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「事業計画はストーリーで語るべき」10X CFOがPEファンド時代に学んだ、 経営と現場のつなぎ方
山田 聡株式会社10X 取締役CFO
この取材をいただいてから少し時間が経過し、この内容からさらに最近意識していることは、予実管理のフェーズに入る時に「予算の重要な財務数値やKPIに対して社内の重要な関係性がどこまで自分ごととして実績の達成・未達を本気で一喜一憂できているか」を予算の浸透度のパロメータとして使う、ということです。
この本気度が出ないということは、まだまだ予算作りの解像度やシンプルさ、ストーリーとしての伝え方が十分ではないという証拠なので、改善を繰り返す必要があると思っています。
上記の通り、スクラップ&ビルドが前提となるので、予算のロジックの再編成コストについては軽くしておく(あまり作り込みすぎない)のが基本かなと思っています。
「オリオンビールだけが成功するのではなく、地元企業含めて沖縄全体が潤えば…」凄腕社長が多角化戦略の目標に掲げる「沖縄製造業として初の上場」
山田 聡株式会社10X 取締役CFO
那覇空港に行くと3人に一人はなんらかのオリオングッズを身に纏っているくらい、沖縄という地域と同化しているオリオンビール。そのオリオンビール自身の再興のストーリーがそのまま(やや元気を無くしていた)沖縄経済の成長の起爆剤になる、そんな地域と企業の連動した再生ストーリーがPE傘下での企業ターンアラウンドをきっかけに、IPOで花開いていく。楽しみな瞬間に立ち会えそうです。
経営視点では、そういった沖縄グロースそのもののエクイティストリートの中で、イチビール会社から、お酒・宿泊を通した沖縄体験そのものを売る企業へと自社を拡張解釈していったトランスフォーメーションも見事です。
BIGINの「オジー自慢のオリオンビール」の歌詞にある「三つ星かざして高々と ビールに託したウチナーの 夢と飲むから美味しいさ ワッター自慢のオリオンビール」のように、オリオンビール上場、JUNGLIAオープンといった大きな変化の機会を捉え、沖縄経済(ウチナー)が、戦後復興に変わって、今後どんな「新しい夢」を見ていくのか、楽しみでなりません。
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