石田 裕子

記録も記憶も更新し続ける、大スターですね！ 51-51達成もさることながら、1試合で「6打数6安打10打点3本塁打2盗塁」なんて、見たことがありません。

親が子どもに親身になってアドバイスをすることと、必要以上に介入して本来子ども自身が向き合うべき問題に横から口を出すこととは、天と地ほど違うことなのですが、実際に子どもが社会人になってからも手も口も出してしまう親は予想以上に多いですね。。 子どもをもっと信頼していいのでは？と思う一方で、子ども自身が親の助けを求めているケースも少なくないので、採用の選考過程で本人の考え方や自立度合いを、より見極めなければならないのかもしれません。

「何を学ぶべきか」、「どのようなスキルを習得すべきか」を考えるのは大事なことですが、スキルを先に身につけないと新しい仕事ができない（挑戦してはいけない）わけではありません。 まずは思い切って飛び込んでみて、仕事の全体像を捉えた上で、自分の強みや興味のあること、仕事において成果を出すために必要なことなどを定義し、分解しながら身につけるべきスキルを定めていくというやり方も有効だと思います。

「クッション枕詞」の有無で、同じことを伝えるにしても、相手の受け取り方の印象はだいぶ変わりますよね。 ただあまりにも“下から入る”枕詞を多用してもまわりくどく聞こえたり、“前を向かせる”枕詞を多用してもウソくさく聞こえたりするので注意が必要です。

時間、スケジュール、タスク、パフォーマンスなどを管理していく上で、それぞれいろいろなコツはあると思いますが、一番大事なのは“余裕”というか“余白”を作ることだと思います。 コップの水をいっぱいにして全てをギリギリのラインでコントロールしていても、何かのきっかけで急に溢れてしまうことはよくあること。気持ちの面でも余裕がないと、視点が下がり、小さなことが気になってイライラしたり、心身ともにバランスを崩してしまったりと良いことは一つもありません。 自分にとって必要なことと不必要なこと（またはその基準）を明確にして、いらないものはどんどん捨てていくという、“勇気”や“覚悟”を持つことも大事ですね。

「経営者目線を持たせる」には、たとえサイズは小さくても、事業の難易度が低くても、実際に“経営者”になってもらうことが最良の方法だと思います。（そしてそれを若いうちに経験できるとなお良い） それができるのも、数億の赤字を出そうと数回の失敗で諦めるなと言えるのも、経営者の器がないとなかなか難しいですね。

作品の中の機微な感情の描写は、心理学などの膨大な学術的知見がベースになってのことだったのですね。本当に事細かく丁寧に描かれていて感銘を受けました。 映画を観た私の娘も「今は頭の中で“ダリィ”の感情が勝ってるから今日は勉強しない」などと言っています。思春期真っ只中の子どもたちが観てもそれぞれ何かしら感じるものがあったようです。

人に何かを伝える能力は本当に重要だと思います。 決して頭がいい人が一概に説明能力が高いとは言えないですし（むしろ本人は何でもすぐに理解できる分、誰に対しても伝わる言葉や伝え方に変換するのが難しいはず）、説明が上手でも人の心を動かす（人の心に訴えかける）ことができるかどうかはまた別問題です。 一番大事なのは、こちらの意図も踏まえて「相手が理解できるか」「理解した上で行動できるか（または行動しようと思えるか）」なので、相手やその時の状況によって、最適な伝え方を数パターン持った上で使い分けていく必要があるのではないかと思います。

「男性が育休をできるだけ長い期間取得すること」だけが直接、少子化対策や女性の社会進出にすぐに直結するわけではないにしても、従来の古い価値観や考え方を根本的に変えていくための“きっかけ”になる可能性は十分あると思います。 日本も、企業のアピール材料にするための“なんちゃって育休取得”ではなく、個々が望む形（期間や形式など）の育休が取得できるような職場の雰囲気や制度設計を意識していかなければならないですね。

業績悪化に歯止めがかからず就任から1年半でのCEO退任は、実質的な更迭となるのでしょうか。 新CEOへの期待値から株価が一時的に急伸しているものの、米消費の減速懸念が強まる中でいかに業績を回復できるのか、その経営手腕が注目されますね。

Z世代は、句読点を用いた文章に「怒っている」とか「冷たい」印象を受けてしまうと知ってから、形式的でかしこまった長文を嫌う傾向にあるのは理解していました。 『Z世代は皆、メールの最後にスマイルマークをつけるべきだと考えています。』とありますが、どんどんスマイルマークをつけてしまっていいと思います！若い感性や価値観を、これまでのルールや常識で抑圧することなく、ポジティブに生かしてあげたいですね。

自分の姿勢や信念を曲げず、人と違うことをして然るべき時を待つか、人がすることを追いかけて永遠に時代から5分遅れで走り続けるか。 多様性の時代に「皆と違うことをする」人は増えてきたのかもしれません。そこから“成功”を手にするには、ただ違うことをやるだけではない、また別のエッセンスが必要なのでしょうね。