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新紙幣の「隠れた狙い」はタンス預金のあぶり出し!福沢諭吉も真っ青な「税金」「裏ガネ」の未来とは? - 今週もナナメに考えた 鈴木貴博
Diamond Online
岡村 康平教員 /その他
使用可能な旧紙幣が多すぎるので、タンス預金の炙り出しが本丸というのは望めません。現在、25種類の銀行券が有効です [1]が、聖徳太子の一万円札の発行開始年は1958年であり、70年弱経過していることになります。これではタンス預金のあぶり出しなどできません。そもそも新紙幣の発行は20年ごとに行われているものです[2]。 第二に、記事中で言われているほど、マネーロンダリングの回避は容易ではないということです。マネーロンダリングを防止するためには、紙幣の通し番号である「記番号」を把握する必要があります。もしこの記番号が把握できていれば、銀行の紙幣鑑別機でブラックリストにあるものを弾けるわけですが、新紙幣でこの番号の読み取りが容易になったということはなく、新技術はホログラムの追加に留まりました。バーコードが登場してから何十年も経っているわけですし、意匠に支障が出ないように目視ではわからない形式で埋め込むことは可能だったはずです。現在も以前と変わらず記番号を把握するには人手で記録するか、コストの高い機械 (現在は画像処理によって読み取る以外ありません)を導入するよりほかありません。これでは記番号があってもないも同然です。 これらを踏まえると、今回の新紙幣の発行ではタンス預金のあぶり出しは不可能であり、遅かれ早かれむしろ新紙幣を発行した政権という威信の獲得、新技術を取り入れた紙幣の発行による円安の抑止効果を期待したものであると言われたほうが蓋然性は高いように感じられます。 [1] 日本銀行:これまでに発行されたお札のうち画像処理によって読み取り、現在使えるお札はどれですか? https://www.boj.or.jp/about/education/oshiete/money/c07.htm [2] 三菱UFJ銀行:新紙幣はいつから発行される? https://www.bk.mufg.jp/column/others/b0058.html
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7割弱が「トランプ氏勝利」 米大統領選討論会
時事通信社
岡村 康平教員 /その他
アメリカの市民層では格差の拡大についての批判がかなりあり、マックのセットメニューの多くの値段がコロナ前の倍になったりとインフレに歯止めがかからない状況 [1] になっていますが、これをバイデン大統領を含む民主党のせいだとする世論がかなりあります。 討論会前から既に均衡状態にあったとされており、最早どちらが優勢になるかわからない状況でしたが、この均衡状態が今まさに崩れたといえます。 たとえば、CBSニュースが発表した6月23日の大統領選に関する世論調査結果では、トランプ氏の支持率が50%と、バイデン氏(49%)をわずかに上回っているとされていました。 また、マサチューセッツ州のエマーソン大学が6月に激戦6州(アリゾナ、ジョージア、ミシガン、ネバダ、ペンシルベニア、ウィスコンシン)で実施した世論調査では、同大学の世論調査担当のスペンサー・キンボール事務局長は「バイデン氏とトランプ氏の支持率の差は標本誤差(±3%)の範囲に収まっている」と発言しています。 詳しくはジェトロ(日本貿易振興機構)のレポート[2] をご覧ください。 しかし討論会後は、16%が支持変更も考慮しているとのことで、今まさに共和党支持層が大きくなりつつあります。特に将来を危惧する若年層からの支持が強大です。いずれにしても、バイデンが保守路線に走っている中では、どちらに大統領がなっても日本の首相は難しい舵取りを引き受けなければなりません。 こちらについても、詳細はJETROのレポート[3] を御覧ください。 [1] マネー現代:「マクドナルドが高すぎる!」…ビッグマック「2800円」論争が映し出す、「アメリカ人の悲惨な生活」と大統領選での「怒りの矛先」 https://gendai.media/articles/-/132510 [2] JETRO:トランプ氏リード続く、若年層の投票行動がカギか、米大統領選世論調査(米国) https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/06/76bd45c840440e6b.html [3] JETRO:トランプ氏がリード、16%は討論会後の支持変更も考慮、米大統領選挙世論調査 (米国) https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/06/3bbe1189fc9bfc65.html
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バイデン氏は声がかすれ発言に詰まり…“民主党内にバイデン氏への懸念広がる”と米メディア トランプ氏とのテレビ討論会
TBS NEWS DIG
岡村 康平教員 /その他
アメリカの市民層ではインフレに歯止めがかからず [1] 格差の拡大が広まる中で、トランプ氏のバイデン氏の健康状態を懸念する狙いがまさに当ってしまった構図です。一方トランプ氏は認知検査で満点を取ったということを誇示しています。 討論会前から既に均衡状態にあったとされており、最早どちらが優勢になるかわからない状況でしたが、この均衡状態がこの討論会で今まさに崩れたといえます。 たとえば、CBSニュースが発表した6月23日の大統領選に関する世論調査結果では、トランプ氏の支持率が50%と、バイデン氏(49%)をわずかに上回っているとされていました。 また、マサチューセッツ州のエマーソン大学が6月に激戦6州(アリゾナ、ジョージア、ミシガン、ネバダ、ペンシルベニア、ウィスコンシン)で実施した世論調査では、同大学の世論調査担当のスペンサー・キンボール事務局長は「バイデン氏とトランプ氏の支持率の差は標本誤差(±3%)の範囲に収まっている」と発言しています。 詳しくはジェトロ(日本貿易振興機構)のレポート[2] をご覧ください: しかし討論会後は、16%が支持変更も考慮しているとのことで、今まさに共和党支持層が大きくなりつつあります。特に将来を危惧する若年層からの支持が強大です。いずれにしても、バイデンが保守路線に走っている中では、どちらに大統領がなっても日本の首相は難しい舵取りを引き受けなければなりません。 こちらについても、詳細はJETROのレポート[3] を御覧ください。 [1] マネー現代:「マクドナルドが高すぎる!」…ビッグマック「2800円」論争が映し出す、「アメリカ人の悲惨な生活」と大統領選での「怒りの矛先」 https://gendai.media/articles/-/132510 [2] JETRO:トランプ氏リード続く、若年層の投票行動がカギか、米大統領選世論調査(米国) https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/06/76bd45c840440e6b.html [3] JETRO:トランプ氏がリード、16%は討論会後の支持変更も考慮、米大統領選挙世論調査 (米国) https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/06/3bbe1189fc9bfc65.html
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