【アパレル全史】危機の時代を乗り切る「ブランド力」
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しかし、こうした国際的なバッシングに対して御木本は一歩も引きませんでした。裁判に訴え、実に7年かけて、日本の養殖真珠は「ホンモノ」だということを欧米に認めさせたのです。
今の時代、バッシングが起きれば何かと及び腰になりがちですが、自分が信じているものを守るためには断固戦うべきだということを御木本幸吉は教えてくれます。
注目のコメント
京都に住みながら、京都の老舗呉服店の「千總(ちそう)」の功績については知りませんでした。職人さんたちを守るために「腰から下」だけの友禅染着物を作ってもらっていたとは。しかも、非売品で。
世界のアパレルを支える日本の技は友禅染めだけでなく、さまざまな分野にあります。これらを廃れさせてはならない、活用しない手はない。強くそう思うレポートでした。お聞きしていて、目から鱗な話ばかり。このコロナショックの中、リーダーはどのようなメッセージを世の中に発信すればいいか、示唆に富んでいました。
特に、真珠のミキモトの創業者が、世界中からミキモトの真珠は偽物とバッシングされながらも、裁判で本物であると認めさせた胆力と周りを巻き込む人間力、ユニークさ。
どうして知らなかったのだろうと思いました。
暗いニュースが多い今だからこそ、明るくなれるお話です。ぜひご一読ください。危機に陥った時、セールを前倒しする、先の製品を中止、生産調整する、店鋪縮小するというのが今の流れですが、やっぱり暗いムードをひっくり返すのが、
アパレルファッションの存在意義だと思います。
高いか安いかで売れる時代は終わり、そのブランドがどんな思いでものづくりをしているかが大事です。ルーツのない服は、危機に陥るとすぐに無くなってしまいます。
ものづくりにルーツが有れば、危機でも一度原点に立ち返る事ができ、そこから新たに見直したり、より強化したりできるからです。
お客様に再び感動して頂けるような、準備をする時期だと思ってます。
ミキモトさんの歴史とても共感しました!