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都立高生「教員足りず、1人が2クラス同時に授業」「公教育の崩壊を実感」教員の労働環境の改善を東京都議らに要望
森 建人定時制高校 教諭
現在の政策は、データアナリティクスをメインに教育を変えようとしています。
これは学習ログ(学習履歴)を活用し、まるで子どもたちをコンビニのレジにあるPOSシステムで管理するかのように、マクロな視点からコントロールしようとするものです。ログはあくまで大量のデータでしかないので、生徒1人1人の顔は見えません。
しかし、これの利点はブラックボックスではありますが大量のデータからAIが傾向を考え、予測を立てながら指導を進めることができるので、教員が少なくてもなんとかなる点です。現在はこのような管理的な手法により、省人化が図れるような仕組みづくりをしています。
言い換えれば、教員は取り替え可能で、誰でもできるし、コスト削減の対象になっているのです。
この流れは全てが悪いとは言いませんが、子どもたちの顔は見ていません。だから、このような注文がつくのです。こんな悲しいお願いを子どもたちにさせないで欲しいです。
宿題の答えをはぐらかし、問いを投げかける教育用AIチャットボットが「学びの現場」を変える | AIが家庭教師代わりになる
森 建人定時制高校 教諭
良さそうに見えますが、教育の中身はブラックボックスだと思います。
あなたの子どもが、ウェブ上にある有象無象の情報を集め、確率的にそれっぽい問いかけや足場かけをする先生に指導をしてもらいたいですかね?例えば、古い教育観に基づく論文が多数派だった場合、知識を教え込み、○か×かの結果重視の方向に進めてしまうかもしれませんよ?
私たちは今、このAIを活用しながら、ホワイトボックスの教育ができるような研究をしています。1人1人の子どもたちに合った支援とは、決して子どもたちのこれまでのプロセスを知らない、どこぞの誰かがさも良さげな指導をすることではありません。
子どもたちの過去の軌跡を参照し、個々の見通しを踏まえて、なぜそのような問いかけをしたのか?がホワイトボックスになっている、パートナーと一緒に学ぶことが大切なのではないでしょうか?
目の前のブームに流されてはいけないと思っています。

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