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【石破茂】非主流派でも「次の総裁は俺だ」と言わない理由
大室 正志大室産業医事務所 産業医
J&Jで産業医をしていた頃、米国から要職者が来るカンファレンスで真っ先に質問をしていた方が後々に顔を覚えられて出世していく姿が印象的でした。また海外赴任でも出世でもとにかく「手を挙げる」ことをしないとポストが回ってこないことにも驚きました。
政界では〇〇待望論という「空気を作る技術」に長けた方が出世していますし、財界でも私の履歴書を読むと社長就任はたまたま先代に言われ「青天の霹靂だった」と書く方が多い笑。
このように自分の野心を巧妙に隠し推薦されるように持って行くのが日本的すごろくの常套手段。石破さんはそれとは逆にそのポストに自分が就きたい理由やできることをフェアに話すという手挙げ方式を提唱していますが、これは若い世代にとってはチャンスですし国民としては分かりやすい。
一方で今の〇〇待望論を作るために奔走している多くの議員にとって煙たい存在であることも想像できますね笑。
産業医・大室正志氏が語る、変わるビジネス環境とポジティビティの「功罪」
大室 正志大室産業医事務所 産業医
雑誌「Ambition」でのインタビューがネット転載されました。自民党総裁選の「〇〇待望論」に代表されるように日本での出世は周囲が推薦してくれるように仕向ける特徴があります。一方自分がJ&Jに入社した際に思ったのは外資では素直に手を挙げた人が出世してくなぁという感覚。そしてそれは最近のスタートアップ組織でも起きています。
今回のインタビューテーマはポジティビティについて。
精神科医をはじめとする医師に求められる言説は多分「そんなにガツガツしなくてもいいよ、、」ってことなんだと思いますが、一方でビジネスシーンに近い産業医としては、最近はますます「手を挙げる人」が前にいく時代だなと思ったり。そんな揺れる思いを語っています。
脱炭素社会の隠れ救世主!地球にやさしい「海運事業」
大室 正志大室産業医事務所 産業医
今夜のオフレコは商船三井のスポンサード。携帯電話が普及していなかった小学4年の頃、スキー場ではぐれないようにとにアマチュア無線の免許を取ったのですが、その時に「無線」の存在感の高い業界として船舶業界に興味を持ちました。
また以前友人が就活中の学生に「海外行きたい=外資系企業というように思うが、外資は日本支社なので思ったほど海外赴任の機会は多くない。また商社は資源系が多いので学生が憧れる赴任地とは限らない。ロンドン赴任のような、「いかにも」を希望するならむしろ商船三井や日本郵船のような船舶業界」と言うような話をしていたのも印象に残っています。
そして現在では脱炭素の観点から改めて船舶への期待が高まっているそうです。昨年の営業利益は1000億超。今後は脱炭素分野に色々投資をしていく可能性など興味深い内容でした。
#OFFRECO
2023年、女性活躍は進歩したのか?
