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【養老孟司】歴史が証明。都会はひとりでに「壊れる」
NewsPicks編集部
髙橋 修政所 株式会社 代表
──養老さんはコロナ禍以前から、現代人の「田舎暮らし」を提言されています。 そうですね。都会だと人の顔ばかり見ているから、過度に「炎上」を恐れてしまう。でも自然が相手なら、重要なのは一人ひとりの感覚ですから。 社会よりもそっちに注目したほうが豊かな生き方ができるでしょう。 ──都会に人が集まるのは便利で経済合理性があるからだと思うのですが、それを踏まえた上でどうしていけばいいのでしょうか。 でも、ひとりでに都会って壊れちゃうんですよ、今回のコロナみたいに。もうひとつの要因は少子化ですね。都会は人口の再生産ができない。 必ず人が減っていきます。だから、地方からの流入で維持していかないといけない。 現在の日本は、地方の人口が少なくなっていく一方、都会に人口が集中して過密状態になっています。 でも、これからは日本全体の人口が減っていく。だからこの状態は長くは続かない。持続可能性がないんです、都会は。 中近東を見るとよくわかりますね。都市の廃墟の上に新たな都市が興るように、絶えず前の都市は滅びるんです。 ローマ帝国もそうでした。ローマ人自体が再生産できなくなって、いなくなっちゃったんだから。だから北方の蛮族に取って代わられた。 ──なかなか希望が見えない話のように感じます。 いや、希望はあっちこっちにありますよ。いろんな人が、一生懸命「地方創生」って言ってるじゃない。実際に地方に住む若い人も増えています。
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