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【秘伝】ビジネススクールで教える利益率20%企業の法則
平岡 乾NewsPicks ジャーナリスト
知れば知るほど、製造業は「知恵の世界」。
私は2009年ごろ。ものづくりは設計情報の「転写」であり、情報の流れがいいほど、生産性が高まるといったことを学びました。
すり合わせ(インテグラル)とモジュラーのアーキテクチャを知ったのもそのころ。
そして思ったことといえば、「それって、ものづくりに限らず、すべての仕事に共通していることではないか」と。
その時、記事の作成に膨大な時間がかかっていました。毎度毎度、文章を一から「すり合わせ」をし、奮闘していたからです。
「これをなんとかパソコンパーツのようにモジュラー化できないか」と考えていました!
…が、なかなかうまくいかず🥺
一つ分かったことは、手続きだけでもパターン化できる、いわば「プロセス標準」なら適応できると。
さらに、近年分かったことは、既存のリソースの再活用。例えば、過去に作った図。一部改変をすれば、再活用できることが分かりました。
最近では、今年のテーマを考え、そのテーマに沿った図については、汎用性を高くして、一部を再活用できるように、部分ごとに分けてモジュール化しています。
今回登場する図も、ベースとなるフレームワーク部分を共通化しました。
やはり、製造業の先人の知恵は、あらゆる仕事に汎用的に使えると理解しました。
読者のみなさんがオフィスワーカーであっても、ぜひこの記事のフレームワークを自身の仕事に糧に生かしてくださいな。

【社長激白】なぜ、わが社に「1兆円買収」が必要だったのか
平岡 乾NewsPicks ジャーナリスト
10年ほど前、熱心に取材していた会社の一社が、日立化成工業でした。
知る人ぞ知る、日立製作所が誇る優良子会社の一社。当時、日立そのものが最終赤字で経営改革をしている中、日立化成の収益性はピカイチ。
ただし、海外企業(台湾やシンガポールなどの新興企業)に台頭により、徐々に収益性が蝕まれ、「日立化成らしい業績」(当時の幹部)である営業利益率10%に戻すことに苦労している印象がありました。
かたや、高橋社長にも取材させていただく機会がありました。
・GE出身らしい人事への理解
・同時にファイナンスの造形(EBTITDAとROICが低い事業に対しては、成長を求めない割り切り)
などなどを感じつつ
とはいえ、今は苦しい時期。
となると、今レゾナックに求められているのは、実行力ではないか。例えば、ミスター・金川(信越化学を世界企業に導いた伝説の社長)のような経営手腕ではないか。外資系出身社長の出番ではないと、いう声もあります。
それも一理あるな、思いつつ、このインタビューを読むと...評判通り、高橋さんはどんな苦境に対して決してもめげない「ネアカ」だと確信しました。

【白熱】次世代型太陽電池で、日本は負けられない
平岡 乾NewsPicks ジャーナリスト
敗因は液晶テレビじゃない、太陽電池なのだ
と鴻海精密工業の創業者で当時CEOであったテリー・ゴーは断言したそうです。シャープを買収する際に。
シャープはかつて太陽電池で世界シェアトップ、確か、2007年ごろにスペイン発のソーラーバブルによって原材料のシリコンが不足。それが原因で世界シェアトップから陥落しました。
そこで、原材料の長期契約を結んだのですが、その後バブル崩壊してシリコン価格は下落。しかし、契約という縛りがほどけず高値で原材料を購入すること余儀なくされ、ずっと同社を苦しめました(これはパナソニックも京セラなども同様に苦しんだはずです)
さらには、化学メーカーのトクヤマや大陽日酸(日本酸素ホールディングス)も太陽電池関連の原材料の市況下落で大損失を被りました。
10年経ってだいぶ当時の悲劇が忘れられつつありますが...
私自身は駆け出しのころに、これから日本の成長分野は太陽電池と液晶パネルとリチウムイオン電池という記事を読み、しばらくしたら太陽電池と液晶パネルはすさまじい価格下落とともに、各社の経営体力をむしばんでいったのを目の当たりにした記憶があります。
逆に、一見するとローテクに見える印刷インキや紙おむつ用の接着剤などが日本企業に優位性を保っていたことにギャップを覚えました。
さてさて、この記事にあるように「塗布」「封止」は、お金よりも知恵が重要で、まさに日本で戦う土俵。
ただし、もはや技術だけでは勝てない。したがって、この記事に書いてあるように、過去の教訓を学びにしてほしいです。
ちなみに、積水化学工業は一般には住宅メーカーですが、「化学」が付くように、フィルム素材を中心に自動車、スマホ、半導体関連でいくつかのトップシェアを持つ会社です。
一方、それ以外の日本企業は投資競争に踏み切れるだけの余力があるのかやや不安汗
ただし、以前なら市場黎明期に国内のプレイヤー同士でカニばって世界で戦う前にヘロヘロになってきました。
今回、すでにほぼ大企業は積水化学工業1社に絞られ、あとはスタートアップという布陣で戦う。
むしろ、日本という島で経営資源が分散しないかもしれない、と前向きに考えてみます。

