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【3分解説】マネフォと三井住友「Olive」、大型提携の理由
中川 雅博NewsPicks 副編集長
個人的な話ですが、ほとんどの支払いをキャッシュレスに切り替えてから、かれこれ5年ほどマネーフォワードの家計簿アプリを使っています。見える化されるのはいいのですが、「で、最適な資産形成の方法を教えてよ」といつも思っていました。そんな疑問に答えてくれるサービス像がようやく出てきたという印象です。
1人1人のお金にまつわるデータはあちこちに散らばっています。新NISAで資産運用の機運が高まる中、全部を俯瞰したい、分析してアドバイスが欲しい、と思う人も少なくないのではないでしょうか。一方で、企業が1社でやるのには限界があります。誰かと手を組むにしても、利害を一致させることも難しい。そんな中でマネーフォワードと三井住友カードのタッグは、業界の先例になるのかが注目されます。
【独占】グーグルが密かに立ち上げた「AI実験室」の正体
中川 雅博NewsPicks 副編集長
labs.google というウェブサイトを覗いてみると、AIを使ったいろいろなサービスが並んでいます。音楽を作ったり、画像を作ったり、何の役に立つのかわからないものも少なくありません。これは全部グーグルの「実験」。2022年に立ち上がった「Google Labs(グーグル・ラボ)」という組織が、生成AIの技術を使ってとりあえず作ってみたものたちなんです。
昨日の記事で紹介した「NotebookLM」もこの実験から生まれたサービス。ChatGPTの登場でOpenAIに押され気味だったグーグルですが、巨大企業になった今でも、なんとかスタートアップマインドを取り戻そうとしているようです。
【必見】グーグルの「AIノートブック」で読書も仕事もはかどる
中川 雅博NewsPicks 副編集長
自分がアップロードしたドキュメントを基に、自分専用「ボット」を作ってくれる。グーグルが6月から日本でも提供を始めたAIサービス「NotebookLM」は、そんな使い方ができます。(皆さんもぜひ、使ってみたエピソードをご共有ください!)
グーグルは年に1度の開発者会議「Google I/O」で1年以上前にデモ版を披露。ただそのときは、いまいち何に使うのかよくわからず、あまり注目はしていませんでした。学生向けという位置づけで発表されていたこともあります。
しかし今回日本など世界で提供が始まり、Xでは瞬く間に驚きの声が広がりました。ありそうでなかった便利ツール。読書も、仕事も、生活全体も変えてしまうほどのインパクトがありそうです。とりあえず、何でもかんでもぶち込んで使ってみようと思います。
大増殖「チャージスポット」元ラッパー社長の戦略が周到すぎる
中川 雅博NewsPicks 副編集長
モバイルバッテリーのレンタルサービス「ChargeSPOT」。最近コンビニや駅などでよく見るな、と思っている方も多いのではないでしょうか?実はすでに年間100億円規模のビジネスに育っているんです。
今回は、このChargeSPOTを手掛ける会社、INFORICHをデューデリします。私自身注目し始めたのが、2022年の上場前。スタートアップの資金調達ランキングの上位に食い込んでいる見知らぬ会社でした。
いつの間にか、日本全国のあちこちにバッテリーのレンタルスタンドが出現。業績もすごい勢いで伸びている。調べてみると、ラッパーとしてメジャーデビューもしていた社長が率いているらしい。一体何なんだ?!ということで、取材を始めました。
当初は「こんなビシネス儲かるの?」とも言われていたそう。そんな疑問の声を跳ね返す快進撃の真相に迫りました。
【直撃】日本企業をガチ分析。最恐投資家「オアシス」が吠える
中川 雅博NewsPicks 副編集長
「創業家社長の自宅の庭の手入れを社員にやらせている」「会社が購入したマンションに社長の妻が住んでいる」。エレベーターメーカー「フジテック」の創業家が会社を私物化している、解任せよ──。
2022年、そんな資料が公開され、ネット上でも広く拡散しました。この資料を作ったのが、アクティビストのオアシス・マネジメントです。「探偵か」とも言われたほどの調査内容が話題となりました。
そんな派手なキャンペーンで知られるオアシス。今週の株主総会ラッシュでも、その動向には注目が集まっています。6月27日には、投資する熊谷組と北越コーポレーションの総会が控えています。彼らの素顔に迫るべく、ファンドを率いるセス・フィッシャー最高投資責任者に直撃しました。
【直撃】ヤフー社長「100億円VC」転身で明かす、投資の真髄
中川 雅博NewsPicks 副編集長
ヤフーのEC事業責任者やPayPayの立ち上げ、そしてヤフー社長を歴任した小澤隆生さんと、ヤフー傘下のベンチャー投資ファンド・YJキャピタル(現Z Venture Capital)を長年率いてきた堀新一郎さんという、経営と投資のプロの2人が新しくベンチャーキャピタルを立ち上げました。その名も、Boost Capitalです。
これまでのベンチャーキャピタルとはかなり趣が違います。数%の少額出資だけでなく、スタートアップを買収してしまおうという計画も。スタートアップの成長の道として、株式上場が多かったここ日本で、M&Aも増やしていこうという狙いのようです。
百戦錬磨のお二人に新ファンドでやりたいこと、そして投資の極意について、たっぷりと聞きました。
【潜入】教育AI・アタマプラスが仕掛ける「サブスク塾」の全容
中川 雅博NewsPicks 副編集長
大学受験のときは、集団授業の塾にも、個別指導の塾にも通いました。今となってはそこまでする必要があったのかとは思いますが…。苦手な数学はアタマプラスがあればもっと克服できたのかな、などとちょっと考えてしまいます。
