ホーム
176フォロー
16033フォロワー
日経、静岡の夕刊休止 10月末、宅配網の維持困難
小川 一毎日新聞 客員編集委員
全国紙の夕刊は都心部、大都市圏、大都市圏周辺を対象に3班建てで発行されてきました。この中でも静岡などの大都市圏周辺の班建ては、部数減少と紙代などの原料費・人件費も含んだ配達コストの大幅な値上がりのダブルパンチで存続は厳しいと言わざるを得ません。デフレ経済で潜在化していた問題が一気に溢れ出た面もあります。また20年も前から言われてきたことですが、そもそも夕刊は必要か、という根本的な議論もあります。書籍も含めて紙媒体は極めて厳しい状況ですが、いろんな意味でなくすわけにはいきません。存続できる解を早急に見つけなけれはなりません。ただ、ことここに至っても新聞業界の団結は十分ではないと思います。後輩たちの奮起を祈るばかりです。
派閥解消でゲームチェンジの自民党総裁選~“カオス”選挙の行方を左右するものとは~【調査情報デジタル】
小川 一毎日新聞 客員編集委員
確かにゲームチェンジだと思います。これに対応して政治報道をどう変えるのかも大きな課題です。権力者が物事を決めるので、その権力者の懐に飛び込む必要がある、というのが政治記者のアクセスジャーナリズムの根拠でした。そして、誰が権力者になるのかを読み解く、首相から官僚に至るまで人事を特報するのが政治部に限らず記者の手腕とされてきました。そのために派閥に食い込み、派閥同士の闘いを見定めようとしてきたわけです。また社会部記者にとっても警察庁長官や警視総監人事の特報が大きな手柄とされてきました(今は昔ですが〕。今回の乱立はそうした前提が崩れたことになります。これからの記者は何に価値を置き、限られたリソースをどこに振り向けるのか、自らもゲームチェンジする必要があると思います。
ペルーのアルベルト・フジモリ元大統領 死去 86歳
小川 一毎日新聞 客員編集委員
波瀾万丈の人生でした。批判も多く罪にも問われましたが、もちろん功績もたくさんありました。私がペルーに取材に行ったのは1992年。ペルーはまだ貧しく、左翼ゲリラのセンデロ・ルミノソが勢力を維持しており、かのマチュピチュもセンデロの支配下にあって訪問できませんでした。今、観光客で賑わうマチュピチュのニュースを見るたびに、センデロを壊滅させたフジモリ氏の手腕を思います。ペルー日本大使館の人質占拠事件の采配も見事でした。人質救出後、犠牲者を悼みながらも自分の決断に理解を求めた演説は、これがリーダーの演説なのだと心動くものがありました。
常に闘い続けた人でした。お疲れ様でした。
合掌
「自民党総裁選で勝つ人の3条件」を満たす“唯一の”候補とは?見えた!次期総理大臣の顔 - 情報戦の裏側
小川 一毎日新聞 客員編集委員
小泉進次郎氏勝利を予測した記事とも読めます。「選択的夫婦別姓」への対応で「センスがいい」と感じたのは私も同じです。記事のこの部分に強く共感します。
自民党支持者の中には「選択的夫婦別姓が家族を崩壊させて国力を弱める」と考えている保守層は一定数いる。が、そういう人たちはほとんど高市氏に票を入れるはずで、この人たちに嫌われても小泉氏的にはそれほど痛くない。
〉先ほど申し上げたように自民党総裁に最も求められるのは、浮動票も取り込める「選挙に強い顔」になるということだ。選択的夫婦別姓に強硬に反対する保守層からカリスマ扱いをされたところで、世論の7割近くに「時代遅れだな」とそっぽを向かれて得票に結びつかなかったら何の意味もない。
NORMAL
投稿したコメント