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【超実践】ラクして部下が育つ「新マイクロマネジメント」
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
私が若い頃(勝手に)目標としていた和田さんの記事。共感することばかりです。
特に「Will偏重」の部分については納得です。個人の「やりたいこと」を重視しようという風潮が行き過ぎてしまった感は否めません。
マネジメントには「厳しさ」と「優しさ」の両方が必要ですが、この「厳しい」とは必ずしも「怒る」とか「叱責する」という意味ではなく「成果や期待に対して厳しい」という意味で、コミュニケーションのスタイルが厳しいかどうかとは関係ありません。こうした厳しさと優しさを「二項対立」ではなく「併存」させることが大事だと思います。
それにしても、ブラック労働を忌避するあまり「ホワイトすぎる職場」が誕生してしまった会社も多いと聞きますが、こうした「羹に懲りてなますを吹く」という傾向には要注意です。

【緊急】ストレス爆発!日本のマネージャーを救う3つの処方箋
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
「心理的安全性」という言葉が流行りましたが、私は「リーダーの心理安全性」が見過ごされがちだと感じます。
常に成果を求められ、上下からのプレッシャーに挟まれ、時には「モンスター部下」と呼ばれるような扱いに困る部下にこちらの方のメンタルがやられそうになる、というマネジャーの話を日々沢山耳にします。メンバーが離職すればミドルのピープルマネジメントのせいになりますが、ミドル自身は、折れそうになる自分の心を支えながら孤独に頑張らないといけない。
外資系企業の現場マネージャーは一定の予算と自分のチームの人事権は与えられているので、「ヒト・カネ」というリソースを一定使うことができます。対して日本企業の中間管理職は、責任に対して権限が少ない。切れるカードが殆ど無い中でゲームをプレイしなければいけないのも状況をさらに難しくしているように思います。
リーダーが心理的安全性を感じられていないのに、メンバーの心理的安全性を高めるのは無理があります。リーダー自身の元気にするための対話や、仕事にオーナーシップを感じられるための裁量権の付与が必要ですね。
中国、日本への団体旅行を解禁 コロナによる停止から3年半ぶり
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
観光庁の統計によると訪日外国人数は2018年、2019年が3100万人だったのが、2020年~2022年は一気に500万人以下になりました。
https://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/in_out.html
2023年は5月180万人、6月200万人と年間2400万人くらいのペースを維持していて、すでにコロナ前の水準に近づいています。(タイから日本行きは既にコロナ以前を超えているそうです。)
中国人抜きでこのペースです。もともとインバウンドの3-4割が中国人と言われていましたから、さらに爆発しますね。タクシー捕まえるのとかはますます難しくなるでしょう。
出社率たった“4割”のリクルート、東京駅直結の本社を増床・リニューアルした「勝算」
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
「オフィスかリモートか」の議論は企業ごとに最適解の模索は続くでしょうね。
基準としては「コミュニケーション」「テクノロジー」が価値の源泉の企業ではリモートにしても生産性は落ちないが、「モノ」「ハード」が源泉だとリアルしないと生産性は落ちる。そうした自社のコアを見極めることが重要だと思います。
加えて、人材不足が進む中で多様な人材を「採用・リテンション」するための武器であることを認識し、柔軟性を持たせた制度設計が重要でしょう。
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リクルートは全国約120以上の拠点があるが、社員のオフィス出社率は38%。本社オフィスに限ると、出社率はさらに低いという(本社オフィスの出社率は公表していない)。またリクルートの社員でみると、出社回帰の動きは起きておらず「コロナ最盛期に加えるともちろん出社は増えているが、今年に入ってからの出社率は変わっていない」という。新オフィスに籍を置く社員は約1万2000人だが、用意されている席数は約5000席に絞っている。

