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米企業60%以上が「オフィスでの基本マナー」研修を今さら実施する理由
佐藤 雄太株式会社ビズリーチ 企画サポートスタッフ リーダー
礼儀正しさに勝る攻撃力はない
前職の新入社員研修を改訂するPJTを思い出しました。
この会社に勤めることを誇れるような、そう言う自分になって欲しいんだよな、と私に言った現場の管理職の方のお顔を忘れません。
礼とは相手を思いやる気持ちを形にしたもの、と述べたのは新渡戸稲造さん。
「私はあなたのことをこう思っています」と伝える、いわば名刺以上の自己紹介ですよね。
同僚も顧客も、ステークホルダーに自己紹介する機会を活用できているかどうかは、仕事の獲得と評価に大きな違いを与えます。
それを知って行動変容していくための研修とOJTとインターン、勉強会のセットを組んだことを思い出します。
一般的には、人からどう見られているかの客観視に難しさがあると言われる、自閉症圏の社員が、どう言う所作が望ましいか、お互いに見つけ出そうとしている姿がありました。
キングスウォード氏の、礼儀正しさに勝る攻撃力はない、と言う言葉もおすすめです。
品川インターシティが開業25周年、デジタル技術でダイバシティ—強化へ
佐藤 雄太株式会社ビズリーチ 企画サポートスタッフ リーダー
アクセシビリティについて考える
港区、品川区、渋谷区と、どんどん大型複合施設が増えていく中で、アクセシビリティについて考える。
1つ。多目的トイレ設置に関する基準はどこに向かうか。
法的な基準は確か、不特定多数の人が入る建物には一つ以上、これは商業施設も就労場面でも同じ。
例えば車椅子の方がトイレに入る際、そうでない方がトイレに入るよりも時間が多くかかる。そこを考慮した際に、果たして現状の基準で良いのだろうか(現在、実際には各フロアに設置されているケースが多いが)。
労働側だが、性に関するトイレ設置の問題にもまだ余力を残して一昨年の検討会は閉じている。
また、エレベーターを使うときの人々の意識。
優先のエレベーターや、車椅子マークのボタンを、優先事情がなさそうに見える方々(あったらごめんなさい。見た目で言うものではありませんが)が押しているシーンを目にする。その影響はどんなことがあり得るのか?
こちらは制度だけの問題ではないように思う。
ダイバシティについて、施設側が取り組みを伝える際、利用者にも想像の機会が与えられていることを改めて認識したい。
最近、特例子会社でも、その多様なアクセシビリティへの課題を感じたことのある社員たちの経験と、本業の知見を活かして、アクセシビリティに関するコンサルテーション事業に取り組む企業も出ている。
私たちの想像力と経験知を活かすためのプロセス改善を益々考えて行きたい。
【後編】本当に男性はマジョリティなのか?”男らしさ”の正体を知る
佐藤 雄太株式会社ビズリーチ 企画サポートスタッフ リーダー
自身の中にある、経験や他者介入によって育まれた価値観を、全くのクリアにして再構築することは難しい。
自身やコミュニティの中にある価値観やその影響を受けているであろうアウトプットを、自覚し、調えて、コントロールする意識とそうしている自身のイメージをいかに持つか。
話が少し逸れますが、
"能力主義でジェンダーを否定する議論には、性別に関わらず機会が本当に平等なのか、そして誰もが自分の能力を平等に高められる機会があるのか、という観点が圧倒的に欠けているということを私たちは理解しなければなりません。"
以前、一緒に働いた知的障害(4度なのでぱっと見ではわからないかもしれないくらい)の従業員は、学校の先生からのアセスメント表の中で「漢字が苦手」と書かれていました。
ところが、行内の配送集荷を担当していた彼は、当時300ほどあった、支店名(地名が反映されるのでややこしい)を全て覚え、荷物の地域別仕分けを親会社からの転籍者と同じくらいの精度で対応してくれました。
雑多に漢字を覚える場面では現れなかった能力が、範囲を限定したらきちんと活躍の場を得たということなのだと思います。
私たちは本当に自分たちの力をのばし、活かせているのか、期待を込めて考えます。
20代前半のZ世代、病欠多く生産性も低い-特別なリーダーシップ必要
佐藤 雄太株式会社ビズリーチ 企画サポートスタッフ リーダー
コロナ禍が、というのも誤りではないと思いますが、DX化やオンラインコミュニケーションが増える今、「聞こえてくる職場の情報」が少なくなっていることは推測できます。
聴覚障害の方への情報保証と育成の観点で意識していた危機感と、共通したものがあるように思います。
別視点になるかもですが、管理職になっている世代の、伝える力や繋がり(個々のストーリーと組織のストーリー)にきづかせていく力というのも、危機感があります。
世の中の選択肢、インターネット含めた情報過多によるモデルが多くなって行くと、個々人だけで「繋げる」のでは無く、組織や管理職がそのサポートをする必要があるのではと感じます。
NORMAL
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