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【亀山年末放談】今のうちに「稼げるスキル」を身につけよう
杉野 幹人NewsPicks 取締役 CSO
「とくに20代や30代の若い人は、稼げるスキルを上げておくことが大事」とありますが、年を取るとスキルアップしなくても蓄積で食べていけるので、放っておくと勉強を怠りがちに。
だからこそ、40代になっても貪欲に勉強してもっともっとスキルアップする冬休みを過ごしたいと思っています。
亀っちの部屋、全ての回を聴いていますし、一部の回は気がついたら何度も聴いています。
深夜ラジオのヘビーリスナーだった高校時代のように、寝ながら亀っちの部屋をを聴くという楽しみに恵まれた1年でした。
ありがとうございました。

【DMM亀山対談】IVSの仕掛人が語る「次に来るビジネス」
杉野 幹人NewsPicks 取締役 CSO
毎回音声で聴いています。
今回おもしろいなと思ったのは、亀山さんがIVSでゲームの話題が多いのを知り、ゲーム事業を始めた、という点。
すでに話題になってしまっていると、もう競争的に手遅れと考えがちですが、急成長している市場に入れれば、参入が後手にまわったことよりも市場成長の恩恵の方が大きい場合も。
また、そもそも、競争を気にして迷うくらいなら、小さくてもとにかく始めちゃった方が可能性がわかる場合も。
毎回聴いていて、あらゆるシーンのあらゆるタイミングで、固定観念や経験則に囚われず、一つ一つに具体でビジネスチャンスを探す姿勢に、学ばせてもらっています。

【完全図解】コンサルに押し寄せる、3つの大変化
杉野 幹人NewsPicks 取締役 CSO
コンサルを15年ほど経験しましたが、コンサルにとってデジタルは大きな論点と思います。
非デジタルの事業だと、戦略はPDCAが1回まわるのに、早くて1年、中期戦略やプロダクト絡みだと3年はかかる。
最初のPlanがダメだとそれだけ軌道修正に時間がかかり、競争では勝負あったになる。
なので、Planの価値が高く、経営コンサルが練る戦略に価値がある。
しかし、デジタルの事業だと、PDCAが1回まわるのに、早いとA/Bテストしたら1日や1週間でまわるものも。
もっとかかるものでも、データ見ながら適宜で新しい方向性を小さく試しては軌道修正できる。
結果として、 Planと比べてDCAの価値が相対的に上がる、または、メタでPDCAをまわすこと自体の価値が高まる。
すなわち、実行側の付加価値が高まる。
そのような環境下で、コンサルは、どのような付加価値で勝負するか。
それでも、Planの価値をさらに高めるのか。
それとも、DCAの実行側の付加価値をストレートに高めるのか。
はたまた、それ以外の道があり、そちらに進むのか。
ただ、いずれにせよ、どこまでデジタルが進み、コンサルの重点や範囲やスタイルが変わっても、最後の部分は人ありき。
一人ひとりのプロフェッショナルのレベルやスペシャリティがコンサルの価値のベースにあるのは、変わらないと思います。

【保存版】データは、こうして「視覚化」せよ
杉野 幹人NewsPicks 取締役 CSO
経営コンサルで視覚化は鍛えられたので、数年前に社内に出る直前の大学院生たちに、3年ほど、スライドの作り方という新しい授業も担当しました。
細かなことだと、コンサルでは、円グラフをパイチャートと呼び、パイチャートはこの記事にかかれている理由で、基本は使用しないことが徹底されていました。
ただ、一番大事なのは、そういったグラフや図の描き方よりも、この記事にあるとおり、伝えたいメッセージはなにかを先にクリアにする、だと思います。
伝えたいメッセージがクリアで、それが言語化だけで相手に伝わるなら、グラフや図は必要ないです。
メッセージさえクリアなら、グラフや図はそもそも無くてもよいとすると、メッセージをよりクリアにしようと考える。
メッセージをクリアにしても、まだ伝わらなそうなところがあれば、それに絞ってグラフや図で表現できないかを考える。
そうすると、グラフや図の要件はなにで、そのグラフや図でどこをハイライトすべきかも自ずと決まります。
残りは表現ですが、ここまでできていたら、もう効率的でしょう。
この記事にもある、意味のないところに無駄に色をつけてしまうようなこともないでしょう。
それは、ハイライトすべきところを見失っていることを意味するので。
あとは、視覚化に共通するのは、相手にどう伝わるか、相手がどう思ってどうアクションするかを想像することです。
なので、グラフや図をつくるのは、画面に向かうデスクワークに見えて、伝える相手のイメージを膨らませる、とても人に対して思いやりが必要な、人に向かうワークだと、学生たちには毎回の授業で伝えていました。
視覚化は奥深く、まだまだ進化しそうですし、わたしも学び続けたいと思います。