【ジャック・アタリ】欧州の知性が語る、これからの世界秩序
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
「グローバルサウス」の定義は実は曖昧で、「デモクラティック・サウス(民主主義の南)」と「オーソタリアン・サウス(権威主義の南)」に分けて考えるべきという点はその通りだと思いました。
また世界のバランスが崩壊しつつある中で、主要国による「クラブ」(集まり)をより強化すべきというアタリ氏の主張に共感します。
各国のリーダーが異質に対峙しても対話を続け、調和を図る姿勢を持つことが欠かせないと思いますが、残念ながら世界の流れはむしろ逆行しています。一度作られた価値観を変えるのは容易ではないので、より若いうちからの教育が必要であると実感します。

【直言】日本人よ、成長のエネルギーに満ちあふれた国に行こう
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
企業と話すと「海外で働きたい人材が減っている」という話題が必ずと言っていいほど出ます。「内向き志向」は実際に進んでいるのかもしれません。確かにこれだけ安全で、食と自然も豊かな国は世界のどこにもないです。ですが今の日本は過去の遺産で稼げているだけで、このままいくと将来どうなるかは推して知るべきです。まだ競争力のあるうちに世界で稼ぐ力を一人一人が高めていかないといけない、と危機感を持っています。
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現地の課題に対して、ビジネスを通じてソリューションを提供していくことが求められるわけですが、日本の経験はもう通じなくなっていると思っています。以前は、日本は課題先進国で、日本で片付けた課題解決能力を海外に持って行くんだという考えがありましたが、結局、30年間、日本は課題を解決できていません。
だからもう、まずは成長のエネルギーに満ちあふれた国へ行こう。それで現地の人たちと一緒になって課題解決に取り組もう。何らかのデッドロック(行き詰まり)にぶち当たるかもしれないけど、新興国にはそれを乗り越えるためのエネルギーとパッションが満ちあふれています。

【解説】中国はこうして、グローバル・サウスを味方につける
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
”『中国は我々に空港をもたらしてくれるが、アメリカが我々にもたらすのは説教だ』”という言葉が印象的です。グローバル・サウスの国の一部が中国とより親密になっています。
最近よく聞くのが「孔子学院」と呼ばれる学校を世界中に作りまくっているという話です。軽くググってみると日本にも13校あり、タイにもチュラ大と北京大学との提携校を始め全土に16校あります。「金」だけでなく「教育」も用いた世界戦略が見て取れます。
孔子の教えと中国共産党の思想は水と油に思えますが、孔子の思想を担いだ共産党の対外発信が増えているのには複雑な思いがしますね。
揺らぐ本丸、親日国タイで進む日系企業離れ
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
「日系企業離れ」の加速は長らく言われていますが、コロナ明けでさらに加速しています。
自分はこのテーマに10年向き合ってきているわけですが、「事業自体の低成長」「硬直的な人事制度」「日本人のリーダーシップ不足」のコンボで事態は改善していません。
マクロで見れば厳しいですが、ミクロで見れば良い経営をしている例も沢山あります。ですが、どれだけ良い経営をしていても任期がくればリセットされてしまい、それとともにタイ人も辞めてしまいます。
結局はトップ次第なのです。だからこそ、自分はまだ希望を持っています。「リーダーが変われば会社は変わる」。制度やカルチャーもトップがその気になればガラリと変わります。そこをとことん支援していくのが自分のミッションと信じ、悲観的にならず心を燃やしていきます。
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気になる数字もある。国際交流基金の21年度の調査によると、タイの高等教育機関における日本語学習者数は1万9803人で、6年前の調査に比べて4986人減った。アニメなどの日本文化への関心が高まり、学習者全体は18万3957人と1万140人増えているのにも関わらずだ。だが大学などで専門的に日本語を学んで、日系企業で働こうという層は薄くなっているという表れではないだろうか。
タイの人材獲得競争のライバルは地力をつけたローカル企業だった。この現実は、低空飛行を長く続ける日本経済と、ASEAN(東南アジア諸国連合)地域の高成長ぶりとの対比を見事なまでに表している。牙城のタイでも、働き先に選ばれなくなりつつある日本企業に打つ手はあるのだろうか。