【大公開】日本人が知らない、生成AIで沸騰する日本企業
平岡 乾NewsPicks ジャーナリスト
噛めば噛むほど味が出るのがスルメ
話を聞けば聞くほど希望が湧くのが黒子企業
いろんな業界で日本企業が存在感を失う中で、やはり成功体験に裏打ちされた自身があります。とはいえ、皆さん大言壮語を話すのではなく、実直で謙虚。一言で表現すると、「やるべきことをやっています」。
取材した渡部さんから、ナカニシ、昭和真空、湖北工業、フルヤ金属といった企業がを教えていただきました。そのほかにもYKK、日油、ローツェ、浜松ホトニクス、ローランドDG、エーワン精密などなど
ユニークな企業があります。
要は、日本人が知らない好業績のB2Bの日本企業がある。
なんせ営業利益率にして20%越えだらけ。一般に優良とされる10%が物足りなく見えてしまう笑(もちろん、ROEやROICも高い)
(生涯かけて?)こうした企業を深堀していきたいと思っています。

【新】日本経済に希望を灯す、知られざる企業たち
平岡 乾NewsPicks ジャーナリスト
コップに水が半分残っています。
それを「半分しかない」と捉えるのか、「まだ半分ある」と捉えるのか。「コップの水理論」でおなじみです。
私自身は、「まだ半分ある」と楽観的に考えた上で、「残りの半分をどのようにして増やしていくのか」と課題について考えるようにしています。
日本の製造業について考える際、前者の「半分しかない」に位置する、過度の悲観論が増えたように思えます。
その結果、「最近、国内投資が増えている」と話すと、「でも、製造業って付加価値の低い産業でしょ?」のようなお返事が返ってくることも汗
ちなみに、生産性でアメリカやドイツと比較すると、唯一健闘しているのが製造業(特に化学と機械)
話は変わって、今企業では「フィードバック」が話題になっています。フィードバックとは、その人の課題(伸び代)を伝えて、行動を変えてもらうためにあるもの。
日本では、フィードバックをするなら、「最初に3つくらい良い点を挙げてから、できていないこと(課題)を指摘する」が基本の流れだと思います。
相手の課題点ばかり指摘しても、本人が頑なになり、逆に変わらないとこともあるでしょう(かつてはそれでもよかったかもしれませんが)
同様に、日本経済の課題ばかり指摘していても、なかなか日本は変わらないと思います。優れた点を指摘しつつ課題も伝える。そのような特集にしたいと思っています。

