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高性能チャットボット「ChatGPT」を支える“劣悪な労働搾取”を米誌がスクープ
シバタ アキラ株式会社Qosmo COO - Data x AI アントレプレナー
ChatGPTはこれまでのチャットボットが陥りがちだった問題に非常に上手く対処し、倫理的・道徳的問題の少ない結果を出力することに成功しています。AI倫理の専門家や、本記事に書かれているような労働の結果として有用性と安全性において段違いに高いレベルの結果を出したことはすでに高く評価されています。
有害な情報の検閲はこれまでもFaceBookなどのソーシャルサービス上の表示コンテンツのモデレートのために実施される中で本記事と同様の過酷な仕事内容が指摘されてきたわけですが、サービス提供側もより多くのユーザーがこのようなコンテンツに触れることのないよう各社が腐心してきた経緯があります。このような仕事を減らしたいのはサービス提供者や検閲作業の従事者全てが願うところでしょうし、そのこと自体にAIが活用され、自動化が進められているものの、人間のラベル付けがなければ始まらないのが現在の技術的課題です。この作業をいわゆる教師なし学習で実現することができれば人間に対する負担を大きく減らせるのですが。
この記事においては、ケニアにおける最低賃金の情報なく時給2ドル=搾取という一面的な指摘に疑問を感じます。オンライン検索の情報ですが、ケニヤの月間最低賃金は121ドル(https://take-profit.org/en/statistics/minimum-wages/kenya/) とあり、ひとえに搾取とは言えないのではないでしょうか。
米アーティストがStable Diffusionなど画像生成AIに集団訴訟 「作者に無断で作品を学習に使用」と訴え
シバタ アキラ株式会社Qosmo COO - Data x AI アントレプレナー
学習行為に関しては日本では著作権法にかなり明確にAIの学習を認めていますし、アメリカでもフェアユースの範疇という見解が共通認識になっていますので、モデルの開発者が違法行為をしているという判断になる可能性はとても低い。
モデルを使った生成はもう少し複雑だが、これはそのモデルをユーザーがどのような目的と意識で使うかに依存するので、開発者の責任を追及するのは難しい。
ただ、アーティストの作った作品に基づいて学習したモデルで多額の収益を得たのになにも還元されていないという構造に疑問を投げかけるのは、まだ出てきたばかりの生成AIのあり方を考える上で意義のあることだと思う。
あのグーグルが震え上がっている「新技術」の正体
シバタ アキラ株式会社Qosmo COO - Data x AI アントレプレナー
ChatGPTは本当にすごいんですが、この技術をOpenAIが独り占めできる時間は長くないでしょう。昨年画像生成AIで起こったように、次から次に前のモデルを凌駕するAIが現れ、さらにオープンソース化されていく。AIの開発はここ10年ずっとそれを繰り返し続けています。Google自身も技術的に短時間でChatGPTに追いつくでしょう。
ChatGPTだっていつまでも無料なわけではないです。OpenAIも今はテストしているから無償公開ですが慈善事業ではありません。有料化するのか、うまいことChatGPTの回答に広告を混ぜ込む技術を開発するかもしれませんが、検索エンジンを凌ぐサービスを提供できるのかどうかは、この技術がビジネスとして成立するのかどうかが重要な論点だと思います。

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