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【落合陽一】運ゲーだから、人生は面白い
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
今回の連載でいちばんしっくりくる。というかむしろ、この記事だけでいい。以下、完全同意。
――それは良かったです。単刀直入ですが、落合さんにとって運とは何か、教えてください。
運は運というか、完全にランダムに訪れる機会とかチャンスで、自分ではコントロールできない。そういう類のものだと思っています。
――引き寄せることもできない?
はい。だって、ランダムですから。
――「これまでのキャリアで、運に恵まれた経験が多くある」と回答していましたが、それもランダムに訪れるものですか?
そうかな。でも、ランダムだからこそ、くじを引く回数はめちゃくちゃ意識していますよ。結局は確率論だけど、サイコロを振る回数だけは増やせるんじゃないかっていう。

【教養】古今東西「運をめぐる名言」が伝える絶対法則
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
いつでも彼女がいてモテモテの人は大抵、膨大な数フラれている、なんて話も聞きますしね。運は運。運が良いように見える人は、単に母数が多いだけということが多いのかも。
それにしても再三書きましたが、「運を引き寄せる方法」は眉唾物です。運は運。トライすることはできるけど引き寄せることなんてできない。統計的に検証してほしいですね。例えば株で当たった人たちと交友関係を調べれば、運がいい人と付き合えば運が上がる、ってのが本当かどうかわかるでしょう。たぶん何にも関係ない。統計的検証なくしては星占いと何も変わらない。
それに、人生を最も大きく左右する生まれの運(生まれた国と生まれた家庭)はどうしようもありません。だって気づいた時にはもう籤が引かれているのですから。成功した人は、全てが自分の努力のおかげ、運に恵まれたのもそれを「引き寄せる」努力があったから、なんて傲慢になっちゃいけませんね。
それと。
孫正義の「成功したければ運のいい人と付き合え」ですが
孫さんに言われなくたって、成功してお金と栄誉を得れば、勝手に人がたかってきます。昔のいじめっ子も大親友だったような顔で連絡してきます。
むしろ、運に恵まれず失敗した人に寄り添うような人間になりたいですね。
ispaceが東証上場へ、宇宙スタートアップで初 時価総額約190億円
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
月面着陸を4月に控える中でのIPOか。おそらく「ここまでミッションは順調」というメッセージを出すのでしょうが、むしろ技術的な最大の山は最後の着陸です。その成否で株価が大きく変わるでしょうね。今は買うのも売るもの博打のような気がする。
>未上場時の評価額から8割も安くなる。
厳しいですね。どうしてこんな短期間で時価総額を落としてしまったのだろう。CLPSも獲ったし、まだ何に失敗したわけでもないのに。IPO交渉時に資金繰りの厳しさで足元をみられたか。公開前の時価総額なんて、結局その場その場の駆け引きで決まるから、たいして当てにならないですね。ちなみに累計調達額は268億円だそうです:
https://ispace-inc.com/jpn/news/?p=2339
もし着陸に成功すれば株価は一気に上がるんでしょうが、失敗すれば日本の宇宙ビジネスへの投資が萎みかねない。ぜひ頑張ってほしいです。
H3打ち上げ失敗、電源系統の異常確認 2段目エンジン着火せず
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
また電源系統か・・・ほぼ間違いなく直接的関連性はないとはいえ、2月の打ち上げ中止の時も第一段の電源系統でしたね。
テレメトリーで事象が把握できているようですし、機体の引き上げは必要ないとのことなので、この異常への対応は案外早いかもしれませんし、それを期待しましょう。ですが、たとえこのバグを潰しても、2点の問題の解決が必要です。
①どうしてこのバグが試験に引っ掛からなかったか。V&Vに不備はなかったか。これはシステムズエンジニアリングの問題です。
②国土保全・安全保障に関わる重要ペイロードを初号機に乗せるという判断は妥当だったのか。これはリスクマネジメントの問題です。
H3失敗、電源系統に異常 エンジン点火タイミングの前後
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
また電源系統か・・・ほぼ間違いなく直接的関連性はないとはいえ、2月の打ち上げ中止の時も第一段の電源系統でしたね。
テレメトリーで事象が把握できているようですし、機体の引き上げは必要ないとのことなので、この異常への対応は案外早いかもしれませんし、それを期待しましょう。ですが、たとえこのバグを潰しても、2点の問題の解決が必要です。
①どうしてこのバグが試験に引っ掛からなかったか。V&Vに不備はなかったか。これはシステムズエンジニアリングの問題です。
②国土保全・安全保障に関わる重要ペイロードを初号機に乗せるという判断は妥当だったのか。これはリスクマネジメントの問題です。
来年11月にも月周回飛行 NASAの有人宇宙船
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
Artemis 2は完璧に成功したArtemis 1に人を乗せるだけなので、2024年11月はまったく無理のないスケジュールでしょうし、不確定性も小さい。
ところが月着陸のArtemis 3は事情が全く違う。StarshipベースのHLSつまり月着陸船が必要条件。Starshipは遅れていてまだ一度も打ち上がってない。軌道上ドッキング & refuelingもハードルが高い。その上にさらに月着陸。これをあと2年半でやるのは、さすがのSpaceXをもってしても簡単じゃない。大幅に遅れる可能性は十分にあるし、不確定性も非常に大きいです。一方、背後からは中国の足音が迫っています。

【直伝】人材のプロが教える「ヒキが強い人」の行動 20選
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
「ヒキの強さ」をもたらす要素?そんなもんありません。あっても微々たるもの。だって人生を左右する2大要素運の生まれた国と生まれた家庭は完全に運。成功した人を分析して要因を調べる?まずは生存者バイアスという言葉をググってみてください。
もう100回くらい書いたけど、成功も失敗もだいたい努力半分、運半分。特大の成功ほど運の要素が強いものです。にもかかわらず、だいたい成功した人はぜんぶ自分の努力の成果だと思ってるし、失敗した人はだいたいぜんぶ運のせいだと思ってる。どちらも半分しか正しくない。特に成功した人ほど謙虚にならなくてはいけません。
運のせいで生まれた格差を是正するのが、政府の所得再配分です。当たりくじを引いた人からたくさん税金を取って外れくじを引いた人に回す。過剰な自己責任論がおかしいのはそこです。
一方、もちろん親ガチャはあれど、日本に生まれたというだけで、世界的に見れば特大の当たりくじであることも覚えていてください。
「過去に聞いたことない」専門家も驚き H3ロケット打ち上げ失敗
小野 雅裕NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家
やー、ほんとに。ってか、第一段エンジン燃焼終了で「もう大丈夫だろう」とみんな思ったのでは。実況の人も、第二段点火の信号が来ないことに首を傾げつつも、単に情報が更新されてないだけと思ったようで、)ひとまずほっとしました」と言っている。
前回の第一段エンジン点火直後のアボートは比較的よくある。
でもまさか、第二段エンジン着火で失敗するとは思わないよなあ。
前向きなコメントが多くて嬉しいのですが、、、しかしもしかしたらこれは、「失敗しても挫けず前に進もう」ってだけじゃ済まされない種類の失敗かもしれない気がします。まあ、続報を待ちましょう。

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