赤井 厚雄
株式会社ナウキャスト 取締役会長
ジャンル:
政治・行政
教育
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慶應義塾大学法学部卒。 東京大学EMP修了。 米国Kidder Peabody & Co. を経て モルガンスタンレー米国本社に入社。 同社マネージングディレクター、 持ち株会社モルガンスタンレーグループ上級顧問・ポリシー・ユニット・メンバー。 東京大学 近未来金融システム創造プログラム プログラム統括責任者。 一橋大学ソーシャル・データサイエンス研究科アドバイザリーボード委員。 早稲田大学総合研究機構研究院客員教授、政策研究大学院非常勤講師を歴任。 2015年東京大学発fintecベンチャー株式会社ナウキャストを創業、代表取締役CEO。 2016年、Finatext社との経営統合を機に、同社取締役会長に就任。 2017年、株式会社スマートプラス常勤監査役を兼務。 2022年12月、Finatext HDが東京証券取引所マザーズに上場(4419)。 経済財政諮問会議・EBPMアドバイザリーボードメンバー(経済財政一体改革推進委員会特別委員)、同「国と地方のWG」委員、国土審議会部会委員、内閣官房都市再生有識者ボード・メンバー、内閣府ふるさと投資連絡会議アドバイザー、内閣官房EBPM研究会構成員、内閣府 近未来技術社会実装有識者会議委員、内閣府都市再生におけるデータ活用ワーキンググループ委員、国土交通省 不動産IDルール検討会構成員、国土交通省 首都圏広域地方計画に関する有識者会議委員、Aging In Place に関する日米研究会 座長など公職多数。 文化の分野では、幼少期からのアートコレクターであり、茶人でもあって、公益財団法人小田原文化財団理事などを歴任。 https://finatext.com/ja https://smartplus-sec.com/ http://www.nowcast.co.jp/ https://todaifinanceinnovation.com/ 座右の銘は、「非理法権天」
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情報漏えい２５０万件超 他社契約状況、出向社員ら流す―大手損保４社
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
金融機関における個人情報の取り扱いには、当局も厳しい目を向け始めています。金融庁は、さっそく生保に対しても同様の事例がないか、生保各社に質問書を送った、と報じられています。具体的には、2021年4月から24年8月までの間に起きた代理店への出向者を通じた漏洩事案について、発覚の経緯や社外に契約者情報を持ち出した目的、情報の入手経路などについて報告を求めるとのこと。当然、調査の結果、法令違反の可能性を持つ事案が見つかれば、その生保に対して業法に基づく報告徴求命令が出を出すことになるでしょう。
この動きは、保険業以外の他の金融業態にも広がる、と考えるべきです。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB287690Y4A820C2000000/
成績不振1300人超削減 米ゴールドマン・サックス、報道
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
ヘッドラインだけ眺めるとゴールドマンの業績が不振だと勘違いしそうですが、念のためいうと違います。
ウォール街の大手投資銀行に入ってくる野心家の若者たちは、ゴールドマンやモルガンから弾かれても、すぐにセカンドティアの同業に移ったり、ちょっと考えてコンサルに潜り込むなり、資金を集めて起業するなりしてたくましく生きていける人種です。たまたま投資銀行目線からは適性がなかったので出てもらう、というシンプルな理屈が背景にあります。これはある種の文化で、投資銀行で採用も解雇も散々やってきた経験者（事業責任者は採用も解雇もやる）として、今から考えても、かなり合理的な仕組みだったと考えています。弾かれる側も、ダラダラ窓際におかれるよりも、機会的に出された方が気持ちの切り替えがしやすいはずです。リーマンショックのような追い込まれて大量解雇せざるを得ない時ばかりではなく、平時のむしろ会社の業績のよい時ほど、こうした人員削減は頻繁に行われる(スペースを空け、新しい才能を取り入れてアクセルを踏み込む準備)、という感覚でこういう出来事を見ると、新しいものが見えてくると思います。
