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「11月からLINEが使えなくなる」騒動はなぜ起きたのか 同意しないと年内めどに使用不可に
星野 貴彦プレジデントオンライン 編集長
プライバシーポリシーがわかりづらいのは、わが国の法律に問題があるからです。
不動産では契約をあれだけうるさく読み上げるのに、なぜ毎日使うWebサービスではそれがないのか。サービスの数が多すぎてキリがないわけですが、それなら個人情報を一括管理する仕組みがあればよいわけです。どういう個人情報なら提供するかをあらかじめ決めておいて、そのポリシーにそって、提供サービスに許可を出す。要はオプトインです。
いまの日本では同意しない限り、あらゆるサービスが利用できないので、同意作業はほぼ無意味です。このことを問題視して、利用者を保護しつつ、企業が円滑にサービスを提供できるような立法が必要です。当たり前のことですが、そういうことが進みません。マイナポータルも、当初はそういうものになるはずだったのですが、なぜこうなってしまったのか。やるせないですね。。

【麻布競馬場】僕が出した「賃貸 vs 持ち家」論争の答え
星野 貴彦プレジデントオンライン 編集長
はたして、この匿名作家のインタビューが、NewsPicks読者のためになるのでしょうか。無責任な揶揄を重ねて、世間の対立を煽り、その挙げ句に「僕の攻撃で揺らぐくらいだったら、考え直した方が良いのではないですか」と逃げを打つ。たいへん残念です。
この箇所には、NewsPicks読者への批判もこめられています。
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いろいろな媒体に触れて、選択肢ばかり増えてしまう。だからより不安になるのだと思います。雰囲気でNewsPicksの会員になっている人もいるのではないでしょうか。
「なんかわからないけれど、とにかく情報を取らなきゃ」「ほかの人に遅れたくないからビジネスの情報だけ取らなきゃ」……それが一番不幸だと思います。
そういう人にこそ、私が書くコンテンツで気づきを得てほしい。そう思っています。
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「雰囲気でNewsPicksの会員になっている人」というのは、いったいだれでしょうか。本当にそんな人が、毎月1850円を払うでしょうか。これは、「経済を学ぼう」という動機でNPを購読している人を、「雰囲気でダマされている」と揶揄しているだけです。要は、バカにしています。
そして「私のコンテンツを読めば、ダマされずに済む」と説いている。とんでもない。この筆者が匿名作家でいるように、コソコソと揶揄のネタ消費を続けても、そこに成長はありません。ちゃんとした媒体の記事から、自身の頭で考えることでしか、答えは出せません。「賃貸vs.持ち家」の論争も同じです。それはこの記事が結論を避けていることからもわかることです。
ロレックスなど中古高級腕時計、2年ぶり安値-さらに下落の可能性
星野 貴彦プレジデントオンライン 編集長
企業の株式と違って、中古腕時計がキャッシュを生むことはありません。価値は希少性だけですし、ゴールドと違って流動性が低いので、下げ局面ではガツンと下がる商品だと思います。
私が注目したのは「ブルームバーグ・サブダイヤル・ウオッチ指数」についてです。みなさん、ご存知だったでしょうか?
ブルームバーグとイギリスの中古時計業者「サブダイヤル(SUBDIAL)」による指数で、中古市場での人気50種の価格を追跡しているものです。50モデルのうち44モデルは「ロレックス」で、5モデルが「パテック・フィリップ」のノーチラス、1モデルが「オーデマ ピゲ」のロイヤル オーク ジャンボ ウルトラシンです。
https://subdial.com/market
つまりスポーツモデルが人気なんですね。パテックといえばカラトラバと思ってしまうのですが、そういうスーツ前提のクラシカルなモデルより、普段着でも違和感がないスポーツモデルが、中古市場で高額取引されています。これは単なる希少品ではなく、実用品だからこそ、高額ということです。
そうだとすれば、とても危うい指標だなと思います。トレンドが変化すれば、実用品としての人気も剥落する恐れがあります。同じような希少品として、「絵画」がありますが、実用性はきわめて乏しいので、トレンドに大きく左右されることはありません。
一時期、「ロレックス投資」が取り沙汰されていましたが、危なっかしいなと思っていました。やはり、そうですよね……。
やっぱり人間がいい… イギリスの高級スーパー、セルフレジをほぼ全店舗で廃止
星野 貴彦プレジデントオンライン 編集長
イギリスは「階級社会」といわれますが、それはクラスによって利用するスーパーがハッキリ違う、というのが現代的な意味かもしれません。イギリスの小売りは価格帯によってブランドが明確にわかれています。利用者もブランドによって全然違います。
東京都立大学の岩間俊彦教授は「行きつけの店を知るだけで、その人の属している階級がわかってしまう」と書いています。
行きつけのスーパーは、どこですか? | 夢ナビ講義 | 夢ナビ 大学教授がキミを学問の世界へナビゲート
https://yumenavi.info/vue/lecture.html?GNKCD=g003677
日本とは事情が違うので、議論を混同しないことが大事ですね。高級スーパーの逆張り戦略ということでしょう。
他方で、日本の場合は「中流意識」の人が多いので、特に高齢者では「どうして私がセルフレジを使わなければいけないのか(私はそんな下流ではない)」という人が多い気がします。若い世代は、むしろ積極的にセルフレジを選ぶと思うので、これも「中流意識の崩壊」なのかもしれません。

