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【脱常識】あなたの「勉強法」は、時間の無駄かもしれない
Shiba Kenichi研究開発職
良記事。プロダクション効果、プロテジェ効果、アクティブリコール。日常で自動的行動となるよう、システマチックに、徹底。
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病棟実習が日本の医師国家試験の2ヶ月前まであったため、2つの国家試験の勉強に費やせる時間はかなり限られていました。そこで私が実践していたのが「ブツブツ呟いて教えるフリをしながら書き出す白紙勉強法」です。やり方は至ってシンプルです。まず最初に教科書や参考書の内容、覚えたい情報を読みます。その後、「元の情報を見ずに」覚えたい内容をひたすら書き出すのです。特に覚えにくい内容の場合、声に出しながら書くようにしていました。覚えたいことを声に出すことで覚えやすくなる効果は、プロダクション効果として知られています。また「誰かに教えているフリをしながら」アウトプットすると、更なる効果を見込めます。プロテジェ効果といって、誰かに教えることで教えている側の理解度が深まるのです。紙にアウトプットし終えたら、次に忘れていることや理解できていないと感じた情報をまた確認します。
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パッと見「変な人」でも、誰も見ていないところでやれば気になりません。すごく単純なことなのに、やっている人はそんなに多くはないと思うんですよ。何もきっかけがない状態で自分が覚えたい内容を書き出してみる。そういった行為があまりされないのは、やはり「めんどくさい」「なんとなく嫌だな」という気持ちが勝るからだと思います。そこを少しだけ頑張って、自分のためになると思って習慣化できたら良いと思います。満員電車でも使える。ちなみに、アクティブリコールそのものでしたら満員電車の中でもできます。冒頭でもお伝えしたように、声に出さなくても覚えたい内容を思い出すだけで、記憶の定着に効果がある。そういった研究報告もあります。それこそ、「今日何を勉強したっけ」「ミーティングではどういった結論を得たっけ」と電車の中で思い出すだけでも意味はあるわけです。
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NORMAL
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