アタマプラスを全面導入している長野県の個別指導塾「まつがく」に足を運ぶと、拍子抜けするくらいシーンとしていました。でも生徒たちは皆真面目に黙々と勉強しています。その背後で、職員やアルバイトの人たちは結構綿密に、学習の進捗をチェックしていました。ちょっとサボり気味の生徒には声をかけたりと、「人の目」というのはまだまだ大事なのだなと思います。
高校3年の受験生にも話を聞きましたが、「ここにしか通ったことがないのでアタマプラスを使う以外の塾を知らない」とのこと。塾=名物講師が熱く講義するところ、というイメージは世代とともにどんどん変わっていくのかもしれません。
【日本初】スタートアップ「専用」の健康保険が始まった
中川 雅博NewsPicks 副編集長
誰でも当たり前に加入している「健康保険」ですが、実際の仕組みがどうなっているかまで知っている人は少ないのではないでしょうか。今回、スタートアップとベンチャーキャピタルに特化した健保が登場しました。ひたすら成長を追い求める一方で、社員の健康もとても大事。健康を守る仕組みが整っていない会社も多い中で、スタートアップの事情に合った受け皿となりそうです。
私も含め、ユーザベースの社員は「関東ITソフトウェア健康保険組合」に加入しています。被保険者数と被扶養者数をあわせた加入者数は100万人近くに上ります。恥ずかしながら私も最近知ったのですが、保険料率が今年の3月に、8.5%から9.5%へと上がりました。実は多くの健保が今、厳しい財政状況に直面しているんです。
そんな健保事情も含めて、スタートアップ健保が生まれた背景を詳しく解説しました。
【孤高】成長は追わない。「A.T.カーニー」戦略コンサルの鉄則
中川 雅博NewsPicks 副編集長
コンサル特集4日目は、マッキンゼーを源流とする戦略コンサルファーム、A.T.カーニーの関灘茂・日本代表のインタビューをお届けします。2014年、当時32歳での最年少パートナー就任で注目を集め、この5月からはアジア太平洋の代表も任された人物です。
元は同じでも、今や4万人以上を抱えるマッキンゼーとは一線を画し、「むやみに大きくならない」という方針を貫いています。AIやDXが盛り上がり、コンサル業界も拡大路線に突き進む中で、1つのアンチテーゼ的な存在かもしれません。
コンサルの顧客は日本の大企業トップ20社。さらにスタートアップ200社を支援し、変革人材を2000人にする――。そんな構想も掲げます。企業としての成長を追わない一方、長年築いた大企業との関係性で稼げるからこそ、「カネにならない」ことまでやってしまう。それが果たして社会にどれくらいのインパクトをもたらすのか、注目したいと思います。
【直撃】買収も合弁も増える。戦略コンサル「ボスコン」大攻勢
中川 雅博NewsPicks 副編集長
日本にある戦略コンサル会社の中で、唯一1000人を超える規模になったのが、ボストン コンサルティング グループ(BCG)です。気づけば「少数精鋭」を超える規模に。そして日本のビジネスは、グローバルの中でも成長速度が早いといいます。
コンサル特集2日目は、そんな日本の事業を率いる内田有希昌・共同代表へのインタビューをお届けします。
「未上場だからこそ無理な成長はしない」「クライアントの課題にじっくり向き合う」。その一方で、伊藤忠との合弁が話題になりましたが、合弁や買収も厭わないとのこと。戦略コンサルも、備えるべき機能が激しく変化しています。その手段として、上場企業との合弁を選んだ決断は吉と出るのでしょうか。
【図解】マッキンゼーも悩む。「戦略コンサル」100年目のジレンマ
中川 雅博NewsPicks 副編集長
今週のNewsPicksは(再び)コンサルティング業界の特集を展開します。コンサルの誕生から100年以上の間、業界は時代の波とともに形を変えてきました。特にテクノロジーが台頭してからは、求められることも大きく変わり、競合する存在も広がりました。
最近、マッキンゼーに関するニュースを見聞きすることが増えたかと思います。世界一の戦略コンサルファームも、大きな岐路に立たされています。そもそものコンサルの歴史から、その先のデジタル時代の生きる道をめぐるジレンマまで、図解で解説しました。
特集2日目の明日は、ボストン コンサルティング グループ(BCG)の内田有希昌・日本共同代表のインタビューをお届けします。
先日NewsPicksでも取り上げましたが、伊藤忠商事との合弁会社設立が話題となりました。「合弁会社の形は増えるだろう」と内田氏は話します。BCGとしての生きる道について、広範に話を聞きました。
【5分解説】グーグルが「AI祭り」でブチ上げた猛攻の狼煙
中川 雅博NewsPicks 副編集長
毎年恒例、グーグルの開発者カンファレンス「Google I/O」が開催されました。その名の通り開発者向けなので、もともとはAndroidアプリの開発者をメインの対象にしたイベントでしたが、いつしかPixelの新製品発表の場にもなったり、段々となんでもありな会になっていました。
しかし今年は、開発者を巻き込んでAIを徹底的に盛り上げるという意思を感じました。ものすごくサプライズな内容があったわけではありませんが、生成AI「Gemini」を世界規模のサービス群と着実に融合してきています。
ちなみに1年前は下記のような記事を出していました。当時はまだGeminiという名前もありませんでした。1年は長いようで早いものです。
https://newspicks.com/news/8450336/body/
そう考えると、生成AIによる検索結果の要約機能「AI Overview」は今回一般提供が始まりますが、この変化の激しい中で発表から提供まで1年をかけたということです。30兆円規模のビジネスであることを考えると、それでも早いのか、やはり大企業らしく慎重だったのか。いずれにしても、グーグル検索にユーザーを引き止める策になるかが注目です。
NORMAL
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