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まるでオイルショック、新型コロナによる「買い占め」はトイレ紙にも
日経ビジネス
定右衛門 業
トイレットペーパーは通常のパルプと古紙パルプが配合され製造されますが、大体70%以上の古紙配合率(古紙配合率100%のトイレットペーパーもあります)で、原料のほとんどが古紙です。 日本製紙連合会の統計では、古紙の日本国内における年間の回収量は約2000万トン。その内、国内で1700万トン使用し、残りは海外に輸出しています。 輸出先は70%以上が中国です。紙の使用量は経済状況に左右されると言われており、米中貿易摩擦をはじめとした経済不安から、中国への古紙の輸出は停滞傾向にあります。 なので、古紙の輸出が爆発的に増えることはありえませんし、今起こっていることとしては、行き場を失った古紙が日本国内で発生しているという状況です。 冒頭で述べたように、トイレットペーパーはほとんどが古紙から作られているので、その原料がなくなるという事態はまず起きませんし、トイレットペーパー自体も継続的に供給されることが想定されます。 ただ、企業も生産設備の増強は簡単にはできないので、買い占めが起こると欠品しますし、トイレットペーパーが店頭にないことで、さらに不安が煽られ買い占めに走り、欠品が続くという負の循環に陥ります。 トイレットペーパーはまずなくならないので、冷静な行動を心がけたいものです。
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「ユニクロ」「ジーユー」でショッピングバッグ有料化、4月から
FASHIONSNAP.COM【ファッションスナップ・ドットコム】
定右衛門 業
スーパーやコンビニの袋削減と同じように語られているが、全く別次元の決断と思う。 マーケティングの観点から考えると、服を買った際の袋からよもたらされるマーケティング効果は、、、 ・買った服を袋に入れて店から移動することで、購入者以外にも店の袋が目につくという広告効果があり、ブランド認知の高まりや、ブランドの想起につながる。 (自宅まで帰ろうと思うとそれなりの移動距離があり、商業施設に入っていることが多いので沢山の人が目にする可能性がある) ・袋は家庭でストックしている人も一定数いるので、家の中でもロゴが目につき、ブランドの想起につながる。 ・家でストックしてある袋の用途は、何かを中に入れて他者に渡す、ゴミを捨てる際に使う、家の中で物入れとして使う等が想定されるが、どれも人の目につき、ブランドの認知や想起につながる。(ゴミを捨てる場合もゴミ捨て場は人の目につきやすい) 一方で、スーパーやコンビニは自宅や勤務場所等の近くの店で購入することが想定され移動距離も短いことや、生活必需品であることなどを考慮すると、袋によるマーケティング効果はほぼないと言っていいだろう。 いずれにせよ、服屋からしたら袋ひとつとっても商品購入してくれて(企業としてはほぼ袋代だけで)マーケティング効果もあるということ。社内でも色々と議論はあったんではなかろうか。 まぁ、そんなことしなくてもブランドとしての地位は確立できてるという自負の現れなのかもしれない。 または、先立って取り組みを推進することで、このニュースのようにメディアへの露出増加や企業イメージの向上、継続的な袋代の削減もあいまって、十分ペイできるいうことなのだろう。
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