Picks
166フォロー
33556フォロワー



【3分解説】アップルはなぜ、「自動車事業」に乗り出すのか
高宮 慎一グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー
EV時代になると自動車は、UX、ソフトウェア、ハードと統合した全体デザインがコアになり、ハードそのものはコンポーネントを外部調達し、アセンブリ型の産業となる。そして、競争上のコアコンピテンス及び水平分業した時の付加価値のスライス(=利益)も、全体デザインの方に軸足が移る。その点、燃焼系・機械系の技術体系をコアコンピタンスとした従来の自動車メーカーは、今のままだと、iPhoneの工場と同様水平分業構造の中のでの下請けとなってします。
従来の自動車メーカーが、モビリティカンパニーに進化するためには、アップルのようなUX、ソフトウェア、ハードと統合した全体デザインするケーパビリティの獲得が必須となる。

【熱狂】ベンチャーマネー殺到、「生協型EC」ってなんだ?
高宮 慎一グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー
先進的なモデルが出てきたらいち早く日本に導入するタイムマシン経営をするために、シリコンバレーだけをウォッチしていればよい時代は終わった。むしろ、昨今は、中国から出てくることの方が多い。
その点、シンシェンの団長モデルは面白い。インフルエンス力を備えたユーザが、自発的に回りを巻き込み、共同購買を自らプロモーションしてくれる。団長モデルは、団長へのコミッション、共同購買量が上がると購入価格が下がる点で、非常に経済的インセンティブのドライブが強くなっている。日本において、経済的なインセンティブだけでは中国程はドライブがかからないかもしれないし、一歩間違うとネットワークビジネス的色合いが強くなってしまう。
日本においては、団長モデルに、Clubhouseで一躍新たなマーケティング手法として脚光を浴びたFOMO(Fear of Missing Out)やコミュニティ内でのリスペクトなど、組み合わせてみると面白いかもしれない。
Spotify、月間利用者数が3億4500万人に増加--有料会員も1億5500万人に
アマゾン次期CEO、ゲーム事業に強い意欲-「諦めなければ成功」
高宮 慎一グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー
Amazonの規模の会社がゲーム事業をやる意義(規模感的に)は、ゲームプラットフォーム化することしかない。そして、AppStoreや決済、SNS/コミュニティのプラットフォーム”機能”だけでは、”真の”プラットフォーム化は難しい。真のプラットフォームの価値は、ユーザを囲い込み、よってディベロッパーにとって平場でやるよりもユーザ獲得コストが低く抑えられること。ユーザを囲い込み、スティッキーにするためには、ファーストパーティとして内製ヒットタイトルが引っ張る必要がある。
スマホゲームでも一本当たりの開発費が数億から十億円の桁にまで上がっている中、社内にゲーム作りのケーパビリティを蓄積し、ヒットorミスの確率論を超えるクリティカルマスを超える数のタイトルを開発するには、生半可なコミットと投資額では難しい。
GoogleでもStadiaの内製のゲーム開発を停止する旨を発表したばかり。(ちなみに、上述の論点でファーストパーティのゲームなしにして、Stadiaのプラットフォームは立ち上がらないと思っている。)
Amazonが新CEOジャシー氏のもと、どこまでやり切れるかに注目。
Clubhouseなのに全員無言!? もくもくと作業する人をつなぐ使い方がリモートに最適
高宮 慎一グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー
当初は、スタートアップ界隈の業界人によるイベントのセッションのようなフォーマット一辺倒だったが、記事中にあるようなフォロー用の無言ルーム、自習室的な作業ルームなど新しいフォーマットが出てきている。他にも、アイコンを全員がピカチュウなどのキャラクターに統一するルームや、各人が楽器や音を出してコラボして音を奏でるメディアアートのような部屋など出てきている。
個人的にも、『VCが答えるよ』というオーディエンスの方をがんがんスピーカーに招待して、質問疑問に答えていくとう相談会のようなことをしたら、600人以上のオーディエンスが集まった。
新しいユースケースやフォーマットがユーザによって発明されていき、多くのコンテンツが拡大再生産されるサイクルが回るのは、スケールする上で大きな強みとなるだろう。

NORMAL