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百条委でもパワハラ認めず 兵庫知事「仕事は厳しく」
共同通信
辛坊 正記(株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)
兵庫県の井戸前知事は2001年から2021年までの長期政権でした。退任された2021年度に兵庫県が見込んだ収支不足は2028年度までに総額440億円だったと聞き及びます。偶然かもしれませんけれど、斎藤知事が2021年に就任してから財政の健全化が大きく進み、私の認識に間違いがなければ2022年度は44億円、2023年度は90億円の黒字になったはず。斎藤知事は確か、大阪の財政を立て直した維新の会の推薦を受けて当選しましたね・・・  斎藤知事の事案とは何の関係もない話ですけれど、某革新系政党の職員組合が公務を牛耳って、職員が税金でスーツを作るほどの放漫財政を続けた大阪市。事ごとに対立して放漫財政を続ける大阪市と大阪府を大阪維新の会が立て直す過程で、府知事、次いで市長に就任して辣腕を振るった橋下氏が職員からリーダーシップスタイルと改革の急激さで猛烈な反発を受けたことを思い出しました。いまなら間違いなくパワハラ等で訴えられていたような気がします。    行列ができる法律相談所等の番組で人気を博した有名人で、自らメディアに露出して劇場型で対抗する手段と手腕を持った橋下氏だから切り抜けられましたけど、普通の府知事や市長なら、保守系の維新の会が伸びることを嫌う職員組合とメディア等に袋叩きにされ、改革は潰えていたように思わないでもありません。  私は首都圏の住民で、神戸で何が起きているかは全く分かりませんが、知事が乗ろうとするエレベーターを目の前で閉める行為は異常といえば異常です。ゆったりカネが使えた前知事時代を懐かしみ、今の知事に反発する空気が根底に無いものか。ちょっぴり気にならないでもありません f(^^;
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【激変】20代でも年収2000万。三井住友、脱「年功序列」の内幕
NewsPicks編集部
辛坊 正記(株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)
ジョブ型雇用の本質は、戦略を実現するために必要な技術とノウハウを見極め、どのようなスキルセットで各ジョブを構成したら最も効率的に人材が揃えられるか判断して組織を構成し、それに適合する人材を現場が実際に揃える支援をするところにあるのです。この場合、各人の能力を評価して昇給・昇格、採用・解雇する権限は、仕事をよく知り各人のスキル評価ができる現場に移ります。SMBCが「評価の主体は人事部ではなく各部門になる」とする所以でしょう。  年功序列終身雇用とジョブ型雇用は単なる人事制度の違いではなく、組織を動かす理念の違いです。人事部のみならず、経営者も従業員も意識を根本から改めなければなりません。SMBCの人事部は組織の中で選ばれた特別な人間が集まる特別な職場であったはず。人事部出身でそれなりの地位を築いた人は、定年で職を離れたのちも特殊な絆で仕事と処遇が得られるとの伝説さえもあるのです。そこが本当に権限を手放して現場に評価を任せ、本質的な変化を遂げることができるのか。  所要があって某支店に赴いたら、支店長のみならず担当者も制度が変わることを明確に意識してました。更なる発展のため成功して欲しいと念じつつ、固唾をのむ思いです。
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今年上半期の出生数35万人 5.7%減、過去最少―厚労省
時事ドットコム
辛坊 正記(株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)
2009年に政権を取った民主党が掲げた子供一人につき中学卒業まで2万6千円配る子供手当を、野党だった自民党議員が「愚か者」と称して批判しました。財源不足で半額の1万3千円になりはしましたが子供手当の支給は公約通り始まって、公立高校の授業料の無償化も私立高校への補助金の支給も始まりました。  政権に復帰すると民主党への批判はどこへやら、自民党も、子供手当を児童手当と改称して0歳から中学卒業時まで月額1万円から1万5千円(3人目以降は2万円)支給し始めました。幼児教育・保育の無償化も始まりました。総理が変わってこの先どうなるか分かりませんが、岸田政権も、まともな財源手当てもないまま3兆円規模の支援策を発表し、児童手当の支給年齢を18歳まで拡大することを掲げています。  