【読書】コンサル一年目が叩き込まれる「必須スキル」
杉野 幹人NewsPicks 取締役 CSO
経営コンサル15年やってみて、これらはコンサルタントには必要と思います。
もちろん、必要といっても、スタートラインに立つ資格として。
ただ、この中でも簡単なものと、難しいものが。
新人コンサルタントの育成をしていて、新人が一番つまずくのが、この中だと「仮説ありき」な気がします。
仮説の筋の良さは、かなり経験や知識に依存する。
なので、新人が筋のよい仮説を最初から持つのは難しい。
そこでの岐路は、筋の悪い仮説でもまずは進むべきか、筋の悪い仮説なら捨てるべきか。
育成経験的には、前者の方がコンサルタントとしての成長は早いです。
前者は進んでいるうちに新たにインプットしたファクトから仮説が違うとキャリブレーションや軌道修正でき、仮説を進化させられる。
後者は結局は仮説を持たず進むことになり、進む方向も定まらず戦線が拡大し、進んでもなにを確かめたくてインプットしているかわからないので仮説が進化しないし、パワープレイで労働時間だけ長くなり、すべてが徒労に終わる。
なので、筋の悪い仮説でも、持たないより早く決めて持った方がよい。
特に新人コンサルタントのうちは筋が悪いパターンばかりなので。
そのときに大事なのは、自分の仮説に固執せず、進みながらキャリブレーションや軌道修正をすること。
そのためにも、仮説は反証のための論点がクリアな命題で持つ。
例えば、海外進出を考えるプロジェクトでどこの地域に進出するかで:
・インド市場にいま進出するのがよい
・インド市場に、顧客のスイッチングコストを考えると、いま進出するのがよい
という命題の二つの仮説だと、次のアクションの効率がかなり違います。
前者だと、時間かけて幅広くインドについて調べるが、論点不明で仮説どおりか判断つかない。または、調べ直すことに。
後者だと、顧客にヒアリングして商品の併用やスイッチの経験や動機を聞くか、実際に顧客を観察することで、仮説どおりか、キャリブレーションすべきか判断つきます。そのとき、スイッチングコストがそもそも論点なのかという議論は残りますが、それすら仮説として柔軟に再設定する。
経営コンサルの技術は、長時間労働や退場宣告リスクに苦しんだ上で解決策として生み出されたもので、コンサルというと乾いたイメージを持つ人もいるかもですが、意外と先人たちの生存の知恵が詰まっている気がします。
NTT、ドコモ完全子会社化きょう決定へ TOB4兆円超
杉野 幹人NewsPicks 取締役 CSO
23年前に新卒でドコモ(当時はNTT移動通信網株式会社という名)に入って働いた者として、感慨深いです。
1998年には上場し、2000年前後には、マイクロソフトなどと世界時価総額1位の座を争う会社でした(うる覚えですが、瞬間世界2位か3位が最高だった気がします)。
当時は、市場は成長していましたし、その成長市場でのトライ&エラーを促すためにも、ドコモの独立性を保つのはガバナンスとしてよい打ち手だった気がします。
NTTの固定網より安く使いやすくして、NTTを潰す、と社内で公に言う人たちも多かった気がします。
また、PHS登場時は、当時はPHSを提供するNTTパーソナルはドコモではなくNTT傘下だったので、NTTとはガチ対決ですし、PHSが普及して携帯が駆逐されるのではという健全な危機感もありました。
しかし、ドコモを取り巻く環境も、ドコモ自体も変わりました。
一つの歴史が終わる気がします。
NTT移動通信網株式会社だったドコモ、おつかれさまでした。