【解説】最高益3兆円トヨタは周囲の「厳しい目」をはね返せるか
平岡 乾NewsPicks ジャーナリスト
全ての道がローマに通じるのであれば、全ての工業は自動車産業に通じる──
金属部品(プレス、鍛造、切削)、プラスチック部品も、焼結部品も使い、メッキ加工も、なおかつ試作用の少量品も必要。そして、ソフトウエアの塊でもある。
したがって、日本の中小企業を訪問すれば、食品やサービス業でない限り、多くの会社が何かしらの形で自動車産業とつながっています。
もちろん日本では人手余りから、人手不足へと変わる中、雇用維持はもしかしたら絶対的な正義ではないかもしれない。
とはいえ、産業の多様性の維持を含めて、日本で自動車産業クラスターが今後も一定存続できるかが、日本の経済の持続的な発展に重要...
と、駆け出しのころの取材を通じて見えてきた。それが原点です。
私自身は今、本社は東京・丸の内、主要読者は東京・西海岸の渋谷・恵比寿のスタートアップ企業が多いNewsPicksに所属している...でも、原点を忘れたことはありません。
(追記:ROEにくだりについて誤解があるようなので、トヨタ側のコメントを加えて加筆修正しました)

知っています?決算資料でここまでビジュアル理解できる
平岡 乾NewsPicks ジャーナリスト
かつて決算シーズンは、ダイエットシーズン。なぜなら、各社の会見をはしごするために大手町、茅場町、汐留、再び大手町を駆けずり回っていたからです。結果、自然と体重が落ちました。
今では、自宅のパソコンからさまざまな企業の会見に参加できます。もっとも聖徳太子ではないので、二つの会見を聞き分けられません。よって、別の会見は別の部屋でレコーダー録音しておき、後で聞くこともしてきました。
そして今、会見がユーチューブにアップされているので、当日聴けなかった会見は、それこそランニング中や、スーパーへの買い物移動中に聴ける時代です。
私自身は、決算説明会に参加してみて、「限界利益率」から、化学業界などで使う「フォーミュラー」(原材料価格に合わせて自動で製品に転嫁できる便利な仕組み)まで、決算会見でいろいろと学びました。
知らないことを恥と思うのではなく、新しい世界への扉と考えると、とても学びになります。それが今、誰でも参加できます。
私自身ですら、こうした時代にあって、これまでほとんど取材しなかった業界に対して、決算説明資料を読み、決算会見の音声・動画を聞くことで、瞬く間にキャッチアップできるという恩恵を受けています。
決算の民主化を生かせば、多くの人が学びの機会を得るでしょう。
ちなみにおすすめとして、もし所属する企業が上場していたら、自社の決算会見を視聴することです。自社内とは違った風景が見えます。

【直伝】デザインと経営を融合する「アーキテクチャ思考」とは何か
平岡 乾NewsPicks ジャーナリスト
今日のテーマの一つは、制約の中でいかにしてコンセプトを導くか。
ちなみに、今回の特集タイトル(≒コンセプト)は、「経営をデザインする」。だたし、GW期間中。「勉強チックな特集は読みたくない」と討ち死(読まれない)の懸念がありました。
メンバーにも相談。「やはりライトな内容を読みたい」という本音をもらいつつ、「最近の特集で経営のテーマが少ないから、GWでも行けるのでは」という意見も。
私の本望としては、「デザインの話と経営戦略の話」というコンテンツのコアは失いたくない。
その葛藤を例えると、食べやすいが、どうしてもビタミンが減る料理と、若干生野菜感がある(硬派だ)がビタミン豊富な料理、どちらを取るかのジレンマです。
皆さんの意見を聞き、最終的にはコンテンツのコアである硬派な内容は維持しつつ、写真を多めにしてトーンは春とGWらしく明るめ。通例に反して、かなりの数の写真を挿入しました。文体も「ですます調」。
こうして、硬派な内容(ロジック的)と柔らかいという「水と油」をあえて混ぜる「ロジやわ(軟)」路線で行きました。
これが今回登場する西澤明洋さんのインタビューにも出てくる、与条件の整理と、前提条件を疑うことのなのかなと。日々、試行錯誤をしています。
皆さんの日々の仕事でも、与条件という制約があることの葛藤、そしてその制約を「解いた」際の喜びがあるのではないかと思います。

