ホーム
46フォロー
8338フォロワー
【保存版】「診断」から始めよ。企業の生成AI活用に必要な3ステップ
シバタ アキラWeights & Biases カントリーマネージャー
生成AI活用の勝ち筋を生成AIを使って検討する枠組みが素晴らしいですね。SIGNATEさんは生成AIが出るはるか以前からDXに関わっているので、方法論が発達していますね。企業のAI導入においては、他社事例から学べる汎用的なものも多いので、そのような領域には特に有効でしょう。特にバックオフィス的業務がこれにあたります。
また、より独自性の高い領域へのAI導入でさらにハイインパクトな結果を狙うことができます。例えば製薬企業が創薬における候補化合物を生成したり、自動車メーカーが車に生成AIを搭載する、広告会社がクリエイティブの下書き生成に応用する、などです。このような業務への応用は要求されるクオリティが高く、現時点では技術的要件を完全に満たせないケースも多いですが、非常に速いスピードで技術が進歩しているため、段階的な導入を今から計画していく必要があります。
このように、短期目線で効果の出しやすい施策の「型化」「実装」を進めながら、長期的な視点で差別化につながる独自領域へのAI活用における戦略策定を検討していくことで、継続的な勝ち創出に繋げることができます。
NTT版LLM「tsuzumi」サービス開始 軽量でも日本語処理はGPT-3.5超え
シバタ アキラWeights & Biases カントリーマネージャー
1000億円の事業化を目指す、とのことで、NTTさんの本気度が伝わる内容です。日本のLLMビジネス活用が進んでいくことに期待しています。
モデルが公開されていないこともあり、性能の程は外部検証ができませんが、ChatGPTレベルのモデルでも、専門的なタスクにおいてはRAGやファインチューニングなどのカスタマイズが必要になりますので、導入においてのカスタマイズサービスが求められるでしょう。そのためにはNTTグループ企業を通じた顧客支援の枠組みの構築も重要。最終的には自社のモデル提供だけに拘らず、導入支援の部分を付加価値としていきながら、自社の基盤モデルの性能を上げていく戦略もあるでしょう。
Stable Diffusionの新興AIユニコーン、創業CEOが辞任「非中央集権型AIを追求」
シバタ アキラWeights & Biases カントリーマネージャー
大きな動きですね。生成AI開発競争の激動の中で、先見性とカリスマ性でStabilityを引っ張ってきた人物。
元々様々な研究チームの集合体としてStable Diffusionを始め、LLMなど様々なモデルを開発してきましたが、エマッド氏がその功績を独り占めしているという批判が報道されていました。何があったのか本当のところはわかりませんが、そのような状況をよく思わなかった人もいるのかもしれないと勘繰っています。
Stabilityがオープンソース戦略を軸にモデルの公開をしてきた功績は非常に大きいです。OpenAIなどの先端モデルを作る企業がそのノウハウを非公開とするなか、これほど重要な技術を一握りの企業が牛耳ることに対する強いアンチテーゼを示してきました。ただ、オープンソースのビジネス化は苦難がつきものですし、マネタイズ可能なサービスを開発するにはむしろ強いリーダーシップで開発をを進めることが求められます。
一方で画像生成モデルのカスタマイズを楽しむコミュニティは日本でも(特に日本で)盛り上がっていて、まだまだこれからの展開が楽しみなところですし、非中央集権型の組織の延長としてさらに多くのコミュニティが活発化していくことへの期待もあります。
Anthropic、AIチャット「Claude 3」を3サイズで 日本語力も向上
シバタ アキラWeights & Biases カントリーマネージャー
弊社の運営するLLM日本語評価リーダーボード、Nejumi.ai でもOpenAIのモデルに次いで上位に来ていたのがClaude v2でした。多言語での性能には定評があり、韓国のSKテレコムやLG CNSなども出資しています。これまでは日本語ではGPT-3.5レベルの評価でしたが、今回の評価は英語ではGPT-4を超えた、とあって期待値が高まります。ただしモデル開発者の自己評価は概して自社モデルに贔屓目なので、弊社も評価を早く出したいところですが、AWS Bedrockではまだ最大のモデルが使えないということで、彼らの精度評価の検証にはもうすこし時間がかかりそうです。
NORMAL
投稿したコメント