【直撃】人気配信者が語る「歴史の学び方・活かし方」
杉野 幹人NewsPicks 取締役 CSO
COTENは、いま一番楽しみに聴いているpodcastです。
最初から全回聴いています。
チンギス・カンのシリーズがわたしには神回でした。
なぜあんなに強かったのか、あまり考えたことのない論点で、自分の考えの足りなさに気付きがありました。
あと、ヤンヤンさんが中国人の視点から見たチンギス・カンを語っているのも、あまり考えたことのない視点で学びが多かったです。
記事にもありますが、COTENは、問いの立て方が面白いです。
あと、問いに対しての考え方も、精神論に逃げず、ロジックが明確で納得感がある。
明確なロジックがあると、歴史でも仕事でもプライベートでもなんでも、身近ないろいろなことでその再現可能性を考えられる。
このため、あらゆる問題解決において、直感的な初期仮説の幅が広がる気がします。
これからも楽しみに聴いていきます。

【山極壽一】日本は失敗を大学に押し付けてきた
杉野 幹人NewsPicks 取締役 CSO
社会人になってから修士課程や博士課程に行き、企業で働きながら大学経営に関わったり、講義で教えたり、企業側の立場からも大学側の立場からも産学連携をして、多くの人と対話してきました。
わかったことは、大学と産業界の相互不信が、本当に強いことです。
大学からの産業界への不信は、この山極さんのインタビュー内容がかなりカバーしている気がします。
付け加えるなら、専門家を育てても入社後に人事ローテなどで専門外の仕事に就かせてしまう、トラディショナルな日系企業の人材活用への不信感は強い気がします。
とはいえ、産業界から大学への不信も強いです。
テニュアのシニア教授と不安定雇用のポスドクという二極化の雇用体系には、運営費交付金が減らされているという背景はあるにせよ、シニア教授の既得権益の温存にも見える。
業績を出しているスーパーな教育研究者がいるのはわかる一方で、あまり論文を書いてない教育研究者もいるのが、悪平等にも見える。
オープンキャンパスなりでたまに大学に行ったときの事務対応が、非効率だったり内向きだったりに見える。
既得権益の温存、悪平等、非効率や内向き。
これらはすべて、産業界もずっと言われ続け、反省し、いまも経営改革してきていること。
なので、産業界からは、大学も変わっているように思う面があっても、経営改革がまだまだできていないのでは、と見えたりする。
なので、総じて、大学が産業界に不信を持っているように、産業界も大学に不信を持っている。
どちらにも席を置いた身としては、どちらの言い分もわかる気がします。
なので、必要なのは、山極さんのご指摘のように、対話な気がします。
例えば、小さな不信ですが、シニアな企業人の中には、大学ではみな授業に参加しない、と言う方がたまにいますが、いま大学で教えていてわかるのは、いまの大学生は昔と違って授業の出席率はとても高い。
このような不信は誤解なので、対話で消えていく気がします。
誤解を解いていって信頼ベースをつくった上で、対話しながら互いに解決できるところを解約し、協力できるところを協力し、切磋琢磨していく。
記事を読んで、そんな大学と産業界の関係に近づくように、一歩ずつでも、小さくても、自分にできることをやっていきたいと思いました。