【ミニ教養】世界が、日本の「AI天国ぶり」に気づいた
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
世界と比較して日本は「AI天国」と言われるのは著作権法が特異で「機械学習し放題」だからという記事。以前は日本語の特殊性から「Language Barrier(言語の壁)」が大きいマーケットと思われてましたが、それを超える魅力がありそうですね。
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日本の著作権法は、世界でみても圧倒的にAIに優しい。
その理由は、AIの「学習」という過程において、オンライン上にあるかなりの著作物を使用することが認められていることにある。下記(👇)の「AIの著作物使用」をめぐる規定を見ても明らかだ。
彼ら自身は明言していないものの、OpenAIらが日本をすぐさま訪れた背景には、(世界で規制の動きが進むなかで)このAIに有利な規制を持つ日本は先に押さえておきたいという思惑があった、というのは多くのAI関係者の共通認識になっている。
上司は辛いよ!令和のリーダーシップ対談
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
共感する内容でした。
リーダーシップはこれまで以上にテクニック論ではなく人間性が重要になってくると思います。業務上のアドバイスはAIがやってくれますから、精神的な支援者になれるかどうかが問われてきます。
部下に「愛情を持て」と言われても難しいと感じる人も多いと思いますが、そういう場合は「感謝」から始めてみると良いのではないでしょうか。たまたま同僚になった縁に感謝する、異なる視点を提供してくれることに感謝する。
ダイバーシティ&インクルージョンと言いますが、インクルーシブなリーダーであるためにはその人の人間観が問われます。「機能」としての上司ではなく、人間としていかにメンバーと向き合えるかがますます大切になってくるのではないでしょうか。
ーーー(抜粋)
どんなリーダーであれ、一つ言えるのは、最終的にはリーダーは部下に愛されていないといけないでしょう。そしてリーダーも部下を愛していないとダメ。どんなリーダーでもいいと思いますが、そこができていないと、そもそもリーダーとして存在していけないのではないかと思っています。

【ミニ教養】なぜ、知識人ほど「生成AI」を怖れるのか
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
世界の頭脳たちが、人類レベルで考えた時にAIは大きな危機になるので規制すべきという論調なのは考えさせられます。
たかがこの数か月でこれだけの熱狂を作り出せているのを見る限り、人間の心は簡単にAIに奪われてしまうのかなという気もします。ハラリ氏の以下の発言が重いです。
“Democracy basically is conversation. People talking with one another. If the conversation is taken over by AI, democracy is over.”
「民主主義とは、基本的に会話です。人々が互いに会話すること。もし会話がAIに乗っ取られたら、民主主義は終わりです」

【最前線】ChatGPTは、こうして「あなたの仕事」を奪う
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
本当に産業革命やインターネット登場並みのインパクトです。
使ってみてまだしばらく人間に残りそうだなと感じるのは、
・「問い」を作ること:今のところアシスタントであり、どういう目的でどう使うのかを思考するのは人間
・「問うてないこと」を想像すること:たとえば人間であれば「そういう問いをするということはこの人にどんなも問題を抱えているのか」という質問外の情報を察して解決することができる
といったあたりでしょうか。
ホワイトカラーのかなりの部分は置き換わる気がしますが、カウンセラーとか、営業とか、人間の真理にまつわる仕事はしばらくは残りそうな気もします。
なんだかんだ「問いを立て、人を巻き込み、うまく動かす仕事」=「営業」最強説あるかなぁという気もしています。
ChatGPTは現時点ではまだ優秀なリサーチアシスタントであり、使い手の内面に切り込むような答えは出てこないような印象ですが、早晩それもできそうな気もします。それが出てきた時には、人間は農業などの第1次産業や、ものづくりをはじめとした第2次産業など「手足を使う仕事」に回帰するんじゃないでしょうか。「頭を使う」仕事はどうやってもAIに勝てません。
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ある研究チームは、生成言語ツール用に調整したモデルを用いて、AIの影響を最も受けやすい産業と職業を割り出す分析をした。上位にランクされたのは、大学の人文学部教授、法律相談業、保険代理店、テレマーケティングだった。

