入以内で生活する姿勢を若いうちに身につける。あとは将来に向けた積立投資で徐々に負荷を上げつつ、現役時代と老後の生活水準を均していく。年金をはじめ社会保障制度への理解も大事ですよね。