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【考古学最前線】縄文人たちは土器で何を調理したのか
根本 毅サイエンスライター
取材・執筆を担当しました。
庄田さんは、どの研究について聞いたらいいか困ってしまうほど、さまざまなテーマで研究を進めています。今回はその一部を紹介させていただきました。
話をうかがっていて、考古生化学の登場でやっと「考古論」から「考古学」になれるんじゃないかなと思いました。古代の人の暮らしなんて、誰も見ることができません。土器を観察して古代の人の暮らしを類推しても、それが正しいか検証できなかったわけです。ところが、自然科学的手法を取り入れることによって、少なくとも実験結果を基に地に足がついた議論ができるようになりました。
今後の考古学の発展が期待できそうです。どんな結果が出てくるのか、ワクワクします。
なぜ、他人を搾取するのか。サイコパスの脳と行動原理
根本 毅サイエンスライター
面白いですね。自分も「サイコパス」なのではないかとドキドキしながら読みました。
だって、自分には冷淡な面もあるし、良心がないかもと思うときもあるし、衝動的な時もあるし、利己的な行動を取りたくなることはたくさんあるし……。「いい人に見える」かどうかは分かりませんが……、どうなんだろう。
でも、こうしたことをドキドキしながら考える時点で、この記事で言う「サイコパス」ではないんでしょうね。私の場合、ストッパーとして感情が働いてくれているようです。ちょっと安心しました。今後、サイコパス化する可能性もあるんでしょうけど。
なんとなく、「良心」が働くか働かないかが、「サイコパス」の境界線のような気がします。「良心」を作り上げるのに、進化の過程で得た共感という能力が必要なのかもしれません。
「サイコパス」の傾向と対策を考えるのに役立つ記事でした。多様性なのかな、と思います。その人に罪はなさそうです。自衛のため、近づかないのが一番ですね。
【警鐘】日本壊滅の危機。1億人が被災する破局的噴火に備えよ
根本 毅サイエンスライター
取材を担当しました。
日本で今、破局的噴火が起きたらどうなるかをお聞きした時、考えるのをやめたくなりました。諦めるしかないだろうと。
タイトルは「1億人が被災」という表現にしていますが、最悪の場合は1億人が全滅です。ライフラインと交通が途絶し、外部からの助けは望めない、脱出もできない、という状態が続くわけです。地獄が訪れます。
やはり、思考停止はいけません。世界では、破局的噴火より発生確率が低い巨大隕石の衝突を避けるための研究も行われています。巨大隕石の方は海外の誰かが解決してくれる可能性がありますが、日本の破局的噴火は自分たちで何とかする必要があります。
巽好幸さんは、試練とともに多くの恩恵を与えてくれる日本列島のことを広く知ってもらう必要があると考え、恩恵(=日本の食文化)と日本の火山活動を結びつけた「美食地質学」を展開しています。関心のある方は、巽さんが所長を務める「ジオリブ研究所」のホームページををご覧ください。
驚きの論文工場。中国発「フェイクペーパー」が増殖中
根本 毅サイエンスライター
取材・構成を担当しました。
こんなことが起きているなんて全く知らず、話をお聞きして大変驚きました。実際にペーパーミルと闘っている編集者の証言は、やはり重みがあります。
新聞記者時代にいくつか研究不正を取材しましたが、それらとは異次元の世界ですね。画像処理をすると切り張りの跡が見える、という「従来」の不正がかわいらしくさえ感じます。
現在は、学術誌の編集者に負担が集中している状況です。しかし、フェイクペーパーによる汚染は、科学をベースに成り立つ私たちの社会全体に影響を及ぼします。ですから、科学の秩序を守るために、私たち研究者コミュニティー外の人間も「防衛」について考える必要があるのではないでしょうか。
素人考えかもしれませんが、性善説が成り立たなくなりつつあることを認識し、論文審査に著者の面接や実験室の訪問などを一部導入する、という対策はいかがでしょうか。あるいは、外部の認証機関を設けて、研究者に認証を受けてもらうとか。
でも、問題は中国国内にあるんですよね。ものすごく難しい問題です。
NORMAL
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