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TOTOが3年で窮めた「トイレ製造DX」の奥義
PR: TOTO | Diamond Online
森川 真伍非鉄金属製品会社 デジタル解析
ドンピシャ領域なので少しだけ。 樹脂成型も同じく縮こまり、流し込み方や圧力のかけ方で形が変わりますが、冷やせばそこまで変形しないので、短時間で形状が固まるので成型精度が高くバラツキを抑えることが出来ます。 陶器の場合はろくろ思い浮かべて頂ければ分かりますが、厚みや形状のちょっとしたバランスが崩れただけで大きく変形しまい、非常に繊細です。 その状態で水分が抜けるまで長時間形状を保持し続けなければならず、成型精度・バラツキの制御の難しさは樹脂と大きく異なります。 また泥の流れだけでなく、型が水を吸って陶器の厚みを決めるのですが、型の形・複雑さ・含水量によって変わってしまい、泥側だけでなく型の状態も高度な管理が必要です。 さらに型からの外し方、外した製品の移動、乾燥室への移動、乾燥速度、焼成、1つ1つの作業も非常に気を遣わなければ完成しないので、あの流線型を精度よく作るのは量産品ながら本当に芸術品に近いです。 そしてこれらをDXできる状態にするには、物理的な特性だけでなく、装置での管理と数値化、作業などのデジタル化、工程デザインや工場レイアウト含め1つ1つ色々なレイヤーでデジタル化が必要で、文字通り泥臭い作業の賜物かと思います。 芸術品と職人技と科学者とデジタルがケンカせず良いモノのため手を取り合い「けしからん方法」を生み出していくその文化もまた強みなのだと思います。本当にすごい会社です。
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