古屋 武範

高岡さんも、子どもだなぁ。たいしたビジネスパーソンじゃない。ちゃんとコミュニティシップを発揮してみんなをまとめていかなきゃね。そういう役割だったはず。結局、リーダーとしての実力はなく、化けの皮が剥がれた格好に。ネスレの時にも、周りの優秀な部下が人を動かして業績をつくっていたのではないかと勘繰ってしまいます。実に底の浅い人でしたね、人間的な魅力もない。残念です。

フィットネスサービスの経営情報誌の編集に携わっています。PatientSLikeMeは以前から注目していましたが、このなかでは、Empatheticのサービスがおもしろそうだと思います。これからこういうサービスが伸びるような気がします。 「医師は驚くほど多忙で、1日にたくさんの患者を診察している。しかし、患者と人間的な関係を築く医師のほうが、患者の予後が良いという研究結果もある。Empathetics（エンパセティックス）はそうした良い関係を築くことができるよう、医師を対象に、対人スキルのトレーニングを提供している」。 フィットネスサービスでもそうだけど、もちろん運動指導をはじめとした、健康づくりに関する専門的な知識やスキルは備えていなければいけないと思いますが、これから、それ以上に必要になるのは、コンパッション（寄り添い、人を思う優しさ）じゃないかと思います。いういう意味では、特にリーダーに「器」が求められると思います。この点からすると、これからより重要性が増すのは、「人材」教育ではなく、「人間」教育のほうだと思います。

テクノロジーは、本当に人々に幸福をもたらせているのか？個人と個人の関係性をつくることにあまり寄与していないのではないか？それをつくるのに「日本的なウェルビーイング」を考えることがヒントになるのではないか？そうするなかで、テクノロジーを再定義し、新しい可能性を見出していくことが大切になるのではないか？素晴らしい視点だと思います。