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「遺体ホテル」への反対運動 経営者が語った〝至極まっとうな反論〟
奈良原 裕菊名記念病院 心臓血管外科 専門医
医師や学会が考える正しい医療(≒ガイドライン)を超えて、個々人のウェルビーイングを踏まえた医療というものを患者側も医療従事者側も考えなければいけない時代と言われるようになりました。
一人ひとりのウェルビーイングを考えるとは、個々人の生の価値観を尊重することであり、それには、生はいずれ死に帰結するということを避けて考えることは出来ないと思います。「遺体ホテル」のような死に関わる物質的事案もまた、これからの社会において避けては通れない懸案の一つでしょうか。
同種の死体を忌み嫌うのは本能的に備わっているような気がします。同じシチュエーションで寝ている患者さんが1分前までは生きていたのに今は亡くなっていると、モニターを見ずとも顔を見れば、もしくは見なくても雰囲気で感じられるものです。だから、NIMBYはわかります。理屈云々ではないので。ただ、こういった感情を和らげることは出来るのではないかとも思います。
コロナ病床確保の病院、補助金で黒字拡大…実際には受け入れ困難なケースも
奈良原 裕菊名記念病院 心臓血管外科 専門医
現場では、まだコロナの実態がわからない当初から不安を抱えながら、皆、一生懸命コロナ対応をしてきました。
コロナ以前、医療業界は中小病院が乱立して施設集約化が進まなかったことに加え、また古い体質から脱却出来ず、非効率な常態のままどの病院も収益悪化傾向にありました。
そして、コロナ禍となり現場は大変な日々を過ごして来ましたが、記事にある通り病院収益は大幅に改善することとなりました。しかし今もって施設集約化も業務効率の改善も進んでいないままです。
この先、補助金も途絶え、診療報酬もプラス改定は見込めない中、コロナ以前よりもより激しい病院生き残り競争が再燃するのは間違いないでしょう。
個人的にはそれで良いと思います。しかし、当該地域の将来構想に適応した(地方自治体に委ねる)形での施設集約化を進めなければ、医療の地域間格差はさらに拡がってしまうだろうと懸念しています。
詐欺まがいの病院への対応とコロナが炙り出した医療業界が抱える構造的問題の両者を意識して、この問題を捉えていただけたらと思います。
【中日】オリックスから移籍の武田健吾ら6人に戦力外通告 前夜1軍試合に出場の武田は「頭が真っ白」(スポーツ報知)
奈良原 裕菊名記念病院 心臓血管外科 専門医
前日まで1軍の試合に出場していて翌日は戦力外通告ですか。。。今さらかもしれませんが厳しい世界ですね。
未曽有のコロナパンデミックによる医療体制のひっ迫は、中小病院が乱立している日本の医療業界の問題を露見させました。(cf. https://newspicks.com/news/6230676 )これは、救急医療体制だけでなく医師の教育研修という意味でも課題となっています。特に、外科系は手技の習得においてある程度の経験症例数を必要としますので施設集約化は以前より叫ばれています。
一昨日も昨日も手術をしていましたが、明日には戦力外通告されるかもしれない。心臓外科手術を担う立場としては、それくらいの緊迫感を持ち続けないといけないなと、改めて襟を正した次第です。
SNSのクラブハウス「運営側は録音」個人データ保護に不安
奈良原 裕菊名記念病院 心臓血管外科 専門医
いろいろな考え方やご意見があると思いますが、私自身はSNSはTwitterも含めて顔出し、実名でやっています。それでも問題ないと(自分のバランス感覚で)思うことをポストするという意味と、問題のありそうなことはSNSであろうとなんであろうと口には出さない(一部の人を除いて…)と思ってのことです。
さて、そのClubhouseで医療系おすすめピッカーの小林先生、医学部専門予備校代表のMINOWA MAKOTOさんと対談してみたいと思います。小林先生は、外科医療最前線でロボット手術も手掛ける本気ですごい先生! MINOWAさんは何人も医師となる人材を育てて来られた方。私は、野良心臓外科医(医局に属さないフリーター)で、最近はMS法人設立して産婦人科クリニックの運営を手掛けつつ好き勝手なことをしています。
宣伝になってしまい大変恐縮ですが、今夜20時からお二人と対談しますので、よろしかったら訪れてみてください❗
米フィットビット、ウエアラブル端末で不整脈検出試験を開始
奈良原 裕菊名記念病院 心臓血管外科 専門医
フィットビットが不整脈検出に着手すると聞いて想像したのは以下の2パターンです。
一つは、運動時に誘発される発作性心房細動です。これは若い人にもときどき見られて、初めは運動してて時々「何かフワァーっとしておかしいな」というのを感じるけど、しばらくは「なんだろう?」って思っていて病院を受診して検査も受けないので診断まで時間がかかるケースです。これは、運動パフォーマンスも落としますが、場合によっては若年性の脳塞栓症を来します。
もう一つはやはり運動中で、運動による心筋酸素需要の増大が供給と見合わなくなり心筋虚血から心筋梗塞を起こすケース。マラソンしてて突然死するパターンの一つです。このとき、心電図変化を認めることになりますが、これをフィットビット端末が検出できるかはどうなのでしょう。
いずれにしても、若年から初老期まで幅広い世代で運動を安心して楽しめるようにフィットビットはこうした機能を実装したいのかなと思いました。
「アマゾン薬局」準備着々 一部従業員の給付管理先を切り替え
奈良原 裕菊名記念病院 心臓血管外科 専門医
内服薬を考えたとき、その種類だけでなく先発品とジェネリックまで考えれば無数と言っていいほど数多くの薬があります。
院内処方で在庫として抱えられる薬なんて数も種類も限られます。また、院外処方であっても頻用する薬剤を調剤薬局は、近くの病院やクリニックと話し合って在庫する内容を調整しています。
アマゾンのような巨大薬倉庫に各病院・クリニックが直接オーダーし、患者さんの元に間違わないように薬が届く仕組みにすれば、病院−アマゾン−患者さんの3者がWIN-WIN-WINな関係に見えます。
このとき薬剤師がどのようにその職分を果たすことができるのか。薬剤師自身が現在のあり方も含めて考えていかなければいけない問題だと感じます。

【尾崎容子】家族に「役割」を与えて「魔法の言葉」をかけよう
奈良原 裕菊名記念病院 心臓血管外科 専門医
病院勤務医です。在宅で診られていた患者さんが急変したときなどに、その受け入れを担当する役割を持っています。
>病院にいたら「患者さん」でも、在宅では「お父さん」や「お母さん」でいられます。たとえ寝たきりでも…
日々の業務に忙殺されるなか、気をつけていないと忘れてしまう感覚です。。。
病院で行う検査結果から、「患者さん」にとっては正しい治療でも、こと人生の終盤においては、「お父さん」や「お母さん」にとっては正しい治療(選択)とならないことが多々あると思われます。
日頃から在宅医がそばに居て、「お父さん」「お母さん」の見通しについて話されているご家族は、人生の終盤の選択について迷いやブレがないように思います。
「知識は力。」
実感できる言葉です。

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