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パスポートのオンライン申請、27日から 外務省、17年ぶり再開
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
17年ぶりに再開というが、2003年に「オンライン申請」と言っていたのは、いまなら「パソコンを活用した遠隔申請」とでもいうべきほとんどアナログな申請方式で、はっきりいえば窓口に行くより手間がかかるレベルのものでした。
実質的には、オンライン申請を今回新規に始める、というべきものです。マイナンバーカードがここまで普及してくると、もはやオンラインでパスポートの申請をする人の方が珍しくなるでしょう。マイナンバーカード制度を敵視してきた人たちの居場所は、これからの日本ではなくなります。色々ありましたが、ようやくデジタル先進国エストニアの背中が見えてきました。
クレディ・スイスとUBSなどの銀行を米司法省が調査、対ロ制裁回避巡り
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
見出しの日本語がミスリードですね。
"Credit Suisse, UBS Among Banks Facing DOJ Russia-Sanctions Probe"
がオリジナルで、「クレディスイスやUBSを含む多数の金融機関を司法省が調査」と訳すのが正しいと私は思います。
司法省は、網羅的にしっかり仕事をしている訳ですが、日本語の見出しだけを読むと、司法省がUBSによるクレディスイスの買収を邪魔しているように受け取れてしまいます。
この記事で重要なのは、「クレディ・スイスが管理していたロシアの個人顧客の資金は約330億ドルと、ウェルスマネジメント事業の規模が大きいUBSよりも50%多い水準だった」というところで、これだけ見ても、クレディスイスがコンプライアンス面でいかにゆるい体質の銀行だったかということがわかると思います。
東芝、買収案受諾を決議 国内連合が1株4620円でTOB
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
東芝は、不正会計問題により上場廃止の危機に立たされ、その危機を潜り抜けた先に現在ある大混乱を招いています。7年におよぶこの会社の大混乱の歴史を振り返ると、企業にとってガバナンスとは何なのか、また企業にとって上場とは何なのか、ということを、改めて考えざるをえません。上場によるエグジットを無邪気に目指しているスタートアップの起業家たちに、東芝はどう映るだろうか、とも思います。いずれにせよ、東芝のストーリーはこれで終わりではなく、島田太郎さんがこの会社をどうやって立て直すか、という次のストーリーがまもなく始まります。企業は、ゴーイングコンサーンであることをつくづく思います。
SVBの経営「ひどく失敗」、銀行監督の見直し必要=FRB議長
赤井 厚雄株式会社ナウキャスト 取締役会長
今、ニューヨークに来ていて、詳細は控えますがNY連銀や米財務省に近い専門家たちと意見交換しています。今回のSVB事案は、リーマンショック後に金融機関の収益を嵩上げするために監督を「戦略的に甘くした」結果生じた失敗だというのが、彼らとの議論から得た私のテイクアウェイです。これは1980年代の第一次S&L危機(ALMのミスマッチによる破綻)時とまったく同じ現象で、それへの対応を先送りしたことが1990年代の第二次S&L危機(より大きなクレジット危機)につながったという経験を、彼らは生かそうとしています。
銀行を含む金融機関監督は、これから厳しくなります。当然、ライセンスを要する金融業務に新規参入するハードルはグッと高くなります。それはこれから生まれるスタートアップの経営計画に逆風になります。①それが実体経済に及ぼす影響、②フィンテックのビジネスモデルに与える影響について注視していく必要があると思います。

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