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ALSの女性遺体から鎮静薬検出 市販されず、胃ろう経由で投与か
榎本 貴規総合病院 事務職員
10年ほど前、ALSの患者さんの介護の手伝いをさせてもらった事がある。気管切開で人工呼吸器に繋がれ、目しか動かせない状態だった。コミュニケーションは文字盤のみ、僅かな眼球の動きとまばたきで一文字ずつ解読していく。定期的な体位交換と喀痰吸引、オムツ交換が必要で食事は胃ろうからだ。ALSの患者さんや家族が医療を必要とすれば全員そのような状況になる。必要としなければ、人工呼吸器を希望しなければ死が待っている。身近な所ではある厳格な音楽家がALSになり、人工呼吸器を希望しない選択をし旅立って行った。意識もしっかりしている中で呼吸が出来なくなっていく。人工呼吸器を希望しない選択をしても中には苦しさに耐えられず気管切開に至ることもあるそうだ。自分の身に置き換えてみればどちらを選択するか。呼吸の苦しみが無ければ、自らがそう遠くない未来に寝たきりになることやその後の家族への負担、それが何年も続くことを考えれば人工呼吸器を希望しない可能性が高い。わからないのは人工呼吸器に繋がれるまでは自分で命の選択が可能であることだ。繋がれた瞬間に選択が出来なくなる。生命の尊厳とは何なのか。死が間近に迫っても苦しみを経過させることなのか。穏やかな死は生命の尊厳に反することなのか。患者さんや周りのことも考えると現在のやり方は幸せではないように思える。
「東京アラート」解除へ「ステップ3」に進む方針固める 東京都
榎本 貴規総合病院 事務職員
都内の総合病院勤務ですが保健所からのPCR依頼件数は4月下旬から5月上旬をピークに今は1/3程度の件数に落ちています。一番の違いはピーク時は毎日のように陽性の患者さんの報告を行っていましたがここ一週間は0件で推移しています。病院入口には多くの人員を投入し、感染対策を続けています。不謹慎かも知れませんが0件が続くとコロナ対応を行っているスタッフが存在意義に疑問を持ち始めます。もちろんみんな続けなければならないことはわかっています。withコロナでこれまで院内でストップしていたプロジェクトや会議などが再開され始めるとどうなるか。入口での検温や発熱外来に多くの時間を割かれながらwithこれまでの業務はなかなかにしんどいことです。働き方改革は行ってきたましたがまた別次元の改革は必須です。状況に応じてステップは進めていかなければならない事は分かりますが、コロナが落ち着いてきた今、新たな負荷がかかり始めていることをお知らせいたします。
10年後、私たちを直撃する「医療崩壊」のリアル
榎本 貴規総合病院 事務職員
医療現場には医療以外の雑念も紛れ込んでいる。社会全体のストレスの産物で、例えば人に殴られケガをした場合は医師は患者の治療を終えた後も警察や弁護士と何度も会わされたり、裁判所に出廷させられたりする。患者さんが亡くなれば遺産相続のトラブルに巻き込まれたりもする。保険会社は顧客を増やすために不要な診断書を書かせてくる。病棟では自分のわがままが通らないと、看護師の首を絞めたり暴行を働くなどあると周りが全員出動する。普通に治療を受けて元気になって普通にご帰宅いただければ嬉しいのだがなかなかそういうわけには行かないのである。まあ愚痴なんですけど、そういった時間のとられ方があまりに多いというのはわかっていただきたいと思います。病院はチームプレーなので案件があると一人では完結できずに、何人も関わります。
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