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【沸騰】カネになる「廃食油ビジネス」の舞台裏
NewsPicks編集部
吉岡 和広吉岡製油有限会社 代表取締役
廃食油を使う者として一言。 SAFには新しい用途先として大きな期待をしています。 しかしながら、原料となる廃食油は作ろうとして出るものではないことを忘れていないでしょうか。記事にあるように廃食油は飲食店、コンビニ等の経済活動の廃棄物として出てきています。それを私たち業者は回収して集約し精製することで製品として販売しています。 即ち良く言われる静脈産業に入ります。その為無害化にして動脈に返すことが、求められており、これは国が定める食品リサイクル法に則り行っています。 岡さんも暗に言っていますが国内で7割がSAF以外で使用されており(現状国内でSAFを製造していない)これは数10年にわたり廃食油の用途開発を排出者、中間処理業者、使用者と共に育ててきました。それが新しい需要としてSAFが出てきています。SAFの今後の需要量としては国内の廃食油すべてを向けても1%にも満たないと言われており次世代の原料発掘が急務になっています。 それが見つかって動き出した場合、廃食油はどうなるのでしょうか。 そこに投資する企業はあるのでしょうか。 この時に既存の使用先が消滅していた場合、廃棄コストとして排出する店舗にのしかかり販売価格に反映されることとなり結果、コストを払うのはこの商品を買う消費者になりかねません。 誰がコストを払うのか。 それをしっかり認識して、SAFに関しても一時の盛り上がりで終わらないようSDGsを進めてほしいと期待しています。
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