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ソニーとNature、女性研究者対象にした新賞創設--研究活動費として賞金25万ドル
大隅 典子東北大学 副学長・教授
女性を対象とした国際的な賞は、他にも「ロレアル-ユネスコ女性科学賞」などがあります。こちらはよりキャリアの若いステージの方を対象としている点に特徴がありますね。着目を浴びることがロールモデルの可視化となるとともに、受賞者にとっても次の大きな賞へのステップとなるでしょう。
東北大学では独自に「紫千代萩賞」という若手(准教授まで)を対象とした顕彰制度を設けています。
https://dei.tohoku.ac.jp/initiatives/murasaki_sendai_hagi_award/
国際女性デー関連イベントとして、3/19に授賞式およびオンライン講演会を開催します。
https://dei.tohoku.ac.jp/event/32540/
TSMC、独走一段と 2ナノ品 年内に試験ライン 米中勢、追い上げ狙う
大隅 典子東北大学 副学長・教授
2024年募集の国際卓越研究大学に東大が当然ながら申請予定。日本の大学の在り方をV字回復させるための施策を実行するのは各大学なので、東大がどのように”変わる"のかは日本の将来に関わると思っています。
この記事の中で「27年秋に新設を目指す文理融合型で5年間一貫の教育課程「カレッジ・オブ・デザイン」」について触れられていますが、秋入学(=国際化対応)に加えて「文理融合」という点が、東大の女子学生比率向上に若干でも貢献できると良いと考えます。
ちなみに、昨年、国際卓越研究大学の候補として認定を受けた東北大学では、その計画の中で現状で定員の3割を占めるAO入試を最終的に100%まで引き上げることを予定しています。
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2023/09/news20230901-koho.html
明治期の学制には種々のオプションが併存していたことを考えると、第二次世界大戦後に均一化していった(しかしながら、大学の規模は著しくことなるものが混在する)状況が、これから大きく変わることになると思います。つまり、本当の意味での「個人」を大切に考える教育に繋がっていけばと願います。
スタンフォードトップ学生を選抜 在任16年の元学長が注力する奨学金とは
大隅 典子東北大学 副学長・教授
弊学はスタンフォード大学と連携しています。元学長がチューリング賞受賞とは素晴らしい。
「ヘネシー氏は毎日のようにKHS専用のスタンフォード大学キャンパス内にある「デニング・ハウス」のオフィスにいて、学生の議論にも参加してくれます。刺激を与えあう環境で、物事の考え方をアップデートしている感覚があります。
最大の魅力は「オープンな議論と対話」です。明確な答えがないことについて、互いにアドバイスしあい、点と点を結ぶ力がきわめて高い。自分の能力や発想だけで勝負するのではなく、チームとして世界で最先端の議論をしようとする姿勢は、自分のリーダーシップ像を大きく変えていると思います。」
対話は大事。
筋肉量の多寡にかかわらずタンパク質の摂取量が高齢者の全死亡リスクに関連、東京都済生会中央病院報告
大隅 典子東北大学 副学長・教授
こちらは予測していたことですが、やはり高齢者の健康維持のためにはタンパク質摂取が重要とのエビデンス。
慶應義塾大学と川崎市が共同で行っている「川崎元気高齢者研究(Kawasaki Aging and Wellbeing Project;KAWP)」として、分析された833人の特徴は、平均年齢86.5±1.36歳、女性50.6%、BMI23.1±3.16。「タンパク質摂取量が多いほど全死亡リスクが低いという有意な関連」があったとのこと。
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著者らは、本研究が観察研究であるために解釈に限界があるとした上で、「ADLが自立している85歳以上の高齢者では、タンパク質摂取量が多いことが全死亡リスクの低下と関連しており、この関連は筋肉量にかかわらず認められた」と結論付けている。
また、タンパク質エネルギー比が高い群ほど魚の摂取量が多かったことから、「魚には抗炎症作用や発がん抑制作用が報告されているn-3系多価不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、健康に対して多面的なプラス効果を期待できる。高齢アジア人の健康アウトカム改善には、魚を中心とするタンパク質の摂取量を増やすことも重要なポイントではないか」と述べている。
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