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【大波乱】総選挙で議席大幅減。どうなるモディ政権
NewsPicks編集部
川端 隆史ジョーシス株式会社 シニアエコノミスト
モディが有名になる前というか、BJPの話として中島先生の「ヒンドゥーナショナリズム」が名著だったことが思い出される。経済政策の面ばかりが、特に日本では注目されてきたが、支持母体のRSSのことにはあまり触れられてこなかった。この本、今こそひもとくべき。というか、当時はインド研究やアジア研究では、広く読まれたはず。ビジネスでは、インドは全然注目を受けてこなかった。何が言いたいかと言うと、政治研究者が着目した論点がビジネスでは遅効性を持って注目されるようになるということ。ゆえに、新興国の政治分析の本はフォローしておいた方がよい。インドネシア、タイ、ベトナムなども、今、一般情報として出回り、ビジネスサイドでリスクと呼ばれる要素として注目されるようになっているのは政治が源泉で、その分析は実は、日本人研究者が日本語ですでに分析をしていたりする。それをビジネスサイドで解釈する人間が希少だったということ。 とりあえず、アジア経済研究所の年報と研究書、そして博士論文ベースで出版されたもの、30-40歳ぐらいの研究者が書いたものは、タイトルと目次だけでも見ておく。10年後にビジネスリスクないしは、ビジネスに影響を与える政策方針や政治的要素となっていることがすでに書かれていたりする。無論、ビジネスインパクトという視点では書かれいないので、再度だが、それらを解釈し、応用できる手法が必要。 冒頭にあげた中島先生の本は2002年の出版、中島先生は当時は若手として台頭してきた研究者だった。20年前に日本語で重要な示唆が出ており、フツーの書店で1000円で買えた。 ビジネスインテリジェンスの価値は、こうした情報や分析をベースとして、立体的理解し、時間軸を入れて実務的な示唆を出すことではないか。
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