ホーム
388フォロー
13044フォロワー
農林中金、株式やCLOなど幅広い分野への新規投資検討-外債処理後
Bloomberg.com
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
「これまで金利リスクが集中し過ぎていたのが問題だった」というのは後知恵。以前もコメントしたが、系統金融機関からの預金に対し高い利回りを提供しなければならない、という農林中金の宿命がある限り、彼らは妥当だと思われるリスクを取るしかない。そのリスクが今回は金利リスク(デュレーションリスク)であり、金融危機の起きた2000年台の前半では信用リスク(クレジットリスク)だったということ。もう一つ、農林中金は他の中規模機関投資家と比べて投資額が桁違いに大きいので、投資する対象に関してチェリーピックのような行為、いわばいいとこ取りがしにくい存在であることを忘れてはいけない。彼らの投資にとって大事なことは①ヴァリューがある(割安である)ということと、②アベイラビリティーがある(沢山買える)の二つ。評論家は①だけをいうが、実務の観点からは②が極めて重要で、それを満たさなければ立派な投資理論も絵に描いた餅になるということだ。 ただ、それは農林中金の強みでもある。金融商品(投資商品)を組成してオファーする投資銀行にとって、どんなに投資に詳しくても少ししか買ってくれない投資家よりも、ばさっと丸ごと買ってくれる財布を持つ農林中金はいいお客さんであることは間違いなく、情報も具体の商品のオファーもいち早く農林中金に行くであろうことは間違いない。その強みを活かして、彼らがどう振る舞うかがこの後の投資リターンに直結すると、私は考えています。CLOがどうだとかいう重箱の隅をつつくような話からは真理は見えてこないということです。
27Picks
NORMAL