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タリバン「全土支配」、首都進攻 アフガン、政権移行を交渉
共同通信
猪瀬 直樹作家、元東京都知事
先日のweeklyOCHIAIで、TOKYO五輪の感想として、僕はテロが無くてホッとした、と述べた。たぶんその心配をコロナ禍の日本人はほとんど忘れていたと思う。  2012年のロンドン五輪は民間軍事会社が警備していた。日本も公警察の陰で民間警備会社がその任に着くはずだから『民警』(週刊spa!に連載、現・小学館文庫)を著した。オリンピック招致をした2013年にもっとも恐れていたのはIS(イスラム国)によるテロであったからだ。オサマ・ビン・ラディンのアルカイダの流れがアフガニスタンのタリバンに引き継がれ温存されISと結びついていた。  ISの退潮で五輪開催中のテロは消えたかのようだったが、すでにタリバンが9月に全土を掌握するだろうと7月の国際ニュースで予測されていた。  五輪は平和の祭典である。世界各地で国際紛争がありテロリストが暗躍するなかで4年に1度必ず開催してきた、2度の世界大戦を除いて。  日本人は緊迫した国際情勢にあまりにも無関心で、五輪開催と結びつけて考えない。コロナ禍も“戦争”だがそれは国内で解決できる、ただきちんとやらないだけにすぎない。あらためて言うが五輪中止の主張はあまりにも安易でドメスティックであった。
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