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セブンイレブンなど出店数ピークの3割 22年度、賃料増も重荷
井口 康孝小売関連@アジア
大きなトレンドで見ると、コンビニはその創業から2000年まで右肩上がりで成長し、2000年代は横ばいの冬の時期でした。その後、2010年から2015年まで大拡大期に入ります。で、今は店舗の改装などが主になり、店舗の実数としてはそこまで増えない横ばいの時期に入ってきているってとこでしょう。2010年代前半の拡大が異常と言えば異常だし、その異常な拡大が今の市場規模を作ったとも言えるのかもしれません。
と言う中で、陣取り合戦は一旦休止し、個店の収益力の強化がこれからの主題になります。ここでは賃料の指摘がありますが、人件費、社会保険、電気代などの経費増があり、パイを奪い合う競争をやっても誰の得にもならない時代になったって事でしょう。
コンビニがインフレの勝ち組になるか、インフレのジレンマにハマるかが注目かとは思います。コンビニは、良くも悪くも安売りのフォーマットではなく、オリジナル商品による差別化も進んでいるので、値上げをしやすい業態ではあります。一方、お客様のお財布の中身は増えてないので、論理的に考えれば、価格を上げれば来店頻度は落ちるし、商品単価が上がれば購入点数が減ります。弁当の値段あげても、ウォーターボトルを持ち歩く人が増えて、飲料を買う人が少なくなったら、トータルの売上は結局一緒、みたいな事が起こると個店の売上は変わらないですよね。
その辺りのジレンマをいかに越えられるかってのが、各社の腕の見せ所かもしれません
無印「ユニクロ出身社長」地方大量出店の成算
スタバがインドで低価格戦術、拡大市場で競争激化
井口 康孝小売関連@アジア
一般的にインドはティーカントリーと言われますが、南インド(バンガロール、チェンナイ)では、コーヒーの産地である事から、コーヒーを飲む人も増えます。こう言った地域でも、チコリー入りのコーヒーを飲む事が一般的です。飲み方も、フィルターコーヒーと呼ばれる、エスプレッソ的なとっても濃いコーヒーを甘いミルクで割った飲み方が主流です。
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Indian_filter_coffee
そう言った点で、スタバにしても、記事内のサードウェーブにしても、欧米流のコーヒーというより、他所行きのコーヒーという感じです。
さて、値段という点だと、一般消費者にとって、そもそもカフェでお茶をするのが相当な高額出費です。一般的な人は、お茶をするというと、食堂的なレストランで、20円から40円くらいで上のフィルターコーヒーを飲むような感じでしょうか。30mlくらいの小さなサイズを飲むのが一般的なので、コーヒーやティーの消費方法として、トールはデカすぎみたいなのもあります。低価格戦略というより、平均の所得が低い国で小型サイズのコーヒーをサイズ分安位値段で販売して、それが低価格戦略かというと、なんとも言えないところ。
コーヒーの消費量はこれからもインドは確実に増えるでしょうし、トライアンドエラーの中で、いいんでないでしょうかね。今のところは、社会の上澄みみたいな人たちがこう言ったカフェで食事をしている感じでしょうが、これからその層も増えていくでしょうし。
セブンイレブン、加工食品の即日配送取りやめ 物流維持へ脱最速
井口 康孝小売関連@アジア
単純な話、店舗の在庫が増えるっちゅーこと。今よりも+1日分の店舗在庫が増えていないと欠品する。あとは、欠品のリスクも増える。これから梅雨に入りますが、雨が続いたら、今までは当日翌日くらい?の在庫を気にすればよかったのが、最大で4日くらい?の在庫と天気を気にしないといけない。新規商品も売れそうなものは1週間くらいの在庫を持とうって感じか?
