Picks
124フォロー
51910フォロワー


国立科学博物館 クラファン初日に目標金額の1億円に達する
猪瀬 直樹作家、日本維新の会・参院幹事長
国立科学博物館の資金不足に対してクラウドファンディングの効果があったことはよかったと思います。しかし、この欄で赤井厚雄氏や西田梢氏が指摘しているように、一時的な解決でなく欧米にならい文化施設は公的予算のみに頼らず自助努力による魅力の発信などにより恒常的な寄付金の財政体制をつくる必要があります。
ここで考えなければいけないのは誰でもいつでも自分の意思で公共へ参加する役割を果たせるような寄付金への税額控除のあり方を政府が前向きに示すべき時期に来ているということです。返礼品目当てのふるさと納税は寄付でなく都会の地方税をローカルに移転させただけにすぎません。総量は変わらない。
自分で稼いだおカネが単に税として徴収され財務省のみが独占的に配るのでなく、自分の裁量で分配するのが参加型の国民主権の本来の「公(おおやけ)」の担い方なのです。あのザッカーバーグが5兆円をポンと寄付できたように。
マイナカード名称変更も デジ相、総点検は「徹底」
猪瀬 直樹作家、日本維新の会・参院幹事長
マイナカード情報の紐付けは、自治体や保険者などが個別に作業している。戸籍にカナが振ってなかったり、預金口座はカナのみであったり、それらをカードに一元化するプロセスで現場がミスをするのはありえること。これまで発生した誤登録は、これらの機関が本人確認に必要な情報すべてを照会していなかったことが原因とみてよい。トライ&エラーを繰り返して現場が修正していくしかない。河野大臣が急がせたからミスが増えているという批判は間違いで、悠長にやっていたらいつまでも終わらない。政府の方針が義務付けを回避したことも腰が据わっていない証左である。いつまでもデジタル後進国でいるつもりなのか。
そもそも人口1億人以上の国家で国民皆保険が実現している国は日本以外世界のどこにもない。そんな簡単にハイできましたミスはゼロ、なんてどこの国でもありません。日本人は些事にこだわり大局を見ない癖があります。
大規模洋上風力発電、伊藤忠商事や東京ガス応札へ 事業費1兆円
猪瀬 直樹作家、日本維新の会・参院幹事長
2030年時点の洋上風力の政府目標は1000万キロワットとされている。原発10基分にあたる。2021年末に三菱商事の企業連合が予想より1キロワット時単価5円も安い12〜16円で応札、総取りで話題になった。今後、さらに独占企業の体質が抜け切らない東電などに対して総合商社を中心に競争が激しくなるだろう。競争がなかった世界に競争が生まれることで消費者の利益につながればよい。
拙著『カーボンニュートラル革命』https://amzn.to/3pliIrN に記したが、政府目標は1000万キロワットだが、現実にはすでに2900万キロワットの実装が可能でそのためには系統(送電線)の整備に政府がどこまで本腰を入れるかにかかっている。宝の持ち腐れにしてはならない。

【志賀俊之】日本メーカーの考える「自動車」はズレている
猪瀬 直樹作家、日本維新の会・参院幹事長
「中国は通信技術が高いこともあって、車のスマホ化が急速に進んでしまう。一部を除いて、日本車のほとんどがインターネットに常時接続はされていません。若い人たちはナビなんか見ず、スマホのGoogleマップをナビ代わりにして走っていますよね。車屋の私が、こんなことを言うのはおかしいのですが、車という概念から脱皮しないと、本当に世界から取り残されるのではないでしょうか」(元日産COO志賀俊之)
志賀氏の言う通りで日本の自動車メーカーは足下に火が着いていることに気づいていない。ハイブリッド信仰は頭がガラケーで、テスラに乗っている僕はスマホユーザーの感覚だから中国車の脅威がよくわかります。いつまでも中国車蔑視でいると、かつてアメリカメーカーが日本車蔑視で市場を奪われたことの二の舞いになります。
維新、ウクライナにトラック20台支援
猪瀬 直樹作家、日本維新の会・参院幹事長
ロシアと国境を接しする日本は、本気でウクライナへの支援を考えねばいけない。NATOだけが当事者でなく日本も当事者だが、残念ながら平和ボケでその意識が希薄だ。
議員の給料3割削減など日本維新の会が身を切る改革で貯めた2億円を使ってピックアップトラックをコンテナ輸出する。ピックアップトラックは前線と兵站の往復や救急などに役に立つ。日本維新の会の参議院議員からの提案です。
ホントは岸田政権がやるべきこと。これがきっかけになればよい。
ウクライナ大使と話し合ったが、日本の魚やパンの缶詰もほしいと言われた。賞味期限が近づいた缶詰は食品ロスになるから、それらも安く仕入れて大量に送りたい。
なおウクライナ大使への贈呈式を21日午後、千葉県の習志野にある駐車場でクルマを20台並べてやります。映像を見てぼうっとしている日本国民への刺激になればいい。
ノーベル文学賞、大江健三郎さん死去…88歳
猪瀬 直樹作家、日本維新の会・参院幹事長
作家・大江健三郎さんが88才で亡くなられた。心よりお悔やみ申し上げます。昨年、石原慎太郎さんが89歳で亡くなられ、その一周忌にあたり僕は『太陽の男 石原慎太郎伝』を上梓した。
亡くなられた大江さんに鞭打つつもりはないが、歴史的な事実についてはあえてここで述べさせていただく。
以下、『太陽の男』226ページに引用した大江さんのエッセイ、1965年刊行の『厳粛な綱渡り』である。文壇の枠にこだわらずに作品を発表し続けた三島由紀夫や石原慎太郎がこの時代に書いたものは現在を射通しているが、大江の時代認識はいまから見れば完全にズレていた。この過ちを浮世離れした文壇の追悼文は触れないでしょうね。
「日本に自衛隊の存在があるから、日本周辺の国で日本を仮想敵とする条約が結ばれたこととか(略)自衛隊の存在がひきおこした日本あるいは世界の政治とか文化とか、社会とか経済とかの歪みの総体として、自衛隊の既成事実を考え、そしてその歪みを着実に是正していく。(略)われわれの憲法の線に即した方向にもってゆく」(『厳粛な綱渡り』)

NORMAL
投稿したコメント