しかし、こうしたバラマキが少子化対策として効果が無いのはもはや明らかでしょう。かつて自民党の某議員が「愚か者」と称したバラマキ策が、選挙に勝つため所得制限付きで今なお進められているのです。今や多数派である税金と社会保険料をほとんど収めぬ低所得層に選挙目当てでカネをばらまいて、子を持つ意欲が強いだろう中間所得層以上の層に過重な税金と社会保険料を押し付けているのだから堪りません。これではすべての層が子を持つことを諦める。  本気で少子化を止めなければかつてフランスが行って成功したN分N乗方式の税制方式を試すくらいの英断が必要だろうと思うのですが、富裕層優遇との批判を乗り越えて実施するほど胆力のある政治家がいるとは思えません。批判を恐れる政治家が、コロナ禍中でメディアや地方政府が煽る不安に過剰反応して止め続けた社会経済活動が少子化の形で尾を引いているのもまず間違いのないところだろうと感じます。こんなことを続けていたら、日本の少子化は止まりません。  インフレ不安に終止符を打ち、増税と社会保険料の増加を想像させるバラマキ策を改めて、日本経済の本質的な成長力を高める枠組み作りに集めた税金と政治的エネルギーを本気で注ぐことが肝要であるように思います。
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30分も発表が遅れた注目雇用データ、米労働統計局が不手際認める
Bloomberg.com
【戦慄】日本人が知っておくべき、中国「領空侵犯」の深刻度
NewsPicks編集部
辛坊 正記(株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)
過去を振り返ると中国は領空を侵犯した台湾空軍のRB-57D偵察機を撃墜しましたし、中国領空に接近した米国のEP-3偵察機に戦闘機が衝突する”事故“も起こしています。そして当の米国が自国を領空侵犯した中国の偵察気球を昨年2月に撃墜したのは記憶に新しい。ロシアも領空を侵犯した米国のU2偵察機を撃墜したことがありますし、領空侵犯した大韓航空のボーイング747型旅客機を撃墜して多数の民間人を殺して大事件になったこともありました。無害通航権が認められる領海と違い、領空侵犯は国際法上の明確な違法行為で、侵犯された国家は防衛行動をとる権利を有すると聞き及びます。強制着陸させたり撃墜したりすることも選択肢。  中国は唐突に自国領と主張し始めた尖閣諸島のみならず、岩であって島ではないと主張して日本の領海を認めない沖の鳥付近にもブイを設置して、日本の出方を見ているように感じます。領空を侵犯して情報を集めるのも領海に探査船を送るのも、たぶん、日本と日本国民を威圧していつか既成事実を認めさせるための下準備。日米同盟に定める米国の日本防衛義務は日本が実効支配している地域に限られるので、我が国が自ら守る姿勢を示さなければ米国もおそらく守ってはくれません。  日本経済が中国を圧倒的に凌駕して海空の通常戦力も勝っていた時代ならこんな真似はしなかったでしょうに、経済力も軍事力も大きく劣る立場に置かれた我が国は、国土を防衛する意思をどれだけ示すことができるのか。次の総理と国民の胆力が試されそう。難儀なことになって来ましたね (・・;
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ウーバーに制裁金467億円、過去最大-個人情報巡りオランダ当局
Bloomberg
辛坊 正記(株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)
一定の基準を満たす運転手、車、駐車場等を備えた業者に監督当局が「タクシー」という名のお墨付きを与えて安心安全を担保する旧来の釈迦インフラと、GPS、キャッシュレス決済、クラウド、ビッグデータ、AI、そしてスマホ等の技術を駆使してSNSが安心安全を担保するUBER等のライドシェアは全く異なる社会インフラです。「タクシー免許や位置データ、犯罪や医療に関するデータなどの情報」は安心安全を担保するのに不可欠のもので、UBERが徒に弄んだとは思えません。  不可欠な情報を米国に集約して一様に扱えば効率的であるはずなのに、敢えて持ち出しを厳しく規制するのは、実情は全く知りませんけれど、世界を縛る独自のルールを作って欧州の企業と産業を守る欧州一流の戦略の現れでと感じないでもありません。厳しい規制を設けて467億円もの制裁金を取り、規制を守るコストを域外企業に負担させて不利な立場に置かせたり域内にデータセンターを作らせたりすることができたなら、こんな美味しい話はないでしょう。EUは強かです。  タクシー事業者の利権を守って本格的なライドシェアそのものをシャットアウトしている我が国と比べれば、遥かに柔軟でしょうけれど (^_-)-☆