ていう話になると、加盟店に在庫リスクを押し付けるような話にも聞こえますが、物流費が上がれば加盟店の粗利も下がります。インフラ維持の意味でも、粗利確保のためにも必須ってことでしょう。
どこのチェーンもAI発注に力を入れてますが、そのあたりも気になるところ。
コンビニの25倍も売れる コカ・コーラも期待するドリンクが「銭湯」を主戦場に選んだ真意
井口 康孝小売関連@アジア
結局、本当に銭湯を主戦場にとることに舵を切るのかってお話。仮に、コンビニの1日あたりのチルアウトの売上を5本として25倍だとしたら小杉湯の最大売上は125本。小杉湯って割と特殊な銭湯だと思うんで、一般的な銭湯の普通の1日の売上にならして20本だとします。日本の公衆浴場の数が3450個と出てきたので、それをチルアウトの値段の250円でかけると、1日あたり1725万円。年間63億円。コンビニ約6万店で1日5個売れる年間274億円。でも、コンビニの棚の争いは激しいから、まぁ、厳しい。
この記事をもとにした計算上、銭湯に集中しても成り立ちそうだけど、まぁ、ハードルは高い。銭湯に振り切るなら、振り切るでそれはありだと思います。コンビニに振り切っても、コンビニに来るメインの人は、チルというよりカフェインとかエナジーを求めてるし。
下手にコンビニ頑張るより、銭湯、ジム、サウナ、ホテルとか何かしらの一息つくところに置くのはいいんでないかな。
なんちゅーか、よく眠れる栄養ドリンクとかもありますが、鎮静系は興奮系よりも売れないから、売り方は重要ですよね。
AI研究の第一人者ヒントン氏、グーグルを退社「危険性話すため」
井口 康孝小売関連@アジア
単純にGoogle の上位に掲載されるためのSEOのように、AIに都合の良い情報を載せるためのツールは出てくるんだろうなと。良くも悪くも、large language modelである以上、AI自体はものを考えないんで。って言う理解でいいのかも分かりませんが。
より高度な情報操作というか、情報加工になるわけで。選挙やマーケティングで証明されてるように、悪い人に使われると大変。哲学だって、同じ論理的でも別の結論なるわけで、一つの問いから一つの答えを導くことに何かしらの限界はあるわけで。
ただこの流れは変わらないで、どういうルールを作るっかちゅーお話し。車も包丁もルールがないと危険なわけで、その考え自体は正解。
「想定以上の反響」と驚き ローソン実質半額「コーヒーのサブスク」、導入のワケ
井口 康孝小売関連@アジア
大袈裟に言うと、コンビニの今までの収益モデルと一線を画す取り組みなので、良くも悪くも賛否両論の取り組みかと思います。
コンビニの運営は、基本として、本部と加盟店で粗利を分ける粗利分配なので、本部は粗利率改善し、加盟店は高粗利商品をたくさん売る事で店舗に利益を残します。コンビニは単店では、ボリュームが売れないし、客単価もスーパーなどよりも低いので、低粗利のものをたくさん売ったり、安い目玉商品で集客するモデルでは辻褄が合わないのが基本的な考え。
しかし、今回のローソンの取り組みは、稼げて数も売れる目玉商品のコーヒーを安売りしようって話だから賛否両論が出るお話しです。まぁ、高粗利だからこそ出来るって考えもありますが。
で、サブスクの条件は、単店を指定し、ローソンアプリを持ち、さらにアプリとポンタを同期させる。要は、稼ぎ頭のコーヒーの粗利は捨てるけど、その他の商品で稼ぐか、アプリの広告、データ販売、リベート収入で稼ぎますよって事か?
仮に客数1000人のお店だったとして、5%の50人がサブスクをやったとします。そしたらほぼ毎日店舗に来て、アプリを立ち上げる人の50人のデータが集まるので、それなりに意味はあるでしょう。全店に拡大したら75万人のデータになるわけですし。
テストなんで色々と面白いことができそうですが、全店導入のハードルは高そう。単純にお店の利益って加盟店オーナーのお財布に直結するんで、ドル箱商品値下げしますって言われたら嫌な人も多いでしょ。否定的に見るわけじゃないですが、テストなんでそっと見守る感じかと。

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