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「霞が関は変われる」異色の官僚が仕掛ける“意識改革”作戦
Business Insider Japan
内閣支持15.5%、最低更新 「政権交代を期待」4割―時事世論調査
時事ドットコム
吉井 弘和VOLVE / 慶應義塾大学 / ソトナカプロジェクト
政権交代を望む声が自民党政権を望む声より多い調査は2012年以降の調査で初めて見た気がします。他方で政党支持率をみると、どのような与党構成の政権交代がありえるのか、その選択肢が見えづらいところです。 直近の英国総選挙では650議席に対して労働党は前回202議席から倍増以上の411議席を獲得しました。その大前提は、それだけの候補者を立てることができているということです。イギリスでは仕事を続けながら休暇をとって選挙に出る人が多数います。落選したらまた普通にキャリア継続をする前提ですので、候補者のリスクが小さいことが特徴です。 それに対して日本は「身を賭して戦う」候補者がほとんどであり、1年や2年もの期間をフルタイムで政治活動に身を投じます。われわれ有権者の投票行動から、そのような活動をしないと当選が難しいからでしょう。まして野党の場合は、一般的に当選の可能性は高くありません。野党が、政権交代可能な数で、かつ質の高い候補者を常に揃えられるような政治環境はまだまだ遠いと感じます。その原因には制度も非制度もあると思いますが、われわれ自身の投票行動も要因の一つであり、投票行動の意味合いをよく考えたいものです。 政党間の候補者調整の考え方や戦略性は全く異なると思いますので比較は難しいですが、イギリスは今回の総選挙で2大政党の労働党や保守党に加え、英国改革党、自由民主党、緑の党の5党が650の選挙区に600名前後の候補者を立てています。日本の前回の総選挙で300の小選挙区に対して自民党は277、立憲は214、共産と維新が100前後の候補者を立てています。
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低知名度の石丸伸二氏躍進 「国政当然考える。例えば衆院広島1区」
毎日新聞
吉井 弘和VOLVE / 慶應義塾大学 / ソトナカプロジェクト
投票総数数十万票を超える大規模な選挙で、当初大手メディアから黙殺されながら、ネットの拡散力を駆使して無党派層や30代以下のセグメントで得票率1位にまで浸透した候補者は、かつていなかったかもしれません。 選挙の世界ではよくバンドワゴン効果という、有権者の「勝ち馬に乗る」投票行動が指摘されて来ました。また、意中の候補者に当選の可能性が低い場合には、自分の1票を実質的な競争に活かすため、第二、第三で支持する候補者に投票する、戦略的な投票行動も指摘されて来たところです。これらは、価値判断は別として、大手メディアから黙殺されることは、そのまま敗北につながる理由でした。 他方でネットメディアは、one to oneマーケティングで自らが好んで消費する情報に接する可能性の高いメディアです。何かのきっかけで関心を持った候補者がいると、その候補者が「勝ち馬である」と感じる情報に多く触れることになります。私も石丸氏がどのような主張をしているのか関心を持ってyoutube動画を見たら、選挙終盤には、石丸氏の当選も現実的だと感じさせられるような動画が私のyoutubeアプリに溢れました。 石丸氏の躍進は、このような、ネットのone to oneマーケティングによる、従来とはことなるバンドワゴン効果の力学が働いた結果ではないかと感じます。繰り返しながら、これが良いか悪いかは別として、選挙の戦い方が大きく変わる現象かと思います。
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