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アジア新興国のビジネス地経学

アジア新興国のビジネス地経学

フォロワー2940人
52本の記事
アジア経済の動向とビジネス戦略をマクロ・ミクロ視点から考察。
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川端 隆史
ジョーシス株式会社 シニアエコノミスト
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アジア経済の動向とビジネス戦略をマクロ・ミクロ視点から考察。
学術系研究会に参加して、ビジネスインテリジェンスの示唆を得る
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 私は長年、アジア政経学会という学術団体の会員を続けています。正確に入会年を覚えていないのですが、10数年は前だと思います。ちょうど、この週末の土曜日、京都大学で秋季研究大会があり、参加してきました。先に結論を伝えておくと、是非、地域系や政治経済系の学術団体の研究会に参加してみてください、というお話です。  プログラムはホームページで公開されていますので、参照してみてください。  春にも東京大学で研究大会があり、参加しています。春も秋も、民間企業から参加は、おそらく私だけだったのではないかと思います。会員目簿をみるとシンクタンクや金融機関などの方もいますが、週末に行われる研究会にまで足を運ぶ方は少ないようです。会社の出張費としてはなかなか認められにくいでしょう。私は、過去に何度か、学術研究系の資金から出資して頂いたことがあることを除けば、自費で参加を続けています。
44 【手順3】地域俯瞰的な視点から「この国のかたち」を理解する
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 前回はイスタンブールの話をしましたが、流れを元に戻しましょう。「この国のかたち」を理解するための手順シリーズ、今回で「手順3」です。前回で「この国のかたち」を「リージョンとして理解する」と予告をしました。  シンガポールを例にしてみましょう。手順1、2に沿って考えれば、下記の2冊が該当します。この段階だけでも、なかなかの知識になっています。大体こういう感じだ、という地点にまでは到達すると思います。  加えて、下記の新書も良いでしょう。上は教育の視点で、ジャーナリストの中野円佳さんが丁寧な取材に加えて、自らの経験も踏まえてバランスの良い記述がされています。  下は1993年出版と少々古くなりますが、シンガポールという国が急激な発展を遂げて、現在の地位を予想させるかのようなタイミングに書かれた本です。出版年は古くなっていますが、現在のシンガポールを理解するのは、「経緯」が非常に大切です。なぜなら、この国の人々が経験したことを追体験することになるからです。かつ、著者は日本のシンガポール研究を牽引してきた田村慶子先生です。上記の明石書店の本の編者でもあります。下の本も教育についてかなり触れていますので、新しい本と古い本を読むことで、教育通史的な視点でシンガポールを観察することができます。
40 コスパでは語れない、「マイナー言語」の価値とビジネスインテリジェンス。
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 この記事に衝撃を受けてしまいました。  衝撃を受けた理由は、最もコスパの悪い大学として母校の東京外国語大学が選ばれてしまったからです。そして、その理由として、以下のような指摘が引用されていました。 外語大では『東南アジア第2地域、ビルマ語』のように、13地域27言語から専攻地域と言語を選ぶことになります。就職やビジネスでの実用性がない言語を選択してしまい、後悔する学生も珍しくありません。また『大企業の内定を蹴って専攻地域の人形劇団に入る』など、収入より自分の趣味を追求する人も一定数います  後半の大企業の内定を蹴って人形劇団に入るという下りは確かに類似の現象が私の周りにもありました。フラメンコにはまり、フラメンコ留学と武者修行をして、皆がうらやむような大手企業からの内定を数件もらったにもかかわらず、プロのフラメンコダンサーになってしまった人がいたりもしました。これはこれで東外大という大学の個性であり、異文化に関心が強く、愛するがゆえに、その世界にどっぷりとはまる方が幸せである、という価値観を持つ人も、ある程度いることも確かです。

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