【日曜に考える】「経験豊かな大人」が大学院で学び直す意味
杉野 幹人NewsPicks 取締役 CSO
社会人になってから、修士課程に行って学び直し、しばらく働いたあとに、博士課程に行って学び直し、また働いています。
自分の経験で得た知に頼っていると、結果は出やすいのですが、成功体験からか、なんか経験外の他の知への感受性や吸収力が弱まっていく気もして。
学び直しのメリットは、自分の経験だけでは得られない知を効率的に楽に得られることもですが、そのような経験外の他の知への感受性や吸収力が蘇ることな気もします。
学び直したあとも、しばらくはその感受性や吸収力は高まったままなので、経験的にはしばらくはとても思考が柔軟になる感じ。
ただ、学び直しを怠ると、自分の経験から得た知、すなわち、また過去の成功体験に固執して今や未来を考えてしまうので、学び直しはずっとやっていきたいと思っています。
また大学院に行ってもいいし、知が詰まった本をじっくり読むなど。
人生が長くなっているのに、10代や20代で他の知を学ぶのをやめてしまうのは、もったいない気がします。
菅氏、電波利用料の引き上げに言及 携帯料金下がらぬ場合
杉野 幹人NewsPicks 取締役 CSO
電波利用料の引き上げは、携帯電話料金の引き下げの観点では、あまり意味がないと思います。
携帯電話市場は、3社がモバイル事業で高収益で、実質で寡占的に。
寡占で競争が少ない中で各社のコストが増えても、各社はユーザーへの価格に転嫁できるので、電波利用料の引き上げは、むしろ携帯電話料金の値上げを生むリスクもあります。
携帯電話料金の引き下げの王道は、MVNO政策の見直し、周波数の割り当ての見直し、楽天など後発キャリアへのイコールフィッティングの担保など、健全な競争が起きるような競争政策にあるように思います。
そして、その健全な競争によって、料金の引き下げや、勝ち抜こうとしてのイノベーティブな新規サービスが生まれるのを、期待したいです。

【実録】エムスリーのエースが明かす、事業のやめ方・はじめ方
杉野 幹人NewsPicks 取締役 CSO
エムスリーも各事業でこんなにピボットしていたとは知りませんでした。
むかし、シリコンバレーで働いていた際に、知り合いのベンチャーキャピタリストが、投資判断においては起業家の過去のピボット歴を聞く、と話していたのを思い出しました。
ピボットは、ブレているように思えて、結果への執着と意思決定力がないとできないことだから、ポジティブにカウントすると。
むしろ、過去の失敗談を聞いて、軌道修正が足りなそうであれば、なぜ途中であがいてピボットしなかったのかを確認する、とも。
これから、エムスリーのピボットのニュースの度に、その意思決定に学びがないか、じっくり考えてみたいと思いました。

【直伝】大手コンサルが実践する「コスト削減」の正体
杉野 幹人NewsPicks 取締役 CSO
地道なカイゼンと思われるコスト削減で、経営コンサルタントがバリューを出せる理由は二つある気がします。
一つは、対サプライヤーの価格交渉で。
経営コンサルタントは、普段はビジネスの事業戦略における差別化に頭を使っています。
対サプライヤーに価格交渉では、いかに差別化が難しい仕様や調達条件で入札を開けるかが大事。
事業戦略での差別化の知恵を裏返して使えるので、バリューが出やすい。
あと、サプライヤー側の事業戦略やコスト構造を踏まえて、コスト削減がしやすい費目を優先して取り組めるようになるのもプラス。
二つには、対社内で。
現場では必要と思っている支出も、経営コンサルタントと一緒に経営戦略で優先順位を付けて再検討すると、必要なくなることも。
市場アンケート調査のコストはマーケティング担当でKPI測定のために不可欠と判断しても、そもそも経営側でそのKPIでのレポートを必要ないと判断すれば、調査そのものが必要なくなったり。
いずれにせよ、コスト削減は、工夫や知恵がいろいろありますね。

【讃井康智】これから、学びの「大格差」時代が到来する
杉野 幹人NewsPicks 取締役 CSO
教育の役割の一つは、知識を社会に広く届けることだと思います。
知識のよいところは、コンテキストフリーで誰にとっても再現することなので、知識を発見した人だけではなく、それを理解した人みなに公平に平等に役に立ってくれる。
その点で、この記事で指摘のとおり、知識を得る機会に差がついてしまうのは、一人ひとりの可能性に本人のコントロールできないところで差をつけてしまうことであり、社会的に大きな問題だと思います。
いずれにせよ、自分自身も教育にかかわる者として、教育は長期視点を持ちながら、学ぶ人たちの立場に立って、新たになにができるかを考えていきたいと思います。

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