安藤 益代

一人暮らしの高齢者というのは、配偶者の死など予期せぬことから一人暮らしになるケースも多いと思います。 こういうサービスを知るにつけ、自分の人生のしまい方について、自ら考えて早めに手だてを取っておくことが必要だと改めて感じますね。

「前提、中身、実行されず」という３つのパターンは企画が通らないときに、理由を振り返って次に生かすために役立つ枠組みですね。 とくに企画が通らないときは中身の良しあしばかりに目が行きがちですが、前提のところも大事だと思いました。 それと、このフレームワークは、コンサルティング営業にも当てはまりそう。

変化が速い時代、過去の経験や、当たり前と思う仕事の仕方が、むしろ邪魔になることって多いと思います。 上司がそのことに気づき、部下の自発性をサポートする役割になること、そして上司自身が、経験や思い込みに甘んじないことが大事ですね。

ソフトスキルのなかで重要なのはコミュニケーション力だと思います。 コミュニケーションとは、自分が言いたいことを言うのではなくて、相手に伝わって相手を動かして、初めて成り立つもの。 この考え方は欧米では徹底しています。 しかも相手が異なる文化や価値観をもっている状況を前提としています。 持っている知識を使うには、知識を伝えることが第一歩。 日本では、そのトレーニングが学校教育から社会人に至るまで、不足していると感じています。

インポスター症候群までいかないにしても、現象だけ見て「だから女性は管理職の適性に欠ける」と判断してしまうことは、女性の潜在能力発揮の機会をのがし、残念なことだと思います。 周囲が褒めたり、上司が密にコミュニケーションをとることも大事ですが、私は同じ立場で本音を言い合える同期や先輩の女性管理職の存在が不可欠だと思います。 女性管理職にチャレンジするのはひとりだけじゃない、管理職として役割が果たせているか、どうしたら自分なりの強みを発揮できるか、どうしたらワークライフバランスを維持できるか、などを気兼ねなく語り合える場があることが、大きな支えになると思います。 ですので、女性管理職を複数つくり、ネットワークづくりをするという企業側の配慮も必要だと思います。

自分たちのアイデアが商品名になるのはワクワクしますね。 新卒の段階からこんな体験ができれば、仕事を任される面白さや、主体的にかかわっていこうという気持ちが自然に生まれそう。 しかもグループ討議で３０分というスピード感も素晴らしい。 これまでのインプット中心の新卒研修を見直すよい事例だと思いました。