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米国で各社ファストフード値下げ 「ぜいたく品」化、顧客離れ
Kawai Atsushiエシカル木熟アボカドとバナナを売るお兄さん 取締役
ここ数年米国向けの食品素材輸出に力を入れてますが、昔に比べて明らかにコスト意識が高くなった、その変化を感じます。もちろん従来通り高品質の良いものをスケールメリット活かして適正価格で、というスタンスは変わらずあるのだけど、特に去年今年は昔だったら見向きもしなかった途上国素材に対する反応がだいぶ変わってきました。
安価な途上国産素材を紹介したら、昔なんかは嫌悪してたくらいなんだけどね。「コストが魅力なので」なんて言葉も昔は出なかったのに。今年は品質よりコスト優先検討されるケースも増えてます。
如何に物価に反映しやすい米国と言えど青天井というわけではない、と個人的には捉えてますが。輸入物価価額が下がってる話もあるし、こうした記事も見ると、直近の市況は確実に食卓事情に影響してるのだろうなと思いますね。
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Kawai Atsushiエシカル木熟アボカドとバナナを売るお兄さん 取締役
水泳は水の怖さを身をもって知る意味でも大事なプログラムだし、泳ぐことは出来なくても足回りの不自由さや不安定さを体験してれば夏場の水遊びでも危機意識が働くものです。
そうした水慣れの機会を教育現場の負担だけで取り除かれると、将来的に水難事故リスクが高まる可能性もあります。
昔水泳指導をしていた頃は近所の保育園が週1回水慣れのために施設を利用していて、指導員も中に入って効率良く水慣れプログラムを提供していましたが、学校も教育を何でもかんでも中だけで片付けるのではなく、民間と連携しながら質を高める方向を模索することは出来ないのでしょうかね。
費用面、運用面、色々課題はあるのでしょうけど。このままだと属人的な理由で教育機会は減るばかりになる気がします。
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Kawai Atsushiエシカル木熟アボカドとバナナを売るお兄さん 取締役
安定供給という使命感よりも儲かるものを植える。これは世界万国共通。ビジネスですからね。
ただ果樹の場合は単年作物とは異なり収益化する成木になるまで5-8年程度年月がかかりますから、農家の大規模転作が起きるとリカバリーまでかなり時間を要することになります。
また近年の事例で言えば、ちょうど10年前くらいからオーストラリアで同じように収益性と将来性に目をつけた柑橘農家達が柑橘果樹を切り倒してアボカド栽培に転作した経緯がありますが、8年経って転作した農家達が気づいたのは皆周囲の他農家も同じことを考えていた事実でした。今やオーストラリアは毎年溢れ返る何万トンとものアボカドを廃棄。廃棄量は果樹の成長と共に毎年倍増する勢いで増え続け、ニュースで報道されるような社会問題になっています。
記事の中国のドリアン農家達が何年前から作付けを始めたのか分かりませんが、彼の国の膨大な生産単位を思うと、何年か後にブームが去った時に大量廃棄の話題で溢れかえりそうな予感もしますね。成功するにせよ、失敗が待ち構えるにせよ、ケーススタディとして追っても面白いテーマのように思います。
なぜ、PBなのに安くないの? ウエルシアとマツキヨココカラが「高級志向」を始めた背景
Kawai Atsushiエシカル木熟アボカドとバナナを売るお兄さん 取締役
"広告宣伝費や物流費などを抑えられるため低価格を実現できるのがPBのメリットだ。一方、PB商品の品質は「値段相応」であり、高品質や目立った特徴を求める商品としての認識はされてこなかった"
この辺は、卓上の定義で考えた場合は…という印象を受けてしまいます。最も世の中にPBが広がり始めた2000年代前半にPB食品向け食品素材を供給する仕事をしてましたが、実際には売れ筋のNBがベンチマークとしてあって、"ブラインドテストで同等評価を得られる品質のPBを半額上代目標で作れ"という指示が現場には出ていたわけですよ。広告費?物流費?いやいや…最初から上代決め打ちの地獄設計でしたが?
結局、そうして値段叩けば数字が出るという流通戦略でPBが急拡大したからPB=品質相応という話になったのだと思います。
私は食品のことしか存じ上げませんが、差別化された素材や質の良い食品を相応の値段で提供できるならば、PBでも顧客満足を引き上げて単価を上げられる余地は十分あるはずだと思います。ただ基本的にはPBを企画設計する末端流通と原料開発を担う我々のような川上の原料屋は直接的な接点は少ないので、今のところはアプローチや選択肢は全て間に入るお抱えのメーカー次第ということになってしまう。
本気で流通側が川上の原料領域まで踏み込むようになれば品質や価値としてはまた違った改善フェーズに進める可能性もあると思います。品質向上や付加価値に目をつけ始めた流通側の変化は、その意味では良い方向性じゃないですかね。
報告遅れ、指針抵触の可能性 小林製薬、健康被害拡大の一因か
Kawai Atsushiエシカル木熟アボカドとバナナを売るお兄さん 取締役
小林製薬には悪いのですが、個人的にはこの件は非常に有用なケーススタディとして高い関心を持ってます。気づくことも本当に多い。良かれと思って優先した回収すら、プロセスを誤ると時には想定以上に首を絞めることもあるのだと改めて実感します。
いずれにしても過失責任の有無は、まずは検出成分と被害申告者の因果関係を明確にしないと難しいでしょう。にも関わらず、メディアはクリティカルではない落ち度の粗探しばかり。仮に不適切であったとしても最終的には直接的な影響の有無と大きさが重要なのであって他にも不確定の潜在リスクが沢山ある現段階において細かい粗探しをしても意味ないと思います。むしろそれが余計な印象操作と風評を広げかねない。
既に商品流通は止まってるわけで、一旦まとまった報告が整うまで静観すべきかと思います。
【小林製薬】5人死亡の「紅麹」に何が起きていたのか
Kawai Atsushiエシカル木熟アボカドとバナナを売るお兄さん 取締役
正直、少し冷静さが必要な話だと思います。
会見では方々の記者から回収の遅さ等を糾弾する質問が飛び交ってましたが、よく分からない中でも死亡報告を受けて回収に踏み切った彼らの判断はなかなか難しいものだったと思います。ひょっとすると自分達の責任ではない可能性すら残されているわけですから。
有毒性と因果関係は別として、本来製品に含有意図しないプベルル酸が含まれており、つまり規格外設計だったので回収したという彼らの話にも妥当性は感じました。
ただ、その背景を何故早い段階で併せて説明しなかったのか。そこが最大の疑問。
原因は不明。使っていた紅麹はシトリニンが出ないよう遺伝子組み換えされた菌株。発生ロットは特定された一部のみで他ロットからはピーク検出なし。最終的に推測されるプベルル酸と思しき存在も腎被害との関係性は不明で、更に亡くなった方々の中には別の死因の方もいる。
「白とも黒とも言えないが、本来の規格設計とは異なるプベルル酸のコンタミがあったので、毒性も関連性も分からないけど一旦生産を止め原因調査すると共にロット回収する。」と言えば、少なくとも彼らだけの問題範囲に収まったのではなかろうか。
それを「未知の成分」などと推測と不安を煽る表現で隠し通したことで、紅麹全体への市場の拡大解釈を許し被害拡大を生んだ一番の原因があるように感じます。
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