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年収320万円で保険料が「6.6万円」高くなる? 負担割合が「不公平すぎる」大問題
ビジネス+IT
辛坊 正記(株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)
「年齢にかかわらず経済力に応じた負担」に異論をはさむ向きは少ないでしょうけれど、そもそも、社会保険料と社会保険の給付に所得再分配機能を持たせたり、費目の異なる支出に社会保険料を流用するのはおかしな話です。所得の再分配と新たな支出目的による負担増は、厚労省がいわば勝手に決めることができる社会保険の”闇”の中でうやむやのうちに行わず、国民の代表が集まって審議する税金で行うのが本筋です。  金融資産所得なぞほとんどない高齢の私がこれを言っても得にはなりませんが、金融資産からの所得は所得税なり相続税なり贈与税なりを払って手にいれた資産を使わず残したから得られるもので、しかもその多くは法人税等支払い後の利益から分配されるもの。これに課税するのはある種の2重課税になるから税率が低く抑えられているわけで、給与所得や事業所得とごっちゃにして社会保険料まで取るは如何なものかと思います。  日本の医療保険が世界に冠たる手厚いものであるのは確かですけれど、医療や介護を受ける側にコストの自覚がないと、医療機関等の”営業努力”と相俟って膨張が止まりません。スエーデンのように80歳を超えたら公費で積極的な治療はやらないというのは極端であるにしても、高額の医療費が掛かる高齢者はそれなりの負担をするべきで、現役より低い1割、2割なんて枠組みを設けていたら医療費が止めどなく膨らむのは当然です。資金が足りないなら、まずは一律現役並みの3割に揃えるところから手をつけるべきじゃないのかな (・・?
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円上昇して対ドル143円台後半、米利下げ期待で一時3週間ぶり高値
Bloomberg
辛坊 正記(株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)
日本の物価と諸外国の物価が釣り合うドル円は1ドル90円程度とIMFは見ています。そこまで円高でなくとも1ドル110円くらいまでなら日本人が先進諸国に出て感じる物価と先進諸国民が日本に来て感じる物価にそれほど大きな違いは出ないでしょう。  2012年の終わりに政権が交代して異次元緩和への期待が高まる直前のドル円は1ドル80円ほどでした。異次元緩和という名の円の価値の既存策の中で振れを伴いながらじわじわ円安方向に動きましたが、2022年前半ころまでは、なんとかそれに近い水準にありました。この間の日米の政策金利(≒短期金利)の平均をざっくり計算するとそれぞれ0%と0.6%、長期金利は0.2%と2.0%程度で、ドル円の平均は1ドル109円といったところです。  その後、彼我の金利差が急速に開いて急激な円安になり、米国が9月にも利下げしてドルの魅力が高まる、日銀が若干利上げして政策金利と長期金利が僅かに上がり、今後も利上げで円の魅力が高まる、となって漸く144円台まで戻って来たわけですね・・・ これでも日本人にとって先進諸国の物価が極端に高く、先進諸国民にとって日本の物価が極端に安い状態にあることは確かです。  現時点での米国の政策金利は5.5%で9月に0.25%~0.5%引き下げられる可能性あり、日本の政策金利は0.25%でさらに引き上げられるかは微妙、という状態で、長期金利も彼我の間で3%弱開いています。2022年後半以降の円安は異常な速度で進みましたので、金利差が元に戻れば110円近くまで戻して良いはずですが、日本のインフレ圧力が今では米国と変わらぬ状況になり、経済力そのものに大きな差がついていますので、仮に金利差が過去と同レベルになってもドル円が元の鞘に収まることは難しそう。実際に金利差が縮まればもう少し円高に動くことはあるのでしょうが、日本が先進国としての体面を保てる水準、つまり日本人が先進諸国に行って感じる物価と先進諸国民が日本に来て感じる物価が同じになるところまでドル円が戻ることはなさそうに感じます。  為替に関する限り先のことは神のみぞ知るですが、米国の利下げ傾向と日本の利上げ傾向は既に相場に織り込まれていますので、よほどのことがない限り、130円台に入ることなさそうな気がしますが、さて・・・ (・・;ウーン
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