平 剛

人間はコロナ以外でも、色々な事が原因で死ぬ生き物だという事を今一度認識する必要がありますね。 日本では、そして東アジアではコロナに極めて強い事や、国内の感染の傾向も随分暴かれているのに、人口1400万人の大都市で数十人の感染で過剰に恐怖反応が出ると困りますね。 熱中症で毎年1000人以上の死者が出てますし、ワクチンと治療薬のあるインフルエンザでも何千人と死者を出してます。突然自分が癌になるかも知れない。 普段私達は沢山の人の死と共に生きている筈なのに、コロナの死だけに恐怖するという錯覚で、いつも存在していた死を受け入れられなくなってる気がします。 ワイドショーが煽るからだと思いますが…

この情報は正確ではありませんね… 医師会の有識者会議資料では、「発症者の発症前」の無症状から感染るケースが4割、全く発症しない無症状者から感染るケースは稀、という結論です。つまり、日本においては高齢者以外から感染って発症するケースは稀という事ですね。 オフィシャルの情報でありながら、コロナのこうした情報を正確に把握されないという事がもどかしいですね。それでおいてワイドショーの煽り情報を信じてしまうという罠…

…恐らく次世代以降のSNSサービスは匿名システムが無くなっていくのではと思います。匿名自体が悪い事では無いものの、本人とネット匿名で人格が激変する人の事例が多いです。オフ会なるもので、Twitterで凄いテンションの人に初めて対面したら凄い引っ込み思案でコミュニケーション苦手な人だった、なんていう事を何度も経験しました。 自分がネットで発している言葉は、普段家族や友人に対しても使っているか？は大事な指標だと思いますね。 私はデジタルネイティブでは無いのでネット教育は受けられませんが、これからの世代は言論の自由と誹謗中傷の境目を見極めるという、高度な文化思考を身に付ける事になるのでしょうね。 大人も、自分は大丈夫などと思わずに自戒しなければなりません。

個人の意見としては、正直一般国民に賛否を問うには非常に難しい微妙な問題で、事実の正否よりも社会思想・信条を問うレベルのものでもあると思うので、これは民主選挙によって選ばれた代議士達によって成り立つ立法府で、法律に則って手続き判断すべき事だと思います。 賛成反対どちらの考えもあり、各々の対峙者を知識不足等と罵るのは自分の正しさを主張する事に拘泥するだけであり、百害あって一利なしです。 その点において、今回の一連のツイッター炎上騒動が立法に影響を与えたというのは、特に安全保障の観点において由々しき問題でしょう。 国民の声が政治を動かした、という意見も散見されますが、ツイッター等のSNSは国民の一人一人所在が不明です。選挙はどんな人にも平等に1票ですが、SNSはスパムなどトレンドを工作出来る事は自明で、あのタイミングに限って有名人が同時多発的に発信したというのも不自然。指原莉乃も「依頼があった」という旨を明かしています。 つまり誰かが意図的に著名人を買収なりで動かして起こした仕掛けだった恐れが高い。 それに対し国家政治行政が左右されたとしたら、選挙による代議員選出〜国家運営の意思決定を外から操る事も可能になってしまいます。 SNSを通じたネガティブ扇動でサイバーカスケードを起こし世論を操る。FBが選挙に影響を与えるなど、人の行動選択に影響を与えうる研究結果も世界では出ています。 選挙による国民選択の意思を歪められる事に危機感を覚えます。

これについては過剰に警戒する必要は無いと思います。夜のナイトクラブをハシゴして感染を広めたとの事、三密でハイになってお喋りしまくる環境… そんな条件が揃ったら、それは感染も広まる事でしょう。それをやらなければ良いだけで、ハメを外し過ぎるなということですね。 6500人集めたというK1でクラスターが発生した事実も、都心の満員電車でクラスターが発生した事実もありません。つまりそういう事です。

厚労省で公開されている最新の専門家会議のレポを一読しましょう。出来れば国立感染症研究所のレポも併せて読むと、日本におけるコロナの正体と対策が分かります。 そして、恐らく殆どの人は読んでないから今でも煽られているわけだと思いますが…読んで実態を理解して頂きたい… 端折れば、感染するのも感染させ易いのも高齢者、重症化し易いのも高齢者、そして最近の感染源は病院、老人ホーム等の屋内施設の集団感染。後は夜の街クラスターです。 つまり、リスク分析が出来ているので、その分析に沿って行動様式を各々設定し、経済活動は再開するべきですね。 専門家会議も、今後の全国一律の活動自粛は不要との結論を出しています。 これからはお上から言われたから守るのではなく、自分の頭と責任で判断し、守るべきところは守り、解除して良いところは解除していくという事だと考えます。 それはつまり、これからが成熟した民主主義国家たる試練を試されるものだという事ですね。へこたれず闘いましょう。

最近、米国共和党のテキサス州副知事が経済活動再開に関して、 「愛する米国に子孫を残す為、高齢者は自分の命と引き換えにできないか」 と発言したニュースを思い出しました。 正に今を戦時体制だとすると、戦争を維持する為に真っ先に切られるのは高齢者や障がい者です。 生産能力で割り切ればそうなりますが、弱者切り捨ては結局ダブルスタンダードの腐敗を招くでしょう。 因みに先の高齢者不要発言をした知事の年齢は70歳です。笑 自分は処分されるべき高齢者と違うと思ってる故の発言でしょうね。

もはやどうでもいい指摘ですが、1日辺り感染者数のここ数日の減少については割とスルー気味で、世論の反応的にも 「こんなのデタラメだ！検査数が少ないだけだ！」 とか言われたりしてたのが、感染者数が増えたら速攻でトップニュースで報じて、 「ほら見ろ、対策が後手になってるせいだ、強制ロックダウンしろ！」 て感じになってる現象、正に人は不安になると事実よりも信じたいものしか信じなくなるんだなあと思わされます。こうして不安につけ込む商売が繁盛するわけですね。 今回の201人だって、大して条件は変わってない筈ですが…苦笑 世界でこれだけ爆増してるウイルスがそんな急速に無くなったら苦労はしないと思います。今こそすぐに結果を求めず我慢強さが求められるのではないでしょうか。 私は、人口も人口密度も世界トップクラス、高齢化率も世界一、中国に密接してるという悪条件だらけの日本で、死亡者も重篤者も極めて少なく抑えられてる事はポジティブな要素だと思います。 原因は分かりませんが、先ずは医療従事者の献身があってこそである事だけは確かだと思います。その足枷にならないように我々一般人は予防策を貼り続けるのみです。