大室 正志大室産業医事務所 産業医
以前、ダイバーシティインクルージョンのイベントで講演をした時、名刺交換で並ぶ方々とご挨拶させていただきました。
株式会社〇〇 ダイバーシティ推進室Aさん
私は子育て中の2児の母でもあり、、
株式会社〇〇 D&I Bさん
私は子育て中の2児の母でして、、
〇〇株式会社 ダイバーシティ推進室Cさん
今日は子供2人を幼稚園に送ってきて参加しました、
揶揄に聞こえたら申し訳ないですが、その時はこう思わざるを得ませんでした。
大企業のダイバーシティ推進室、ダイバーシティーない・・。
さて本日22時からはTHE UPDATEの生放送。
テーマは女性活躍。大企業が「置きに行く時代」から2023年はやや進歩したのでしょうか。特に主張はないのですが色々話してこようと思います。
人間関係のリセットは必要か――突然SNSから消える「人間関係リセット症候群」の対処法
大室 正志大室産業医事務所 産業医
中世に定住化が始まり江戸時代には移動が禁止され、昭和に入っても企業は終身雇用。日本は「人の移動」が相対的にすごく少ない国でした。それゆえ人間関係の辛さはムラ社会的息苦しさがメインでした。しかし現在では転職も普通ですし、SNSを削除することはボタン1つ。かつてより人間関係をリセットすることはカジュアルにできるようになりました。
これは息苦しさの解放という意味では福音でしたが、その後に待っていたのは寂しさだったという方にもよくお会いします。
ウザさと孤独はある程度トレードオフの関係でもあります。21世紀は個人も社会もこの「ウザさと寂しさのバランス」が課題になるのだと思います。
【麻布競馬場】僕が出した「賃貸 vs 持ち家」論争の答え
大室 正志大室産業医事務所 産業医
都心で車所有はコスパが悪い。必要時にレンタカーで十分と思っていた自分でしたが、子供ができ必要に駆られ購入しました。そして今では深夜の1人ドライブが良い気分転換になっています。このような体験価値は簡単にコスト算出しにくいんですよね。
そして車以上に「個々人の信仰」と「資産性、コスパ」というそもそも単位の違う2つの変数がせめぎ合うのが賃貸持ち家神学論争。
麻生競馬場さんは「多くのビジネスパーソンは、自分や家族にとって快適で幸せな家に住むこと(居住性)と、その家に経済的な資産価値を求めること(資産性)を同時に達成しようとするから中途半端になるのだと思います。」と仰ってますが、私を含む多くの素人のその”中途半端さ”こそが人間の業であり、ある種の「文学の素」でもあるのだと思います。ですので、この論争に相応しいのはビジネスメディアではなくむしろ文芸誌かもしれません。
「インフルエンザ」早期流行で前倒し販売 保険加入者が半月余りで1万人突破
大室 正志大室産業医事務所 産業医
インフルエンザの流行のピークは毎年冬期の3ヶ月程度。そして毎年約1000万人以上が罹患すると言われています。単純計算だと12週の内、1週間会社を休むリスクが10%近くある疾患ということに。ですので予防接種の対費用効果が高いのです。
一方のコロナワクチン、毎回副反応の高熱で1日2日会社を休む方もいますし、変異株の問題もあり流行のピークがインフルエンザより読みにくい。高齢者や基礎疾患のある同居人がいるなどのご事情、また料理人などは味覚障害嗅覚障害が仮に発生した場合の損失が大きいのでこのリスクのレイティングを上げるなどをし、副反応で必ず翌日高熱で会社を休む方はその損失を加味する。こちらはここの経済状況なやリスクで加入を判断するがん保険などと同じく今後はある程度個人が自分自身のリスクを見極め判断するものになりつつあります。
よく会社で両ワクチンについて質問されると、インフルエンザはコスパが良いので絶対おすすめ。コロナワクチンは医師の「公式見解」としては是非接種をです。ですが個別の事情やリスクとベネフィットを勘案して個人での御判断でも良いかもしれません。くらいのニュアンスで話します。
先日経済評論家の山崎元さんががん保険は自分にはいらなかったと書いていましたが、まだ個別事情でがん保険をつけたい方の人の気持ちはまだ分かります。ただインフルエンザ保険に関してどんな属性と方が加入しているのか正直想像がつきませんでした笑。
【緊急】ストレス爆発!日本のマネージャーを救う3つの処方箋
大室 正志大室産業医事務所 産業医
ここ5年の産業医面談内容の変化は上司のハラスメントを言及する方が増えたこと。ハラスメントはもちろん良くないですしそういった人権意識を社員が持つようになったことは「前進」だと思います。
ただハラスメントと認定されたら一発退場の外資はその一方でローパフォマーには退職勧奨も辞さない評価の仕組みがあります。また中々改善を認めない社員へは人事も巻き込みPIP(Performance Improvement Plan)という制度も。
多くの日本企業の場合、このような拮抗バランスがないままにエセフラット組織化してしまいました。これは北欧のようなファシリテート型教育にも移行できず、管理型教育は残存している一方強く叱れなくなった公立学校で学級崩壊が増えたこととも重なります。
ただOSの移行期には不具合はつきもの。とは言え過去に戻らず日本型組織のうまいバランスがとれると良いなと思います。
NORMAL
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