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【核心】日本の漁業は「忖度」が滅ぼす
NewsPicks編集部
Ikeda AkemiNewsPicks, Inc
東京中心の現場を置き去りにした、机上の空論で議論が進んでしまわないか心配になります。 日本の漁師さんが生き残れる、小さな漁師町でもちゃんと生き残れるような、そして魚も守れるような施策になることを祈ります。 銃を持つ外国と隣り合わせの、銃を持たない日本で、細々と、しかし命懸けで漁師をしている人達を忘れてはいけません。 確かに、魚の量は体感できるほどに減っています。巻き網や底引き網が一網打尽で魚の鮮度が落ち価値が低くなるのもわかっています。 私もそういった漁法は好きではありません。 しかし、そんな人達のおかげで、東京や都市部の皆さんは魚が食べられているのでは。 実際の漁師さんたちは、通年漁師をしている方ばかりではなく、船が出ない時は磯に出たりして、お金を稼ぎます。そんな漁師さん達が資源保護でサザエやアワビの稚貝を撒き、たいせつに育てても、夏場には東京や都市部から来た皆さんに密猟でごっそり持っていかれることをご存知でしょうか。 暗闇で光を消して密猟する小さな外国船に、なすすべなく悔しい思いをしていることをご存知ですか。 昨日、今年初のキスを、漁師さんが"初物だよー!" と持ってきてくれました。秋ですね。 時期になればお魚が回ってきて、季節の到来を感じます。しかし、そういう日本も無くなりつつある事も知ってほしい。 冬場の松葉蟹は、過剰なブランディングで、漁協が値を釣り上げるために、漁師さんが獲れたての蟹を持って帰りご近所に配ることを禁止しました。 そうやって釣り上げられた値は、全て仲買の儲けになり、漁師さんには全く回ってきません。 既存の仲買は、自分たちの権益を守るために、新たな仲買の登録を許可しません。 そんな状況で極限まで値が釣り上げられた松葉蟹は、そのほとんどが東京に流れていきます。 北欧の漁師さん達は資源を守りながらキチンと収入もあるそうです。 この日本でも、そんな事が実現できれば良いですね。 資源保護だけを捉えて、現場を置き去りした改正にならないことを願うばかりです。
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