長崎 寛人

カマラハリスの現在の支持率は御祝儀相場みたいなもの、先発投手のアクシデントで急きょ登板した二流投手は初めは皆んな温かく応援されるもの。

敗因が多すぎると自分に都合の良い敗因だけ拾ってお茶を濁すことができて都合いいよね。

終活関連のビジネスは大きな市場である為当然民間企業が進出してくることが予想される。しかしこの手のサービスは長期にわたるため注意が必要。構造的には保険会社と類似しておりいずれその時が来たらサービスが履行されるといった性格。保険会社は破綻しても保険機構によりある程度担保されているし企業の財務状況等がオープンになっているが一方終活関連のこの手のビジネスは破綻リスクは拭えない、またサービス内容からして詐欺集団が好みそうな匂いがプンプンする。本当に気を付けて欲しい。

トランプ優位とはいえやりにくい相手とも言える。そもそもダメ元で向かってくる相手は脅威になりがち、又これまで高年齢や健康問題でバイデンを攻めていたが今後はそのままブーメランとなり戻ってくる。 アメリカってミラクル好きだから、34年前のマイクタイソンvsジェームスダグラスのような世紀の大番狂せは起こるか？

日本では未成年者への罰則は適用されない、もし罰則があるとしたら親権者や監督者または未成年にタバコを販売した者となる。日本は法治国家のはず。例え常習性があったり態度振る舞いに問題があったとしても感情論で罰則を拡大することは好ましくない。今回の議論で大目に見てあげるという論調が批判されているが、これは単なる甘やかし議論ではなく罪に対しての罰則のバランスには注意を払って欲しいということであり、とかく社会はマスコミの価値観で過剰な社会的制裁を与えてしまう傾向があることには常に留意すべきだと思う。

法律違反を擁護することはできないのはその通りだけど、罪と罰のバランスには注意が必要。今回のケースでは未成年における喫煙、飲酒に対して五輪出場辞退という罰がはたしてバランスとして的確なのか。僕の感覚であれば厳重注意が妥当だと思う。これは甘いとかいった感情論ではなく法治国家である以上有名人や五輪選手だからといって過大に社会的制裁を浴びせるような事は慎むべきだと思うけど。

石丸氏は都知事選で落選しており現在公的な立場ではないのだから、あえて大胆な問題提起をしてエンタメとして識者を苛立たせているだけだと思う。 都知事選後石丸氏への批判が多いけど、はっきり言って今回東京都民は絶妙な投票行動をとったと思う。既存政党への批判の声として石丸氏を選択しつつしかし当選はさせないラインにとどめ尚且つ蓮舫陣営の勘違いを正すために3位に追いやるといった絶妙な166万票。これは東京都民全体で創り上げた芸術的な票配分。

深く傷つく経験ってなんじゃ。力不足でした、認識が甘かった、反省しますとは言わないんだ。

蓮舫自ら街に出て黙々とシールを剥がす作業に勤しめば支持率一挙に爆上がりの大々チャンスなのにね。

今こそ蓮舫氏はどうせ暇なんだから自ら率先して街に出てシールを剥がす活動をしたらイメージ回復の大チャンスなのにもったいない。 もしもしたたかな小池陣営が、敵陣営であっても共に戦った場である以上我々にも一定の責任があるとか言い出して街中のシールを剥がす行動をとったら蓮舫陣営は目も当てられない、この辺りはモラルとかではなく政治センスの問題。

蓮舫の敗因は簡単だよ。 敗戦の弁の第一声で 「まずは小池さん、この度は当選おめでとうございます」といった敵をリスペクトする言葉が発せられないこと。 この一言が言えるか否かが人としての器を物語っている。大人のマナーが欠如している人間に都政はまかせられないという都民の常識的な感覚。 今からでもいいから蓮舫はしっかり小池さんへの祝辞を伝えノーサイド感を出しておけばわずかながら次へ繋がると思いけど、でもプライドが高いからそれすらできないんだろうな。

「信じられない」とか言う前に、まず「小池さん、当選おめでとうございます」というのが大人のマナーでしょ。 立民、共産党関係者から誰一人として当選者に対してリスペクトする発言がない、この辺りに敗因の本質があるのでは？ どんなに悔しい結果でも戦いが終わった後はノーサイドで敵と笑顔で握手できる人間を僕は信頼する。