【新教養】現代の最重要ワード「人新世」をゼロから学ぶ
星野 貴彦プレジデントオンライン 編集長
新しい地質年代の区分「人新世」では、日本の別府湾が「証拠の地層」に選ばれる可能性がありました。別府湾では、海では珍しく縞状に堆積物が積もっているからです。ただ、残念ながら、カナダ南部のクロフォード湖が選ばれ、別府湾は落選でした。2020年には千葉県市原市の地層が国際学会で選ばれ、「チバニアン(千葉時代)」が生まれていたので、続いて「ベップワニアン」が期待されていました。
この地層の話はめちゃくちゃおもしろいです。興味をもたれた人は、ぜひ調べてみてください。地層を見るだけで、その時代の有り様がたちどころにわかるのです。
ただ、「地層にその時代があらわれていること」と、「このままだと人類滅亡というエコ話」は、レイヤーが別だと思います。現在の経済活動を見直さなければ、人類は生き残れない――。そう括られがちですし、その側面があることは否定しませんが、いたずらに危機感を煽っても仕方ありません。
「一人ひとりにやれることがある」というのは、心地のよいウソです。私たちが消費行動を変えても、残念ながら気候変動はとめられません。中国の「大躍進政策」のような間違いを二度と繰り返してはなりません。必要なのは、市場全体を変化させることでしょう。そこで「GX」が巨大市場として動きつつあるわけです。
特集全体でも、そうした話題構成になると思うのですが、やや不穏な第1回だなと思いました……。
GM傘下のクルーズ、自動運転タクシーが営業許可停止。業界への影響は必至に
星野 貴彦プレジデントオンライン 編集長
有人運転のクルマにはねられた女性の歩行者に接触し、路肩に寄ろうとする際に女性を約6mほど引きずった、と。非常に興味深いニュースです。
AIは完璧ではありません。人間と同じように間違えます。しかし、肉体をもっていないので、責任主体があいまいです。運転していなくても、安全担当者が同乗していれば、その人間の責任にできますが、「無人」であれば誰のせいにもできません。
クルーズは「極めて稀な事象」と説明していますが、あらゆる事故はユニーク(特異)です。ユニークなことが起きるから、事故が発生するともいえます。無人車両による深刻な事故は、必ず再び起きます。そのとき、われわれの社会がどう受け止めるか、というのが問われています。
結論からいえば、AIに対する社会の合意形成が不十分なので、「あるタイミングで一気に無人車両に置き換わる」ということはないでしょうね。社会の変化は常にリニアです。
ここの空気はハエでできている「日本最後の秘境」南硫黄島で調査隊が見た"誰も見たことがない光景" - 原生の生態系の姿を残す「奇跡の島」
星野 貴彦プレジデントオンライン 編集長
この部分をユーモアではなく、「そんなわけないだろ」とツッコんでしまう人がいて、コミュニケーションは難しいなと思いました。大まじめにユーモアを書ける理系学者は強いです。
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南硫黄島は半径約1km、標高約1kmの小島である。これは平均傾斜45度の急勾配の島ということを意味する。45度は四捨五入すると50度である。50度は四捨五入すると100度である。100度といったらすでに垂直を超えており、この島の地形の厳しさを如実に示している。さらに、島の周囲は数百mの崖で囲まれた天然の要塞ようさいとなっている。この圧倒的な障壁が外部からの侵入を許さなかった。
サイバーエージェント、生成AIで業務6割減 開発・採用に
星野 貴彦プレジデントオンライン 編集長
まっすぐに人員削減とならないのが興味深いです。サイバーとしては、この話の続きですかね。
ChatGPTで広告会社の組織激変、サイバーでは30人以上いたディレクターがゼロに https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02466/052600002/?n_cid=nbpnxt_twbn
このケースでも、30人分の業務は不要になったのですが、むしろ全体の人員数は増えているという話でした。とにかく生成AIはヤバいから、どんどん業務に取り入れていこうという貪欲さを感じます。
本当に業務改革になるかどうかは、まだ未知数のところもありますが、こうしたチャレンジを続ける組織とそうでない組織の差は、どんどん広がるのだろうなと感じます。メディア業界も、他人事ではありまんね。。。

NORMAL
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