【東洋思想】リーダーは「3つの楽しみ」を持て
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
後編です。
「東洋思想」という概念はあまりに広くそれらを一括りにすることは不可能ですし、また一括りに理解しようとしすぎる必要もないと思います。
現代に生きるビジネスパーソンにとっては、断片的にでも知ってみて「いかに自分の人生に役立つ概念に出会えるか」という実践的な読み方をするだけでも、十分に価値があると私は思います。
リーダーが直面する苦悩の多くは時代を超えてもあまり変わっていません。人との付き合い方、人の活かし方、落ち込んだ自分の立て直し方、、、などに人間はずっと悩んできたのです。
そうした悩みに対して、二千年以上も前に、圧倒的に優秀な賢人たちがすでにたくさんのアドバイスを送っている。それを生かさない手はないと思います。
中には「これって現代の文脈で書かれたのでは?」「今の自分に向けて言っているのでは?」と感じるものも沢山あり、驚くほどです。
私自身、東洋思想の様々な賢人の思想を学んでみて、「もっとこの概念に早く出会えていたら、あんなに悩むことはなかったな」と思わされることが沢山ありました。
そしてそれらの多くは、西洋から来た概念よりも、不思議と自分の心にスッと入ってきました。それは東洋思想の多くは、日本人が無意識に慣れ親しみ、また既に体得しているものだからです。
東洋思想の数々は、教養として学ぶことで人生を豊かにするとともに、ビジネスの「武器」としてももっともっと活用できると思っています。経営者はもちろんのこと、若手~中堅の悩めるビジネスパーソンにもおすすめです。

【週末に読む】ジョブズも学んだ「東洋思想」の真髄に触れよう
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
拙著を取り上げて頂きありがとうございました。
本書は「ビジネスリーダーの悩み」を、東洋思想で解決するとどうなるかを考えてみた、実践ビジネス書になります。アカデミックに東洋思想を解説しているというよりは、リーダーとして色々と実践しているものの行き詰っている、といった状況の方にこそ役立つ書籍だと思います。
「思想」とはいわば「ものの見方」です。
問題に直面している時、自分自身のものの見方を転換してみることで状況が開けていくことがしばしばあります。「世界は主観で構成されている」と捉える東洋の考え方を知っておけると、問題と思っていたことが実は問題ではなかったり、問題を切り抜ける筋道が見えてくることがあります。
善悪を切り分けない、中庸で捉える、性善説で人を見る、、。そうしたリーダーのスタンスは、状況が複雑化する現代に役立つものが沢山あります。
そしてそのようなリーダーシップのスタンスこそ、日本が世界で勝負していく際に武器となる「日本人のアセット」なのではないか?と私は思っています。
読者の方には「これはリーダーの応援本ですね」と言っていただくことが多い本書です。人や組織に真剣に向き合っているリーダーあるいはそれを目指す方に読んでいただけると嬉しいです。

【逆転】日本でダメだった僕が、名門大学でラボを持つまで
中村 勝裕Asian Identity Co., Ltd CEO & Founder
優秀な才能をいかに日本が大切にしないかという典型的な話が描かれている残念な話。
企業でも、海外で経験を積んだ人材が日本企業と待遇の低さと対応の悪さに失望して外資系企業に移っていくケースをよく見ます。
グローバル化だと言ってみても、身近なところにある「異質」を受け入れられないリーダーがまだまだ多いのが現状だと思います。
少しずつ変わりつつはありますが、根強いムラ意識や、長幼の序の価値観が「異能を活かす」ことを阻害している状況は簡単には変わりませんね。
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「圧迫面接は当たり前で、面接官は寝ていることもあった。さらに自分の意向を伝えると『金儲けしたいなら企業へ行け』と言われるし、イライラしすぎて、気づいたら帰りの12時間のフライトが終わって到着していました」

NORMAL
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