ゴールドマンが今後数週間に数百人削減へ、例年の慣行の一環－関係者
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
原文では"CULL"(淘汰)という用語が使われていて刺激が強いが、投資銀行時代、私は「新陳代謝」という表現でルーティンを行っていました。ウォール街の大手投資銀行に入ってくる野心家の若者たちは、ゴールドマンやモルガンから弾かれても、すぐにコンサルに潜り込むなり、資金を集めて起業するなりしてたくましく生きていける。ただし、投資銀行目線からは適性がなかったので出てもらう、というシンプルな理屈が背景にあります。これはある種の文化で、今から考えても、かなり合理的な仕組みだったと考えています。弾かれる側も、ダラダラ窓際におかれるよりも、機会的に出された方が気持ちの切り替えがしやすいというわけです。リーマンショックのような時ばかりではなく、平時のむしろ会社の業績のよい時ほど、こうした人員削減は頻繁に行われる(スペースを空け、新しい才能を取り入れてアクセルを踏み込む準備)、という感覚でこういう出来事を見ると、新しいものが見えてくると思います。
【新局面】脱中国で変わる「世界のレアメタル戦略」が面白い
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
先日の動画を記事化したのですね。
こういう切り口からの問題提起はこれからますます必要になってきます。ただし、研究者が上から目線で「主張」しても世論には刺さらない。その点、この記者の方は、どこか軽やかで、聞いていて気持ちの良い、ワクワク感をともなった伝え方が出来る人のようです。これはある意味newspicks的な発信の仕方なので、文化として大事にしたい。頑張って！
中居記者によるこちらの動画もセットで見ると、さらに分かりやすいです。
https://newspicks.com/live-movie/4187/?utm_campaign=np_urlshare&utm_source=newspicks&invoker=np_urlshare_uid257547&utm_medium=urlshare
出馬の河野太郎氏、「Xでブロックする人に総理大臣の資質はあるのか」指摘に反論（全文）
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
この会見を見ていて、河野さんは今回の闘いに負けた、と思いました。記者会見の冒頭の写真撮影を「あとにしましょう」と退ける動作と口調、会見中の険しい表情が、まるで間近で見るように報道各社のYouTubeで配信されてしまい、それは動画となって、これから繰り返し様々な人に見られるでしょう。会見の中身より、もうこれで河野さんの今回の総裁選は終わった、と思います。発言の切り取りより、動画の方が人の心に刺さるので、これを挽回するのは難しい。情熱もあり、突破力もある政治家なので、惜しいと思います。
個別政策を担当し、推進するポジションはこれでいいですが、総理総裁には「国民やメディアを気持ちよく騙す」才能が必要だということです。それが今の彼にはかけていることが、デジタルメディアによって明らかになってしまった、というのは皮肉です。彼の才能が活かされる道は、もちろん総理総裁以外にもあるはずなので、気落ちせずに頑張ってほしい。
生活保護世帯から東大合格の数学者が語る、授業料値上げ問題
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
「議論の順番が違いますよね。学生支援に関する施策は不十分な中で値上げを検討するというのは、明らかに順序が違う」、という島田さん考えには、深く共感します。この特集の、前の記事にもコメントしましたが、国立大学というところは、努力を突き詰める前に、すぐに外からの支援を求める悪いくせがある、と思います。民間企業でいう「給与支払い」を「学生支援」に置き換えたらわかりやすい。いわば、企業経営者が稼ぐこと途中で放棄して、世間並みの給料を従業員に支払えないからと、政府や自治体に安易に補助金を求めたり、クラウドファンディングで寄付金を集めたりしたら笑われるのは誰でもわかるが、それと大して変わらないことをしれっとやってしまうのが日本の国立大学だという感覚を私はもっています。資産活用も資金運用もとことん詰めていない。私個人としては、そういうところに寄付をする気には(要請はたびたびあるが)なりません。
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