Tsuruno Seiichi

視覚的な美術はすでに古代ギリシアからものすごく追及されていて、代表的なものとして「コントラポスト」があります。 コントラポストは、片脚に重心をかけてもう片方の脚を遊ばせる状態にする技法で、あえて軸を崩すことで彫刻が動的に、有機的に見ることができます(記事内の彫刻も時代が進むと身体がS字にねじれてきてますね)。 学校で習った世界史の印象では、美術史は他分野から独立して発達したような印象を抱くかもしれませんが、記事にあるように、その表現方法は時代に影響されて変化しますし、影響を与える側になったりもしています。