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アフリカで母子の健康を守る技あり日本企業
NewsPicks編集部
村上 和巳フリージャーナリスト
ガーナでこれほど日本企業が活動していることは初めて知りました。 確かにガーナはアフリカの国の中では経済的に優等生に入りますが、それでも中東欧レベル。基本的にアフリカ各国のGDPは人口規模に引きずられていることが多く、経済的発展度合いや国の成熟度とはあまりリンクしていません。 アフリカ各国にとってほぼ共通した課題が公衆衛生。国民、特に若年者に対するヘルスケアサービスの不足が国の発展の妨げの一つになっています。 その点で日本の各企業がこうした取り組みをしていることを頼もしく思います。 この件で今から四半世紀前、いわゆる新興国に進出している日本の製薬企業の中堅幹部とのやり取りを思い出しました。 私が「マーケットが成熟していない新興国に進出するのはなぜですか?」と疑問を投げかけたら、その人からはこんな答えが返ってきました。 「新興国は一定の人口を有していても国民に購買力がないのは確か。でも、こうした国々は日本では半ば克服されたような病気が国民の健康に深刻な損害をもたらし、それらに対する治療薬を当社は有しています。 こうした薬は日本ですら低薬価なので、新興国の国民でも手が届きます。それを当社が現地で提供することができればどうなるでしょう? 国民の健康レベルは全般的に改善され、その結果、彼らは働いてより多くの富を生み出し、GDPもあがり、国民の購買力も増します。30年後なら私たちの提供する最新の新薬も手にできるレベルになるでしょう。私たちはそこまで考えています」 なるほどと頷いたものです。もちろんここには建前も含まれているでしょうが、ガーナに限らず、こうした気構えで海外展開する日本企業が増えて欲しいものです。
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父親の7割、子育て「やめたい」「大変」。東京・豊島区が調査、4割が「仕事・通勤」に10時間以上
ハフポスト日本版
村上 和巳フリージャーナリスト
この数字を見ていて個人的な経験に照らして痛いなと思いました。私の場合、子育てはもうほぼ上がり状態になったのですが、正直小学校に入るまではかなり「辞められるものなら辞めたいな」と思う時はしばしばありました。 私の家庭の場合は妻が会社員、私がフリーランスなので何かあれば私のほうが緊急対応しなければならない立場でしたが、20年前は今よりも使えるサービスが少ない状態でした。 今は確かに以前と比べ病児保育なども充実していますが、それでもまだ足りないと感じます。結局、日本社会全体が「子育ては親が担うもの」論が強すぎるのではないかと今でも思います。そろそろ「子育ては社会全体で担うもの」に転換して欲しいと思います。 その意味で国がこども未来戦略を打ち出しているものの、話がお金中心であることには首をかしげてしまいます。もちろんお金は重要ですが、お金は解決しようと思えば手段がないわけではありません。むしろ子育てにかかる人手は夫婦によってどうにも解決し難い場合が少なくありません。結局、国会でこのことを議論する政治家は子育ての経験がないのだろうかと?と疑問に思うほどです。公的な支援はもう少し人手に重点を置いて欲しいものです。 そして非常に個人的な経験値からいま大変であろう世代の方々に伝えたいことがあります。それは「子育てはやり直しがきかない」ということです。私自身は子育て真っ盛り中は仕事よりも子育てを優先したことが多かったため、正直言って失った仕事も一杯ありました。今でも「あの時は…」と思い出すものはいくつもあります。ですが、相対的に見れば仕事のほうが挽回がききます。 子育てに成功したと胸を張って言えるわけではありませんが、今でももし迷ったら躊躇なく子育てのほうを選ぶでしょう。 もっとも公的な支援に関しては、そうした仕事も子育てもどちらもより機会損失がないものを望む気持ちは今でも変わりありません。
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【基礎からわかる】電気料金に直結「エネ基改定」ってなんだ?
