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【志賀俊之】日本メーカーの考える「自動車」はズレている
高田 敦史A.T. Marketing Solution 代表 VISOLAB(株)CMO マーケティング、ブランディング
政治的には米中のデカップリングが解消されることを望みますが、それは日本の自動車メーカーには悪魔のシナリオ。
西側諸国やアジアの方々が中国車をどんどん購入するようになれば日本メーカーの数社は吹き飛ぶか、中国メーカーの傘下に入ることになるかもしれません。
1960年代に日本車がこれほど世界を席巻すると予測した人はいなかった。日本政府もそう思っていなかった。潮目が変わったのは1970年の米国マスキー法(排ガス規制)。日本の小型車が急に売れ始めて輸出が拡大。1980年代には日米経済摩擦にまで発展した。そのようなことは今後も十分に起こる。
1970年代の問題は「公害」、そして今は「脱炭素」。
世界が「2050年のカーボンニュートラル」の旗を降ろさない限り、少なくともガソリン車(含むハイブリッド)はいずれ売れなくなる。合成燃料やバイオ燃料の選択肢もあるが、EVがマジョリティになる前提で考えない。そしてそこには中国と言う巨大なライバルがいる。
EVにも色々と課題もあるが、技術の進歩は思った以上に速い。マスキー法が施行された時には「こんな基準を達成するのは不可能」と言われたが、それを最初に達成したのがホンダのシビック。その後は各社も続いた。技術は日々進歩します。これも歴史の教訓。
なぜ全力の働きが、上司の目には「無駄働き」に映るのか 認識のズレをなくし、正当な評価を得るためのアプローチ法
高田 敦史A.T. Marketing Solution 代表 VISOLAB(株)CMO マーケティング、ブランディング
「経過を評価する上司だと、部下は良い結果を出すことよりも、良い経過を見せることに焦点を当ててしまい、結果を出す意識がなくなって成長しません」
それもよく分かりますが、私がかつて勤務したトヨタ自動車は「結果より経過を評価する会社」でした。官庁から来ていた副社長が「この会社の技術系役員はヒット商品をつくった人がいない」と言っていたことを思い出しました。
企業で働いていると、個人の能力だけで結果を出せるわけではありません。多くの場合は運にも左右されます。過度な結果評価は「無理な数字づくり」につながるのではないでしょうか。
上司は(結果を評価するのも大事ですが)仮に結果が出なくても、部下の能力や頑張りをしっかり見てあげることが長い目で見れば会社の成長につながると私は思います。特に新しいことにチャレンジする場合は結果より経過も見てあげることが必要ではないでしょうか。
テスラ「モデル3」実質価格が加州でトヨタ「カムリ」以下に、税額控除条件達成などで
高田 敦史A.T. Marketing Solution 代表 VISOLAB(株)CMO マーケティング、ブランディング
IRA(インフレ抑制法)の一環として、EV購入時に最大75000ドルの税額控除(要するに納税額の減額)を受けるための条件は下記の4項目。①、②は必須で、③または④のいずれかに該当すること。
なお、①の条件(車両価格5.5万ドル以下)によって高級EVは対象外になる。
<税額控除の条件>
①価格が5.5万ドル未満
②車両の最終組み立てが北米(米国、カナダ、メキシコ)で行われていること
③電池材料の重要鉱物の調達価格の40%が自由貿易協定を結ぶ国で採掘あるいは精製されるか北米でリサイクルされていること
④電池用部品の50%が北米で製造されていること
上記に加えて、カリフォルニア州ではEVに最大7500ドルの税額控除を実施している。これにはIRAのような条件はないようです。
また、この記事にはありませんが、IRA、カリフォルニア州ともに税額控除を受け取るには一定の所得制限があります。
以上から、市場規模の大きい「中間層」を対象に「中価格帯の米国製EV」を一気に普及させることで、(テスラだけではなく)EVに大きく舵を切った米国メーカー(GM、FORD)や国内のEV関連企業の後押しをする意図が見えます。テスラは自走できるかもしれませんが、GM、FORDは政府の後押しが必要だからです。
多くの方が言うように、これは明らかな「保護主義」です。しかし、生き残りをかけている米国自動車メーカー(特にGM、FORD)にとっては大変ありがたいことです。
一方、日本政府は「自動車産業は大事」と言いながら、自国メーカーを応援するような施策を全く打ち出せていません。EV開発のみならず車載電池も含めたサプライチェーンの構築も遅れている中で、日本メーカーが日本を捨てるのを認めているかに思えてしまいます。
レクサス、新コンパクトSUV「LBX」世界初披露 クラスを超えた日本で23年秋以降発売
高田 敦史A.T. Marketing Solution 代表 VISOLAB(株)CMO マーケティング、ブランディング
クルマに限らず、ラグジュアリーやプレミアムと言われるブランドには、「ブランド力を高める商品」と「ブランド力のおかげで売れる商品」の2種類があります。
宝飾品で言えば、前者が1000万円以上のハイジュエリー、後者は100万円以下のブライダルジュエリーです。LBXはどちらかと言えば後者に該当するでしょう。ただし、それが悪いというわけではありません。ブランドのファンを広げ、販売量が多いのでビジネス的にも収益貢献度が高い。
レクサスは2012年に3750万円、世界限定500台でLFAというスーパースポーツを発売している。これは前者(ブランドに貢献する商品)の典型です。佐藤社長が担当したLC(2017年発売)も前者でしょう。LFAから10年以上、LCから6年が経って、レクサスが「前者」で次にどんな手を打ってくるのか。
今秋出ると言われている高級ミニバンのLMは(価格は高いが)どちらかといえば前者。個人的には「高級車×EV」の新しい提案を期待したい。
なぜ若者は「成長を求めて会社を辞める」のか?
高田 敦史A.T. Marketing Solution 代表 VISOLAB(株)CMO マーケティング、ブランディング
我々の世代は「成長する会社に入りたい」と言う人が多かった。今は「会社に入って成長したい」と言う方が増えています。素直に評価したいです。
我々の世代に「若い頃にバリバリ働いた経験が財産になっている」という人がいるのも事実でしょう。ただし昔の仕事は今ほど複雑ではなかった気がします。現在の仕事の密度で当時のように残業したら多分心が病む。時間ではなく、どれだけ難問に取り組んだかの方が大事だと思います。
仕事と言うのは「問題解決」の連続です。現状の課題を洗い出し、優先順位を付けて解決策を考え抜く。これこそポータブルスキルです。この能力が高い人はどこの会社に行っても活躍できるはずです。

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