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4月の米消費者物価指数3.4%上昇
清水建設、初の営業赤字 資材価格高騰で―24年3月期
草刈 貴弘カタリスト投資顧問株式会社 取締役共同社長兼ポートフォリオマネージャー
土木や建築の分野でこの様な赤字発生が出てくる時がある。見積もりの問題は勿論あるのでしょうが、この見積もりのどこで誤ってしまったのか。今後起きない様にできるのか?ということが大切ですが、数年に一度起きるのはなぜなんでしょうか。
また、資材価格や人件費などの影響でコストが上がった場合、日本の企業はそれを転嫁できずに苦しんでいることが見受けらるる。公共工事などでは、予算内で進めるしかなく、コストアップで仕事量が減る(例えば杭を10本打つ、杭の値段が上がって8本しか打てない。仕事量は8本分しか出ない)ことにおけるマイナスも受注者が持つ。
もう少し柔軟に対応できる契約、予算編成、何より価格は変動するということを前提にしなければならないですね。
考えなくて良かった時代が異常で、ダイナミックプライシングも徐々に増えてきた昨今ですから、まだまだ変えても良いところがありますね。
国際収支、経常黒字25兆円超 23年度、訪日客増で過去最大
草刈 貴弘カタリスト投資顧問株式会社 取締役共同社長兼ポートフォリオマネージャー
経常収支が黒字ですが、貿易赤字が続いており、サービス収支も赤字(旅行収支が黒字でもデシダルで赤字)。所得収支(投資収益)が大きい。
貿易収支はエネルギーの影響は大きく、国家レベルで決断し行動しなければ富が外に流れていくだけ。加えて競争力のある、価格を上げても売れるものを作れる企業がどれだけできるか。価格勝負では中国に追いつかれてしまえばひとたまりもない。
サービス収支は、円安になり確かにインバウンドは増えたが、デジタル赤字はどんどん増えている。為替と値上げの両方でこれまた流出。円高に戻ってもその分値上げされてしまう可能性があり、首根っこを抑えられている。この現実は忘れてはならない。
所得収支は、証券投資はもちろん海外子会社などの収益が大きい。それらはより成長率の高い地域である海外で再投資されるため日本にはかえってこない。いかに国内で投資してもらうか。もちろん外資でも構わない。人口問題、規制、過当競争の分野は統廃合を進めるなどして環境を整えなければ日本全体が貧しくなっていくだけになってしまう。
実質賃金減、過去最長に 24カ月連続、リーマン期超え
草刈 貴弘カタリスト投資顧問株式会社 取締役共同社長兼ポートフォリオマネージャー
記事にあるように、今後の推移が重要ですね。賃上げはこれから反映される。物価は円安の影響は今後落ち着き、資源価格のさらなる上昇がなければ、企業によっては再び価格で勝負することや、消費の停滞でこれまでのようなペースでは上がり続けることが難しくなるかもしれない。それによって実質賃金にプラスとなることで消費も持ち直すことになれば好循環に向かう。
肝は消費が停滞し、価格競争に再び戻ってしまい、それが賃上げに影響すること。欧州のようにマクロが厳しくても賃上げと値上げが続くようにならないと、国際的な労働生産性の比較で置いてきぼりになってしまう。
住友化学、国内外で約4000人削減へ-業績悪化でリストラや事業売却
草刈 貴弘カタリスト投資顧問株式会社 取締役共同社長兼ポートフォリオマネージャー
10数年前のIR取材で、長期目線で経営していると仰っていた。欧米の石油化学企業が選択と集中をしなければ生き残れないと大型再編が続いたが、それとは距離を置くことで生き残れるとしていた。
化学は規模でなく、技術力や擦り合わせで日本にはそれがあると。
しかし、開発への資金、顧客の広がり、規模の経済の波は圧倒的に強く、結果として井の中の蛙になってしまっていたことになる。
危機の後になんとかできてしまっただけに根本的な改善はせずに済んでこれてしまった。それが日本の企業全般でも言えるのかもしれない。
良い時にこそ変革するチャンスでもあることを肝に銘じなければならないなと思う。
NORMAL
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