NewsPicks編集部
村上 和巳フリージャーナリスト
生成AIの登場で電力消費が激増することは確かに今後の大きな問題です。 記事内でも指摘されているように再生可能エネルギーに関しては、それぞれの発電方法も設置可能性も異なるので、一括りにするのではなく、それぞれで分けてより精緻な議論をして欲しいですね。今の議論はやや雑に見えます。 悩ましいのがやはり原子力。可能性が低いとされた事故が実際に起き、その影響が甚大なことがわかった今、どうしても生理的に嫌という人がいるのは事実です。 幸いにして現状の原子力規制委員会の委員は、時に規制庁側の官僚とぶつかることもあるくらい、かなり厳格な安全性判断をしています。その独立性を維持しながら慎重に再稼働を判断していくしかないと思います。 ただ、現状の老朽化した原発をそのまま稼働を続けて行くのか、新設するかは悩ましいところです。私見ですが、安全性に配慮するなら後者ですが、地域の同意が得られるかが難しい。 再稼働にしろ新設にしろ災害大国を前提とした議論が必要です。 なお、福島第一の件については津波による非常用電源の水没という特殊環境と思っている人が多いようですが、正確には地震動で所内に給電する送電塔が倒壊し、その結果切り替えられた非常用電源が後の津波で水没したのが正確です。 つまり地震動対策がファーストとなります。
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【告白】ノーベル賞学者だって、「起業」でつまずく
NewsPicks編集部
村上 和巳フリージャーナリスト
さすが苦労人のカリコさんだけに言葉に重みがありますね。 この記事の中で「バイオテック企業を作って失敗した起業家に話を聞くと、大抵は『早く治験に進むよう急かされて、十分な開発ができなかった』といいます」に最も頷いてしまいました。 というか、バイオ関連企業に関して言えば、投資家もさることながら経営コンサルタントにもこのことは共通しています。 医薬品開発では、シーズとなるある物質が動物実験、臨床試験を経て臨床現場に登場する確率が0.01%未満で、かつ成功した場合でも10年を超える時間がかかるという現実を理解できていない人が多いです。 投資家や経営コンサルの目線では、もはやビジネスとは言えない確率でしょう。ところがこれが医薬品開発の現実です。 なので、MBAホルダーの経営のプロがバイオ企業の経営に口を出すと、たいてい研究開発力が低下します。 そして記事後半の新しい経験を貪欲に求めて行くというのも同意します。 老害と言われてしまう一部の人の中には、時代が変わっているのに、いつまでも過去の実績と経験に過度にこだわって物を言う人がいます。 こうした人はもったいないなと思ってしまいます。その人が積み重ねた知識や経験は無駄ではないのに新しい手法を学ばないために生かせず「害」と化してしまう。 自分も年齢が上がってきたので、この点は注意していますが、カリコさんの言葉で改めて身を引き締めています。
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【モデルナ】日本法人社長が語る、コロナバブル後の戦い方
NewsPicks編集部
村上 和巳フリージャーナリスト
ここのところ長山新社長のインタビューが各紙で出ていますが、どの記事でも話している今後の業績回復に向けた重要戦略がインフルエンザ・コロナの混合ワクチンです。 もっともこの点はかなり未知です。確かにワンショットで済むという利点はあります。しかし、mRNAワクチンに関しては、mRNAを体内に入れると炎症反応が起きやすいという性格ゆえに、接種後に自覚症状のある副反応の頻度が既存のワクチンに比べてかなり高いという点がどうしてもネガティブに捉えられがちだからです。 このことを考えると、医療従事者ではある程度混合ワクチンが支持されるかもしれませんが、一般接種者で同様とは限りません。 コロナ以外ではRSウイルスワクチンが承認申請中なのでいずれ登場するとは思いますが、どうしても先行するGSKやファイザーのワクチンにシェアを取られてしまうでしょう。 加えて最近の研究ではモデルナ製のRSウイルスワクチンは、他のRSウイルスワクチンに比べ、接種後の時間経過とともに有効率が低下しやすいとも指摘されているため、どうなるか?この点も注目です。 いずれにせよ決定打になりそうなのはがん治療ワクチンのほうでしょうか?そうなるとコロナワクチンが市場に出るまでのモデルナ社同様の臥薪嘗胆の時期が再来するかもしれません。 あと今回の記事で面白かったのは長山社長の前職エーザイとの違い。実はモデルナ日本法人の前社長の鈴木蘭美さんもエーザイ出身なんですよね。 私自身としては今回の記事で長山社長はエーザイとの違いをかなり抑え気味に話していると思っています。
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