ホーム
87フォロー
7336フォロワー
【直撃】数千冊を読んだ教養人だけ、入社できる「秘密のコンサル」
是枝 邦洋コーポレイトディレクション プリンシパル
>吉田さん
一応大学院まで文化人類学専攻でした。研究者に憧れたものの、結局はなれなかったのですが、、、。
さて、エスノグラフィ(Ethnography)は成果物と言って良いと思います。対象(当初は特定の民族)の生活等を記述したもの、という造語ですね。
そして、エスノグラフィを書く手法が参与観察(Participant Observation)です。通常、「観察」とは客観的な行為であるはずなのに、「参与」という客観性を失うような行為をしてしまうところに矛盾と革新がある。ということで、ともすると蒐集オタクになりがちだった人類学の地位を一気に向上させた手法ですし、重要なキーワードだと思っています。
ただ、"Participant Observation Research"だとインパクトが薄いので、"ethno"というある種魅惑的な単語が入った形にしたんじゃないかな、と思いました。何かと"Strategic"と言いたいのと同じですね。
大和ハウス、中国で巨額損 関連会社で横領の疑い
是枝 邦洋コーポレイトディレクション プリンシパル
あるあるですね。
本件が当てはまるかわかりませんが、
●日方がマジョリティなのに役員(というか董事)は中方を多めにしている(現地化の美名のもとに進めている場合が多い)
●副総経理を日本人にしているがそもそも中国語わからない。わかっても中国コミュニティには入れていない
●董事長は日本人だが、、、以下略
●海外子会社管理規定が古いまま(Jsoxブームの時になんとなく作ったまま。日本の子会社と同じ縛り)
●そもそも経営陣へのインセンティブが低すぎる(利益が出てもマジョリティを持つ日方に吸い取られるだけ)
●監査法人、顧問弁護士が日本国内では有名どころ(というだけで安心してしまう)
●現地法人のリスクコントロール部門への投資が極小(性善説。ひどい場合は現地法人トップに一任→厳しく管理するわけがない)
、、、あたりが当てはまると不正がである場合が多いですね。
正直、相当注意しておかないと分からない場合が多いです。
ただし、これは日本でも同じことだとも言えますよね。オリンパスや東芝等、枚挙にいとまがありません。
結局、中国だろうがどこだろうが、よほど信頼できる客観的な要因がない限り、カネ周りの手綱は渡してはいけないということでしょう。
NORMAL
投稿したコメント