【新】なぜ優れた経営戦略は「デザイン」されているのか
平岡 乾NewsPicks ジャーナリスト
若干、我々の手の内を明かすと、NewsPicksのデザインや図は、まず記者が原作を作り、デザイナーが図に仕上げるケースが多々あります。
私自身は、デザインについて学んだことがないどころか、中学時代に美術で苦労したクチ。したがって、NewsPicksでも苦労しました汗
ターニングポイントは、プレゼンツール(パワポでもキーノートでも)で最初にやることを変えたこと。それは「パワポ画面を縦にすること」でした。
NewsPicksはスマホサイズなので、載っている図も縦サイズがほとんど。そうすることで、目線を上から下、その次に左から右に見て、順序通りにメッセージが伝わりそうかどうか、考えるようになりました
(プロのデザイナーからすれば、まだまだ甘いでしょうが)。
波及効果として、文章そのもののデザインも意識することに。
例えば、スマホサイズで見たときに、長すぎないか、一段落が2~4行程度でリズムが悪くなっていないか。
説明が長くなりそうなら、「3つのポイント」のようにポイント化をして箇条書きのようにして、読者がすらすらと読めるようにできないか。
こうして図のデザインで四苦八苦して得た学びが、文章にも応用できる。
いやむしろ、図も文章も、本質的には「どうすれば、受け手の頭に情報がスムーズに入っていくか」に尽きるのではないかと思います。
マスク氏注目の省エネ暖房「ヒートポンプ」、日本勢が欧州で攻勢
平岡 乾NewsPicks ジャーナリスト
欧州というと比較的成熟市場の印象もあります。
ただし、2000年代はじめまでは、空調市場はほとんどといっていいほどなかったはずです。ガス燃焼暖房が中心だったので。
しかし今は、中国や東南アジア、インドがかすむほどの有望な急成長市場です。
第一に、2004年前後の熱波によって、空調(エアコン)の普及が加速しました。
そして、今ではEUにおいて、ヒートポンプが再生可能エネルギーと位置付けられ、ロシア産のエネルギー調達も課題となったことで、設置補助金を設けるようになりました。
以下、ヒートポンプの説明
日本でおなじみの「エコキュート」と同様に、室内と室外で「熱交換」によってお湯を作り、お湯を床下に張り巡らして床暖房にする。
ヨーロッパで主流だったガス燃焼で室内を暖める方式より、エネルギー効率が数倍高い。
ロシア産化石燃料から脱却する狙いも加わり、各国がヒートポンプ暖房の導入支援策を導入。この2年で需要が年率30~40%急増している。
ダイキン、パナソニック、三菱電機が欧州市場の獲得に向けて攻勢をかけています。
ちなみに、ダイキンは欧州市場をヒートポンプで塗り替えるために、いわゆるロビー活動に力を入れてきました。ルールメイキングが奏功した側面もあるようです。

【知られざる】社員がパーパスを持つ、本当のメリット
平岡 乾NewsPicks ジャーナリスト
会社とは、自己実現のためのツール──
前職時代のある時、そのように思った日がありました。そして、自分のモチベーションとエンゲージメントが「爆増」した記憶があります。
ツールと位置づけると、会社を卑下しているように思われるかもしれません。実際にはそうではありません。
その会社に貢献することを第一目的にするのではなく、
お客さんに何かしらの価値を提供する、同時に自分のキャリアのプラスになる、
と考えると、実は長期的にその会社の信頼やブランドを含めて貢献することになる、
自分のキャリアにプラスになるなら、会社の短期的な評価を無視してでもモチベーション高く仕事に取り組めるようになる
このように、「いいこと尽くし」でした。
ただし、「道具は人を選ぶ」との格言もあります。自分の実力が伴っていないと、そのツール(会社)に所属してもパフォーマンスを発揮できない=その会社に所属する資格がない
こうした良き緊張関係も生まれます。
ちなみに、日立製作所の元会長の中西さんにインタビューした際、「会社とは、自分だけではできない『でかいこと』を他人の金を使ってできる『場』」と明言していたのも、印象的でした。

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