ホーム
1227フォロー
9750フォロワー
日経平均株価は一時700円以上下落 円高が進行で輸出関連株などに売り注文が相次ぐ
TBS NEWS DIG
Arai Kaoru公認会計士 Fintechコンサルタント
外貨建取引に関する会計基準をきちんと理解していれば、為替の変動の影響が実質的に大きな企業と実はそうでもない企業の違いは、有価証券報告書をじっくり精査すれば分かるんですけどね。 極論で言えば、海外の子会社がそれぞれ完全に独立してその国で事業を自己完結していれば、円高や円安は、単に日本円で財務諸表を作るための換算レートでしかなく、実際の資金繰りには基本的に影響しない訳です。 とはいえ、そこまで極端な企業はなく、トヨタを筆頭にメーカーは、ある割合で日本で生産しているものを輸出して海外販売します。 →この側面において円安が有利 一方で、サイゼリヤやニトリは、海外からの仕入比率が高く、円高恩恵があります。 けれども、仕入を海外に依存している場合、支払いに関しては計画的に為替予約を使っている訳で、2,3日瞬間的に円高になったとしても、実はあまり恩恵がありません。 この2社クラスになると、既に来年の支払いに関する為替レート設定を財務は調整中なはずで、もしかしたら、来年は1ドル130円くらいで為替予約できるかもしれないという可能性がちらつくので、足元で139円になっても、それ自体は特に嬉しい訳でもなく、目下、色々思案中という感じなはずです。 取り敢えず140円を切って来ると、年末年始の海外旅行は増えるでしょう。 外貨で使えるデビットカードがあれば、納得出来たら、足元の円高局面で外貨を買えば良いからです。 2024年冬ダイヤで、国際線で運休が目立つのは、やはり個人旅行路線です。→特にハワイ路線 これは、やはり日本人がいつまでも海外旅行に行かないからです。 そう考えると、旅行関連業界には1ドル130円台は心地良いかもしれません。
13Picks
NORMAL